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商品説明
初めて明かされた“水上文学”の土壌。電灯も風呂もない極貧の生家、“口べらし”のため幼くして出された寺でのみじめな日々、京都五番町で初めて女を抱いた夜の記憶—これは著者自身が語る赤裸な告白の書である。【「BOOK」データベースの商品解説】
社会から虐げられている者、宿命に翻弄される者の姿を多く描いた小説家・水上勉。極貧の生家、口べらしのため幼くして出された寺でのみじめな日々、初めて女を抱いた夜の記憶などを綴る。〔「わが六道の闇夜」(読売新聞社 1975年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
水上 勉
- 略歴
- 〈水上勉〉1919〜2004年。福井県生まれ。小説家。社会から虐げられている者、宿命に翻弄される者などを描いた作品が多い。「雁の寺」で直木賞、「寺泊」で川端康成文学賞を受賞。
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紙の本
水上文学は貧困化する日本社会への警告である
2014/03/02 05:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ウルルン - この投稿者のレビュー一覧を見る
これを読んでみて、一気に水上世界へ引き込まれた。
水上氏の文学世界の根底は「貧困と母への思慕」である。
貧しい少年時代、電気も無い部屋で本を読み、若狭特産の一匹の鯖を
大人数の兄弟で取り分けるが、水上氏の母は食わずにニコニコしていた
など、母の愛を痛烈に追体験させる本である。