どうぶつえんのいちにち （いちにちといちねん絵本シリーズ）

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投稿者：迷子の子猫ちゃん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

小学1年生の娘は、動物園が大好き。動物園に行くと、自分の好きな動物を探しに行く探検がはじまるので、体力のないアラフォーの私はヘトヘトになってしまう。だが、この絵本なら、体力の心配もなく、子どもと一緒に“探検気分”で動物園を楽しめそうだ。

　同じ場所から見た動物園を、《あさ６じ　おはよう》、《あさ８じ　あたらしいどうぶつ》、《あさ10じ　かいえん》、《ひる12じ　えさのじかん》、《ひる2じ　にげた！》、《ひる3じ30ぷん　テレビさつえい》、《ゆうがた6じ　あめふり》、《よる9じ　おやすみなさい》と、動物園の朝から夜までの、１日の移り変わりがよくわかるように構成されている。

　どのページにも必ず出てくる人や動物がいたり、逃げ出す動物や、すりをする悪い人がいて、どうなるのだろう？　と、ページをめくるのが楽しくなるような“しかけ”がちりばめられている。ページの下には、９種類の小さい絵が並んでいて、同じ絵が、上の大きい絵の中から探す問題があり、たくさんの人や動物の中から見つけ出しては、大喜び。小さい絵を全部探したあとも、絵を見ながら、＜魚のシャツを着ているおじさんはどこ？＞や、＜りんごみたいなのを食べている人はどこでしょう？＞という問題を出してあげたら大喜び♪

　最後に、【どうぶつえんでは　きょうも　いろいろなことが　おこりました。ぜんぶ　さがせるかな？】を見ると、見落としていた出来事がたくさんあって、改めて確認。《あさ10じ》では、カップルで来ている男の人が、ぞうに足を踏まれて痛そうにしていたり、《ひる2じ》には、たったまま寝ている飼育係の人がいた。関係ないが、私も、お昼過ぎの２時頃は、よく眠気に襲われている･･･。

　この絵本は、探し絵など、知育遊びの要素が織り込まれているから、３０分以上は楽しめるかも。おとなしく待っていなければいけない病院での待合室とか、退屈しそうな電車の中とかに、この絵本を持って行くと、親子で退屈せずにすみそう。