左京区恋月橋渡ル

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【初めて恋するときめきを描いた純情恋愛長編

四年間の学生生活を送った京都で、山根は四月一日から工業化学科の大学院生として新たなスタートをきった。学部生のころから暮らしている学生寮には、生物学科の安藤をはじめ電気電子工学科の寺田などゆかいな仲間たちのほか、数学科の龍彦もときどき遊びにやってくる。研究室でその日、明け方までかかってやっと山根は仮説を裏づける数値を導き出したが、教授から簡単な計算ミスを指摘され、ひとり居残りを命じられる。気分転換に糺(ただす)の森を訪れると突然の雷雨に見舞われ、豪雨の中に浮かび上がる満開の山桜の向こうに、白いワンピースを着たそのひとがいた。あれこれ考える前に楼門の下まで駆け寄り、自分の傘を彼女の足もとに置いて、一目散に立ち去っていた山根。ずぶ濡れになったせいか熱を出し、熱が下がってからもどうも様子がおかしい。そして京都御苑での花見の席で、龍彦のガールフレンドの花にいとも簡単に見抜かれる。「山根くん、もしかして好きなひと、できた？」。花は言う、もう一度姫に会いたければ、下鴨神社に毎日参拝すべし――と。
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期待大だっただけに残念の一言。
最初はもの凄く好感度。
だけで姫が近々結婚することあたりから一気に急降下。
何考えてるんねんって突っ込みたくなりました。
ちょっと恋愛話的には、浅すぎ。
最終的に読み終わってからは、ガイドブック？ってな気持ちなりました。
残念。

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もう、なんでしょ、この気持ち。このキュンキュンくる気持ち。
ずいぶん長く忘れ去っていた「恋」する気持ちがどどどどっとあふれかえってきちゃって大変でした（笑）
山根くんの不器用な恋に活を入れながら全力で応援したくなる。
いや、それよりも山根くんたちと一緒に寮で暮らしたい！
毎朝六時半にラジオ体操をして朝ごはんを食べたい！
青春だ！青春だ！青春だ！そして恋だ！
久しぶりにスカッと爽やかな青春不器用恋物語を読みました。
あぁ、気持ちよかったぁ。

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この初々しさと、この熱い感じとさわやかさ、良いです。すがすがしくてあたたかな気持ちになりました。そして何だか恋したくなりました（笑）

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七夕通り東入ルに続く爽やかな恋物語。七夕通りの花ちゃんと龍彦も登場するのは嬉しいし、今回は山根君の儚くも楽しい恋模様が、京都の風景と一緒に綴られていく。探せばそこに寮があって、山根君や安藤君達が七厘で焼き鳥を焼いているような気がしてしまう。ラストがまた大文字焼きとあわせて圧巻。いつだって瀧羽さんの物語は応援したくなる魅力的な人物達にあふれているなぁと思う。

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一日の始まりはやはりラジオ体操だと確信する。
変り者だらけの寮生活に憧れる。
クマリン、蛍のエネルギー回路とか小ネタが好き。
山根くんの告白は清々しい。

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瀧羽麻子の小説を読んだ。これは、以前の「左京区七夕通東入ル」のスピンオフで、続編のような時間の経過がある。

主人公は京都吉田山の近くの大学の学生。学生たちた住む寮を舞台としつつ、京都の四季を背景にしている。花見、葵祭、ホタルの鑑賞、寺院、五山の送り火。京都ならではの風物が背景にある。
寮生は主に工学部の院生たち。ひとつの課題を深く掘り進むタイプのようで、まだ、専門の学業以外の知識・経験は少ない。純粋な男たちを描いている。ちょっと純粋すぎるのではと思うこともある。
僕自身の大学生活を思うと、学業以外は教会に通うことくらいだったので、同じようなものだ。そこへ２６歳の美人が現れるところでドラマが始まっていくようだ。
前回の小説では、若かった女性の登場人物が大人になって、社会人になっている。

院生は学部生と違いどこか、社会人の一歩手前のモラトリアムなような気がする。実験に追われているのは、分からない。僕はシステム設計をしてたので、ソフトな部分のことであった。何か継続的に観察すると言う科学的な手法ではなかった。徒弟制のようでもあった。
この小説はハラハラ楽しめる。しかし、読むのに時間がかかった。それだけ難しいことを表現に扱っている。

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左京区七夕通り東入ルの姉妹本。
今回は龍彦の友達、山根くんが主人公。
不器用なりに一生懸命にひたむきな山根くんに癒される。
彼のドキドキも落ち込みも恋をする心理が丁寧に書かれていて良い。
安藤も花ちゃんもでてくるし、ラストも良かった！！
安藤が主役の本も書いて欲しいなー

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恋に対して不器用な山根くんがとても可愛くて、「頑張れ！」と、応援しながら読み進めました。
「あなたに出会えて良かった」と心から思えるような恋。
そんな恋ができた山根くんが、ちょっぴり羨ましくもあります。
初恋って、いいものだな～！

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〈内容〉京都の理系男子が初めて恋した相手は姫!?たいせつに育まれる初恋のときめきをいとおしく描いたとびきりキュートな純情恋愛長編。

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山根くんが恋をした。
恋のお相手は、神社で雨宿りをしていた美人。
傘を貸すだけで精一杯、連絡先まで聞けなかった…。

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「左京区七夕通東入ル」の姉妹編
まさかのヤマネくんにスポットが‥！
成就しないところもヤマネくんらしくてよいです笑
ちょいちょい出てくる花ちゃんとたっくんにもにやにやしつつ、もうちょっと出してほしかった！

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京都を舞台にした、理系男子の恋の物語。研究に恋に行事にと奮闘している山根くんにエールを送りたくなる。さり気なく京都の観光アピールをしているところもいい(笑)

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ヤマネくんのお話です。

「恋」を知ったヤマネくん。
その、もやもや。出会わない方がよかったのではないかという葛藤。
それらの想いすべてひっくるめて「恋」なんだと。

姫からの言葉で、ヤマネくんだけでなく私も救われました。

きらきらした時間を得ていたのは
ヤマネくんだけではなかったのですからね・・・・・。

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この小説はシリーズ二作目。こんなに面白いなら、一作目から読むんだった、、、

さて、本編の主人公は、エネルギーを研究する工学部工業化学科の大学院生・山根。生まれてこのかた、あまり女性に関心を持ったことのない典型的な理科系オタクでむさくるしい仲間たちと大学寮暮らしを楽しんでいる。

興味があるのは「火」。鴨川と高野川の交わる三角州で、研究明けに花火を楽しむのが最大の愉しみという変人ぶり。そんな彼が、雨降りの4月1日に山桜が咲き誇る下賀茂神社で、楚々として美しい「姫」と出会ってしまう、、、

春の出会いから真夏の大文字の送り火まで、京都らしい行事を追いながら、遅ればせの理科系男子の初恋が展開されていく。時として苦しく、時として応援したくなるこの気分。

気がつけば、読み手もすっかり学生気分に戻っているから不思議。これは仲間にエールを送って応援するその感じに似ている。