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同時代史 (ちくま学芸文庫)
殺戮、陰謀、裏切り…。暴帝ネロの自殺後に繰り広げられた凄まじい政争を、希代の歴史家タキトゥスが臨場感溢れる雄渾な筆致で記録したローマ史の大古典。〔1996年刊の改訂〕【「...
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商品説明
殺戮、陰謀、裏切り…。暴帝ネロの自殺後に繰り広げられた凄まじい政争を、希代の歴史家タキトゥスが臨場感溢れる雄渾な筆致で記録したローマ史の大古典。〔1996年刊の改訂〕【「TRC MARC」の商品解説】
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稀代の歴史家、タキトゥスが著した帝政ローマ期の歴史記録です。
2020/04/20 11:12
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、帝政ローマ時代の政治家であり、歴史家であったコルネリウス・タキトゥスによって著された書で、同書には、皇帝ネロが亡くなった後に発生したローマ帝国の内乱の様子が鮮やかに描かれています。ゲルマニア軍のウィテッリウスがヒスパニア総督であった元首ガルバに叛旗を翻したこと、アレクサンドリア軍からはウェスパシアヌスが皇帝として奉戴されていたこと、人間の欲望が絡みあい、殺戮、陰謀、裏切りなどの凄まじい政争が繰り広げられたことなどが臨場感溢れる雄渾な筆致で記録されています。同書の構成は、「ローマ帝国の状況」、「ガルバとピソの養子縁組」、「オトの叛逆」、「ガルバの抵抗と最期」、「ゲルマニア軍の蜂起とウィテッリウスの擁立」、「ウィテッリウス派の将兵、イタリアへ進撃開始」、「オトと首都と属州」、「首都の不穏な気配」、「オトの出陣」といったテーマとなっており、古代ローマ帝国史をもっと知りたい人には絶好の一冊と言えるでしょう。