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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2011.12
- 出版社: 暮しの手帖社
- サイズ:25cm/176,7p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7660-0173-0
紙の本
花森安治のデザイン 『暮しの手帖』創刊から30年間の手仕事
『暮しの手帖』表紙原画、書籍装釘原画、カット・手書き文字、新聞広告版下など、花森安治の作品約300点を掲載。関連年譜。掲載目録も収録。花森安治生誕100年記念出版。【「T...
花森安治のデザイン 『暮しの手帖』創刊から30年間の手仕事
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商品説明
『暮しの手帖』表紙原画、書籍装釘原画、カット・手書き文字、新聞広告版下など、花森安治の作品約300点を掲載。関連年譜。掲載目録も収録。花森安治生誕100年記念出版。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
花森 安治
- 略歴
- 〈花森安治〉1911〜78年。神戸市生まれ。東京帝国大学文学部美学美術史学科卒業。48年『美しい暮しの手帖』創刊。72年「一銭五厘の旗」が第23回読売文学賞受賞(随筆・紀行賞)。
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紙の本
あけましておめでとうございます
2011/12/24 11:27
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:和田浦海岸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「文藝春秋」2012年1月号をパラパラめくれば、そこに年賀状特集。
「母・佐藤愛子の困った年賀状」という箇所が、もう、見るだけで大笑い。写真年賀状の珍傑作。新年早々、笑うかどには福が来たる。という見本。
ここから、
私は、「花森安治のデザイン」一冊をおすすめしようと思うんです。
うん。この切り口からなら、すんなりといけそうです。
それが、「年賀状」。
「花森安治のデザイン」には、「暮しの手帖」の表紙ばかりか、ページのカットも、ていねいにひろわれており。なんと、「読者への年賀状」のページまでありました。
さてっと、佐藤愛子さんの年賀状にかぎらず、最近は写真の年賀状がふえているようです。「花森安治のデザイン」は、それへも見事に、適応しておりました。その表紙撮影という箇所には、こんな文があります。
「1958年、44号から、今まで描き続けていた表紙を写真に変える。・・構図は花森の頭の中だけにある。口出しは許されなかった。真上からの撮影は、花森美学の一つである。スタジオの天井は、屋根裏からカメラが構えられるよう、四角く切り取られていた。表紙用写真は、タイトル文字を組み合わせるため、ものの位置を微妙に動かして、何カットも撮る。・・・時間はかかり、深夜に及んだ。・・細部まで手を抜かない姿勢は、どの仕事でも全く変わることがなかった。」(p44)
年賀状には、絵や写真やカットをいれず、
言葉だけの年賀状を書いている方。
そういう方にも、おすすめします。
「花森安治のデザイン」には「手書きの文字」のページもあります。
文字のサイズに配置にと、花森安治の一点一句をおろそかにしない表現は「新聞広告版下」のページをご覧になれば、これまた年賀状の文字配置への格好のひらめきをひきだす視覚効果バツグン。
以上、おすすめはさまざま。
この「花森安治のデザイン」を身近に置くと
いろいろな、切り口からの発見が待っており、
願わくば、
あなたの、一太刀をお聞きかせ願いたくなる、
そんな魅力の一冊。
ちなみに、文藝春秋1月号には「著名人36人 年賀状に書き添えたい一言」という箇所もあります。そこにドナルド・キーン氏も書いております。
「私は正直言って、年賀状に添える一言に特別の思いはありません。近年は秘書が撮った写真を印刷した年賀ハガキをみなさんに送っています。」
とキーン氏ははじまり、そのおわりはこうでした。
「特に思い入れのある言葉はないと冒頭に書きましたが・・・私はとにかく年賀状には心をこめて、『あけましておめでとうございます』と書くでしょう。」
そういえば、「花森安治のデザイン」にある、読者と仕事でお世話になった方へ毎年送っていた年賀状のページ(p158~159)には、カットとともに、ローマ字やひらがなで『あけましておめでとうございます』という文字がどれも共通しておりました。『賀春』『謹賀新年』とかの漢字は一切ナシ。
「花森安治のデザイン」の「おわりに」はというと、
大橋鎭子さんが、書いておられました。
途中から引用
「・・このたび、誕生100年の記念として、編集者としてその生涯を送った花森安治の生きがいであり、よろこびであった『暮しの手帖』の表紙原画すべてと、カット、手書き文字、新聞広告の版下などの一部を一冊にまとめ、皆様にお目にかけたいと思います。これらは、普段は決してお見せすることのない印刷前のものですが、それだけに、花森の筆づかいや気持ちが、直に感じられます。この原画の数々は、すべて長い間、暮しの手帖社で大切に保管して参りました。・・・」
うん。息を呑むような一冊となっております。
紙の本
素敵な本
2017/12/26 00:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナナカマド - この投稿者のレビュー一覧を見る
買ってよかった、ずっと持っていたいと思える本です。文字・作品の構成が上手く、空きすぎず詰まりすぎずとても見やすいです。着彩・文字・鉛筆画のほかに年賀状なども載っていて、花森安治さんの作品をたっぷり堪能できる1冊です。何度も開いて見たくなります。絵や装丁に興味のある方へのプレゼントにしても喜ばれそう。値段以上の価値が十二分にあります。
紙の本
おしゃれ
2016/09/30 19:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
素朴なんだけどきらりとしたセンスが光る素敵なデザインがいっぱいで
何度でも見返したくなります。
見覚えのある挿絵から初めて目にするものもいっぱいありました。