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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2011.11
  • 出版社: 祥伝社
  • サイズ:20cm/327p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-396-63373-8

紙の本

蜩ノ記

著者 葉室 麟 (著)

豊後・羽根藩の奥祐筆・檀野庄三郎は、城内で刃傷沙汰に及んだ末、からくも切腹を免れ、家老により向山村に幽閉中の元郡奉行・戸田秋谷の元へ遣わされる。秋谷は七年前、前藩主の側室...

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蜩ノ記

税込 1,760 16pt

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商品説明

豊後・羽根藩の奥祐筆・檀野庄三郎は、城内で刃傷沙汰に及んだ末、からくも切腹を免れ、家老により向山村に幽閉中の元郡奉行・戸田秋谷の元へ遣わされる。秋谷は七年前、前藩主の側室と不義密通を犯した廉で、家譜編纂と十年後の切腹を命じられていた。庄三郎には編纂補助と監視、七年前の事件の真相探求の命が課される。だが、向山村に入った庄三郎は秋谷の清廉さに触れ、その無実を信じるようになり…。命を区切られた男の気高く凄絶な覚悟を穏やかな山間の風景の中に謳い上げる、感涙の時代小説。【「BOOK」データベースの商品解説】

【直木賞(146(2011下半期))】羽根藩の壇野庄三郎は幽閉中の元郡奉行・戸田秋谷の元へ遣わされる。秋谷は不義密通の罪で家譜編纂と10年後の切腹を命じられていた。当時の事件の真相探求を命じられた庄三郎は…。『小説NON』連載「秋蜩」を加筆・訂正。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

葉室 麟

略歴
〈葉室麟〉1951年北九州市生まれ。西南学院大学卒業。地方紙記者等を経て2005年「乾山晩愁」で歴史文学賞を受賞し作家デビュー。07年「銀漢の賦」で松本清張賞受賞。他の著書に「恋しぐれ」等。

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評価内訳

紙の本

武士道を描いた作品ではない。武士になれなかった男の生き様を描いて美しい。大人の鑑賞に堪える純愛物語なのかもしれない。なにをよすがに生きるべきかと現代人に問いかける時代小説の傑作。

2012/01/21 19:27

13人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

遠望すれば春霞の山々に桜の花びらが舞い、近くは谷川のせせらぎ、カワセミの飛翔、清浄な山間の風景に礫をもつ少年が姿を現す。久々の葉室麟であるが、期待たがわず、この美しい冒頭の情景から引き込まれた。あと三年の後に切腹を命じられている男の至誠を貫く暮らしぶりを象徴して、幕開けにふさわしく、静穏の中に緊張感が漂っている。読み終えて窓を向けば朝空は降る雪に煙り、思わず姿勢をただす、清爽の読後感であった。

蜩(ヒグラシ)、少年期の私には秋に向かう夕暮れに「カナカナカナ」と、ゆく夏を惜しむかのように、物悲しげに聞こえたものだ。そして「蜩の記」、戸田秋谷にとっては日一日を懸命に生きる証としての日暮しを意味する覚書である。

「豊後・羽根藩の奥祐筆・檀野庄三郎は、城内で刃傷沙汰に及んだ末、からくも切腹を免れ、家老により向山村に幽閉中の元郡奉行・戸田秋谷の元へ遣わされる。秋谷は七年前、前藩主の側室と不義密通を犯した廉で、家譜編纂と十年後の切腹を命じられていた。庄三郎には編纂補助と監視、七年前の事件の真相探求の命が課せられる。だが向山村に入った庄三郎は秋谷の清廉さに触れ、その無実を信じるようになり………」

藩主・兼通の側室・お由の方との密通は事実か?まもなく庄三郎はこれがお家の後継者争いにかかる陰謀だったことを知るに至る。だが、秋谷はなぜ真実を語らないのか?藩主に弁明する機会があったにもかかわらず、沈黙のままになぜ悠揚として死を受け入れるのか?庄三郎の視線で読者のまえに次々と謎は拡散していく。
一般に家譜(御家の系譜)は歴代藩主の功績を称揚し、幕府におもねる目的で編纂するものであるが、秋谷の姿勢は違う。歴代の功罪を忠実に叙述し、後世が指針とすべきものとして完成させようとしている。お家を揺るがす隠された重大事実があるようだが、それを秋谷自身は知らない。秋谷の文献検証作業に対し、事実を知られたくないものからの妨害がある。今は亡き藩主・兼通。秋谷の誠実さよく知る彼はなぜ十年もの余命を与えて、家譜編纂を命じたのか?これも秋谷はわからない。
重層的に組み立てられた謎と初代藩主に由来するお家の事情は実に緻密に構成されている。ミステリーとしても本著は読むものを魅了するだろう。

戸田秋谷。学問、武術に秀でた清廉潔白の武士である。檀野庄三郎がそうであったように、周囲の人々は彼の人となりにおのずと感化されていく。人格者である。加えて彼は自分が決断してなした行為から生じた波紋には最後まで責任をとる誠実の人物である。広く善行をなしても、痛みを感ずる少数者は必ず生まれるものだ。彼はその人たちの痛みをわが痛みとして受けとめる。そしてこの物語の背景には支配者階級としての武士同士の権力闘争があり、またかつては武士と農民層の確執があった。一揆、強訴と弾圧である。今は武士と新興商人の癒着によって農民の耕地は失われつつある。そして権力争いに誘発された農民の暴発が起ころうとしている。単なるミステリーの佳作ではない、しっかりとした歴史の骨格をもった大型の時代小説である。

さらに言えば単なる時代小説の傑作ではない。秋谷には幕藩体制の枠を突き破るという発想はなかった。また幕藩体制のためにあった武士道の体現者でもなかった。私には秋谷は武士であって武士では生きられなかった男だと思われてならないのだ。彼の混迷は現代の混迷そのものだから。言動に最後まで責任をとる人物は政治家にはなれないのだ。少数者の痛みを受けとめていたら政治はできないものなのだ。政治だけではない。サラリーマン社会でも同じようなものかもしれない。著者はこの冷酷な現代と重なりあわせるように時代を描いている。だからこそ私たち現代人は秋谷の苦悩する内心に思いを深くするのである。
行間に表れている。秋谷は決して毅然・泰然ではない。事件が起こるたびに自分の過去とのつながりが見えてきて、誠実さのあまりこころは動揺しているのだ。にもかかわらず結果責任を果たすために命を懸ける。
だから
「命を区切られた男の気高く凄絶な覚悟を穏やかな山間の風景に謳い上げる、感涙の時代小説!」
と言うのはそのとおりだった。

戸田秋谷が命をかけてやり遂げようとしたことは何であったのか。命をかけて守ろうとしたものはなんであったか。なぜ残された余生を精一杯生きねばならなかったのか。
一言でいえば、それは、かけがえのないもの、かけがえのないこと、かけがえのない人の存在である。
武士道にあっては礼節、忠義、潔さ、廉恥、信念、志などがよく言われる。秋谷はこういう倫理観に徹した人である。
それ以上に、結果責任を果たすことに己を厳しく律する人であった。これは武士道にはありえない現代的な規範である。
しかし、このような社会性ある倫理や規範を越えて、もっと本源的で人間の生臭さが持つ「愛」が語られる。隣人愛、友愛、親子・夫婦の家族愛。最近はやりの「絆」なんて言うゆるいイメージで定着したそれではない。この物語には秋谷だけでなく、愛のために命を捨てることを恐れぬ人物が多数登場し、そのひとつひとつに涙が止まらなくなるほど胸を打たれるのだ。隣人愛、友愛、家族愛をかけがえのないもとのする秋谷にはもうひとつの愛の形があった。これがあまりにも静かに深く美しい愛であるために、この物語は大人の純愛小説として完成しているのだ。

さて秋谷にとっては命をかけるべき事物はこれほどに多いのであって、突き詰めていけば優先順位がないと自己撞着におちいるはずである。ところがこれをすべて昇華する劇的なラストが大団円で用意されているのだからこの構成力には脱帽する。

もうひとつ死に際の美学というべきものがあった。
ラスト近く秋谷の敬愛する慶泉和尚との会話。
「もはや、この世に未練はござりません」
と秋谷は淡々として心境を語る。
私はこの心境を秋谷らしい美学と思ったのだが
慶泉は思いがけない説教をするのだ。
「まだ覚悟が足らぬようじゃ。………未練がないと申すは、この世に残る者の心を気遣うてはおらぬと言っておるに等しい。この世をいとしい、去りとうない、と思うて逝かねば、残されたものが行き暮れよう」
なるほどそんなものかもしれない、と私の独り言。

直木賞受賞は当然、葉室麟の最高傑作である。

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紙の本

清廉潔白な能吏には、嫉妬と陰謀の落とし穴

2012/02/20 16:41

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

しみじみいい話。

清廉潔白な能吏、戸田秋谷は、7年前、
江戸で、藩主の側室お由の方と一夜を過ごし
その小姓を斬り捨てたことで切腹を申しつけられます。

しかし、その頃、御家の家譜作りに取り組んでいたため
その編纂期間10年を猶予され、藩の田舎に蟄居。

そこへ、城中で喧嘩騒ぎを起こした檀野庄三郎が
切腹を免れ、家老の命で秋谷の目付としてやってきます。

庄三郎もまた家譜作りを手伝いながら
秋谷の人柄に惹かれ、その家族の温かさや
睦合いに心を穏やかにしていきます。

秋谷の不遇の身が嫉妬と陰謀によって
貶められたものであることが明らかになるのですが
いかにも有能で真っ直ぐな気性であるがゆえの
落とし穴にはまり込んでいます。

九州の小さな藩内の出来事だからこそ
身近に感じられます。どこにでも、誰にでも
起こりうる、どうしようもないこと。

しかし、そうなっても秋谷は淡々と仕事を進めるだけ。
諦めではなく、今やるべきことに集中しているように
感じられます。ただそうやって生きるのみが
彼ができる最大のことであり、幸せなのでしょう。

またこの話は、息子郁太郎の成長物語。
友人の源吉を通して、人として学び、
終盤の、友人のための大立ち回りはスカッとします。

この源吉がまたいい子。真っ直ぐで努力家で頼もしい。
農民とはいえ、将来は楽しみ……と思わせます。
もうひとつ、いい話がうまれそうなのに、彼も……。
これは著者にひどいじゃないと文句を言いたい。

己の力ではどうしようもないものの前に
秘して語らず、態度で示す。
しみじみ日本人の心。

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紙の本

美しく生きるには死を怖れてはいけない、しかし残されたものを気遣わなければいけない

2012/02/09 00:17

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:pappy - この投稿者のレビュー一覧を見る

貧しい農村に幽閉されつつ死を怖れずに凛として精錬潔癖な生き方を貫いた武士の話、とも考えられるが、むしろ、死を畏れなかったから、主人公は武士らしい生き様を貫くことができたのではないか、と捉えた方が良いように思われる。いつの世にもありがちだが、狡猾で強欲に生きる下劣な人間が多い中で、清く正しく生きることはそれだけで困難なのだろう。そのような下劣な人間の間にて、10年後の切腹を命じられてその日に向かって生き続ける主人公が、家族や領民達を慈しみ続ける姿はひときわ美しく感じられた。小説としては前藩主の側室の秘密が少しずつ解明されていく経緯は面白く感じられた。
私自身も無謀な権力に立ち向かうべきか、それとも権力に追従して命を長らえるべきかで迷っているところだが、なかなか死を畏れずに凛として生きることは難しいことを実感している。最後に和尚が、この世に残るものを気遣いつつ、この世をいとおしい、と思って逝かねば、残されたものが行き暮れよう、と語ったことがせめてもの救いのように感じられた。
蜩の鳴く農村の姿が鮮やかに目に浮かんだ。

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紙の本

武士(もののふ)の心

2016/05/13 05:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

第146回直木賞受賞作(2012年)。
 あれはバブル経済がはじけた頃だったでしょうか、企業再生の弁護士から「自動車産業が日本経済の牽引者になるとは思わなかった」ということを聞いたことがあります。それによく似た感想ですが、時代小説がここまで日本文学を席巻するとは私は思いませんでした。
 ちょんまげ、刀、侍、そのような道具立てはいずれ廃れていくとみていました。
 何しろ着物を着るという風俗さえ今ではほとんど見かけなくなっています。そういう若い世代にとって時代小説とは時代錯誤も甚だしい文学になると思っていたのです。ところが意外にも、時代小説は今大層な人気を誇るジャンルとなっています。
 直木賞でも定期的に時代小説の新人が受賞します。やはり日本人の血が時代小説を求めるのでしょうか、それとも現代の日本があまりにもぎすぎすしているのでしょうか。
 少なくとも時代小説に人間の魅力を、そしてそれはもしかすると日本人の美点ともいえるかもしれませんが、そういうものを21世紀に生きる私たちは求めている証しのような気さえします。

 葉室麟の直木賞受賞作となったこの作品は、羽根藩という架空の藩を舞台に藩の家譜(藩の歴史書)の作成を任じられた戸田秋谷という人物の生きざまを描いた時代小説です。
 秋谷という人物はかつて評判のいい郡奉行でその後江戸表の中老格用人にものぼりつめた、藩では優秀な逸材でした。ところが、江戸表でのある事件をきっかけにして今は蟄居の身、しかも家譜完成後には切腹を逃れられません。秋谷が起こした事件には何やら陰謀の影がちらつきます。
 そんな秋谷の動向をさぐるべく、庄三郎という若い武士が彼の家に配されます。しかし、その庄三郎は秋谷の振る舞いにいつしか感化されていきます。

 選考委員の一人阿刀田高はこの作品を「姿のよい作品」と評しました。
 時代小説には「腕ききの船頭の操る舟に乗るときみたいに、読者はゆったりと身を委ねて小説を読む楽しみに没頭できる」ものがいいと阿刀田はいいます。現代の時代小説のブームは、読者を心地よくさせるそういう腕ききの船頭のような書き手が現代文学で少なくなったということでもあります。
 この作品における葉室麟の書き手としての姿は、物語の主人公秋谷のように凛としています。
 それこそが「武士(もののふ)の心」というものかと思います。
 重厚な気品のある書き手が時代小説のジャンルにまた誕生したことを喜びたいと思います。

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紙の本

ラストは電車の中で泣きました。

2013/07/11 11:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ミッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る

第146回直木賞受賞作品です。
この作品は、2014年に映画公開予定となっています。

原作は、とにかくいい!!!っとしか言いようがありません。


秋谷の限られた命。
死に向かって生きる日々。

そんな秋谷の過ごす日常の中に、どんな思いがあるのか。
そんな庄三郎目線で、物語が進んで行きます。

でも、これは、死刑が決まっている秋谷だけではないのですね。
私たちも、秋谷の状況と、何も変わらないことに気づかされました。

だって、死刑や余命を言い渡されていなくたって、
明日、私が、生きているという保証はどこにもないのだから。

子供の頃、「人は死んだらどうなるのか」「空はどこまで続くのか」
よく考えました。恐らく、誰もが一度は考えたことがあると思います。

今でも、考えると、不思議な気持ちになります。

でも、いつの間にか、そんなことを考えても意味がないと判断し、
忙しく毎日を送っていくのですね。。。

1日を大切にしないとです!!

「ドラマとかの最終回って、残念な最終回多いよね。」
そんな話をしていた、丁度その日にこの本を読み終わりました。

こんなに後をひくラストは久々でした。

残酷さ、辛さ、涙、笑顔、清々しさ、美しさ、そして希望。
たくさんの要素が複雑に絡んでいるラストでした。

読み終わっても、胸がざわざするこの感覚は、
表現しがたい、至福の時です。


是非!オススメです。

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