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商品説明
赤道上に張られた電線の長さは? 宇宙を歯車で表すと? 数学力とは、情報整理力×構想力×説明力×対話力×寛容力×ブレない力! 小学生の知識で読め、大人も面白くためになる算数本。『毎日小学生新聞』連載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
数学力=情報整理力×構想力×説明力×対話力×寛容力×ブレない力!!
“算数が苦手な数学者”岡部恒治先生による、
小学生レベルの知識で「数学力」が身につく問題集。
通勤・通学中でも軽く楽しく読め、数学のおもしろさを実感できます。
【商品解説】
目次
- 第1章 やみくもに計算しない!
- 第2章 「公式」は自分で導き出す
- 第3章 「立体」のイメージ力を鍛える
- 第4章 「近似」の思考を極める
- 第5章 「より簡単に」を追求する
- 第6章 「円」という特別な図形を理解する
- 第7章 「回転」がわかれば宇宙がわかる
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書店員レビュー
数学が苦手だった人に...
MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店さん
数学が苦手だった人にこそ読んで欲しい本です。
私自身、本当に数学ができませんでしたが、この本にある例題は、解説を読みながらなんとか理解できました。
作中の中で何度も『面倒』という言葉が出てくるのですが、その面倒くささをいかにして解消するかが、数学が苦手な私には思いもよらないもので、とても感慨深かったです。
作中にでてくるちょっとした数学の豆知識も結構知らなかったものばかりで、たとえ例題が解けなかったとしても楽しめる一冊です。
通勤だけではなく、寝る前など、ちょっとした時間に一題読めるので、ぜひどうぞ。
札幌店 理工書担当 尾山
通勤時間を有効に使い...
ジュンク堂書店福岡店さん
通勤時間を有効に使いたくて本書を手にしてみました。
元来、私は数学が苦手なので問題が解けるか不安でしたが、本書は難しい公式は一切使わなくてもよいことに安心しました。
なぜなら、小学生の知識でも読めるという前提で書かれているからです。
数学は本質的なことがわかれば複雑な計算を省くことができ、計算が苦手な方でも大丈夫なのです。
今まで公式を覚え数字をあてはめて・・という作業をしていましたが、少し考え方を変えることで、時間がかかりそうな問題でも簡単に解けてしまうものなのかと、納得しました。
通勤時間など少し空いた時間の暇つぶしにおススメです。
理工書 K
紙の本
通勤数学
2012/01/26 17:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さしみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は問題をたくさん載せて、解かせる数学パズルのような類ではなく、
数学のいくつかの概念を丁寧に教える類の本だ。
問題(扇型の面積や三角錐の体積など、図形問題が中心)が、
少し捻って考えるだけで簡単な計算で済むようになる。
紙の本
「数学」は「壁」がある...けど面白い
2011/11/15 07:56
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のちもち - この投稿者のレビュー一覧を見る
数学の面白さ、数学の「考え方」の面白さを教えてくれる本。事前にパラパラとめくった範囲では、「三角錐」だの「歯車の回転」だの、あー苦手...と思わせるものだったけれど、(著者が何度も言うように)アタマの中で分解して考えることで、ハッと気づくものがある。そして気づいたときの爽快感。多分、数学の好きな人は、この「見つけた」瞬間がたまらないのだろうと思う。
算数から数学に至って、正直苦手な科目のひとつだった。国語や社会のように、「覚える」ことができればなんとかなる、というのは比較的できたと思うのだが、「暗記」で対応できない数学は苦しかった...そして人生で唯一のアカテンは、今でも鮮明に覚えているが、展開図、図形の問題だった。「このうちのどれが立方体になりますか」っていうアレです。アタマの中で折って重ねて、っていうイメージを作るのが苦手なんですよね...未だにこの部分は克服できずにいますけれど。
本書にでてくる問題も、どこかで「公式」を頭に入れようとしている自分がいて、それに気づくたびに軌道修正。プラレールの線路の面積とか、歯の数が異なる歯車AとBがあって、Aを回したときにBは何回転するか、とか。「こんなもん、実社会で役に立つもんか」っていう拒否反応を極力抑えて、その内容を楽しむことにしたけれど、丸いもの(あるいは立体)を、直線にしたらこうなる、っていう考え方で「解ける」ことは自分にとっては発見でした。三角形の面積、台形の面積、これらも「公式」を覚えているだけでしたが、その意味を知ることは非常に重要なことだと再認識。アタマを柔らかくすること、視点を変えること、目の前にある複雑なことを、自分の知っている世界に分解すること。これらって、実は実社会で役立ちます。要は「考え方」の点が大切ってことですね。
歯車の応用問題、終盤になると正直ついていけなかったけれど、「数学的な」考え方、というのを学んだ気がします。こういうのを「分からない人に教えてくれる」のはとてもありがたい。また図形特に立体の分解の仕方を、本という紙面で説明するのはかなり困難だと思われますが、そこは「分かりやすく伝える」という著者の思いも相まって、真剣に取り組めば、必ず「わかる」説明になっています。特に数学が苦手、図形が...という人にとっては読んでみる価値は十分あります。
著者は、有明にあるリスーピア(パナソニックの科学館)を監修しているそうで。もう何度も足を運んでいます。子どもが楽しめるスポットだけど、科学が苦手な大人でもめちゃ楽しいスポット。「へぇ~」「すごいな」が自然と口から出てくる施設です。楽しさを伝えてくれる、こういう科学者に感謝いたします。
【ことば】...数学は本質的なことがわかれば、複雑な計算を省略できますし、ほとんどのことを覚えなくてもすむ...
う~ん、ことは数学に限らず、ですね。本質を見失った、「手段と目的の混同」ほど(時間)コストの浪費はありません。最近では中学入試でも、本書のような「パズル」的な問題がでるようです。そう、「暗記」では到底太刀打ちできないようなものが。そして社会でも同じ。「基礎」があれば、その先の「応用」をしなければなりません。その時にこの言葉を思い出します。「本質」を見ること。