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妖魅は戯る (ちくま文庫 文豪怪談傑作選)
近代日本の文豪たちを魅了した「夢と幽霊の掌篇」の系譜を時代ごとに跡づける画期的アンソロジーの第二巻。自由で華やいだ大正の御代に絢爛と開花した夢怪談の数々—鈴木三重吉、中勘...
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商品説明
近代日本の文豪たちを魅了した「夢と幽霊の掌篇」の系譜を時代ごとに跡づける画期的アンソロジーの第二巻。自由で華やいだ大正の御代に絢爛と開花した夢怪談の数々—鈴木三重吉、中勘助をはじめ「夢十夜」の後裔たる漱石山脈の作家たちに加えて、志賀直哉の知られざる怪談文芸作品を集大成。巻末特別企画として、寺田寅彦、内田百〓(けん)、田中貢太郎、岡本綺堂の関東大震災体験記集を収録した。【「BOOK」データベースの商品解説】
収録作品一覧
たそがれ | 鈴木三重吉 著 | 9−12 |
---|---|---|
月夜 | 鈴木三重吉 著 | 13−18 |
夢の日記から | 中勘助 著 | 19−33 |
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創作の力を感じ、また復興の香りあり
2015/08/25 16:44
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sin - この投稿者のレビュー一覧を見る
三重吉は正統ゴーストストーリー。勘助の作り物めいた夢のイメージの羅列に閉口する、ビジョン:夢は無意識の意識そんなものを羅列されても迷惑だ夢なら自分達にも反ってせっぱつまったものを実感することができる、所詮他人の夢。百間『とおぼえ』が真正怪談。寅彦の「科学と化け物は人間の創作であり芸術」とするは名言。直哉は只想い出にふけるのみで私事に終始。巻末関東大震災:寅彦に当時を実感し東北にも思い至る。百間の教え子に対する哀切に哀悼の意を覚え。貢太郎は只の野次馬不快。綺堂の述懐に創作の力を感じまた復興の香りあり良。