紙の本
いまごろ振り返ってみるのによい一冊かも。
2020/08/26 15:23
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
ITの発展は、いまや個々のライフスタイルの一大変化に実際大きく寄与しているが、あの東日本大震災の折にもそうだったといまさら。
本書の1章・2章にその様子が描かれていて興味深い。それは、大震災のその日とそれ以降、堀江氏が体験した実話。ツイッターやグーグルなどの新しい道具が、どれだけ機動力を持ち、人々の集合知を集め→その知識が、被災者の安否探しから原発の冷却方法の特定にまでに生かされたのかが臨場感たっぷりに描かれていて感動的ですらある。
紙の本
自由な思考だが,いまひとつ魅力に欠ける
2012/04/20 00:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者が震災直後,収監をひかえた時期にリツイートしまくったこと,著者が理想とかんがえる東北のすがた,そして瀬戸内寂聴との対話などからなっている. 常識にしばられない自由な思考だが,いまひとつ魅力に欠ける.
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p16,愚痴をこぼしたり、泣き言を言わないのは、それが無益だと知っているから。むしろ、決意をにぶらせるだけだ。
p36,放射線量は高度1500mごとに地表の約2倍になる。
p89,目の前の問題を処理しながら、ゆっくり前に進んでいいのは小さな問題の時だけ、巨大な難問はまずは「答え」を出す。どうするのか、最終目標を定めて、そこから逆算しなければ絶対に処理できないのだ。
p134,ベストの決断は、たいてい痛みを伴う。心情的には腹が立ってしょうがない。しかし、感情を排して合理性から導かれた決断は、結果的に最大多数の幸福につながっていく。
p155,金を稼げる人は国家を捨てるようになるのだ。
p170,ベーシックインカムは最も社会コストがかからないシステムといえる。月10万円を国民全員に支給する一方で、年金や医療保険、介護保険、なんとか手当、なんとか控除などすべて廃止する。公務員はおのずと減るわけだから社会コストは一気に軽減される。
p173,雇用保障の撤廃とベーシックインカムの2つがあれば、日本はすぐに最高の生産拠点となるだろう。
p196,自分なんて頼りないもの。心も考え方も、常に移り変わって、無常。同じ状態の続かない、流れゆく生久々流転を信じるのが仏教。(瀬戸内寂聴)
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堀江さんの震災後の構想が面白かった。福島の土地は、放射能の影響で農地として使用できないから、いっそのこと特区にして、自由に宇宙開発できるようにするというものだ。そしたら、海外の宇宙開発ベンチャーが入ってきて、日本も盛り上がると言う。私はアリだと思った。残念だけど、農地として利用できないし、逆に自由に宇宙開発ができるようになったら、復興に役立つと思う。ただ、日本国民がOKを出すかは疑問だ。
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収監が決定してからよくここまで書けるなー。まあ5章あたりは構想はあったのだろうがそれでも震災後のわずかな時間で。
軸となるのはSNSの集合知のポテンシャル。テンポよく繰り返される文章は相変わらず小気味良い。
東北独立特区などビジョンを示して論じてるとこなんか今のワケ分からん復興相の人にも教えてあげればいいのに。
何も責任を取ろうとしないのは国家だけの話じゃない。身近な組織にもある。
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ホリエモンの東北復興しいては日本の未来についてのビジョンを示した本。
ホリエモンが出所してくる2年半の間に自分は何ができるのか。
日本は変われるのか。
ホリエモンのこと知らないけどなんとなくホリエモンに恥ずかしくない生き方をしようと思った。
出所したらもう一回読んでみたい。
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東日本大震災におけるソーシャルメディアの威力。そして、これからの東北、日本についての提言。自分たちがこれから、どういう心構えで、日本や自分自身と向き合って、生きていけばいいのかなどが書かれている。面白くて、買ったその日に読み終わった。
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現在起きていることを見て未来を知る。
そんな言葉が合う内容でした。ホリエモンが自分の住みたいと思う世界、非常に厳しい一面もありながら自由で前向きな世界。
ホリエモンは塀の中に入る前に一つのビジョンを見せてくれた。ホリエモンが出てくる2年後までに世界がどう動いているか?これはホリエモンが読者に残した宿題だろう。沈みゆく日本をどう変えていくか、そのまま沈んでいくか。
ドキュメント3.11もネットの力、新しい世界の入り口を垣間見た瞬間のホリエモンの感動が印象的でした。また、最後の瀬戸内寂聴さんとの対談は読み応え抜群でした。
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僕はあの日、
twitterでフォローしているホリエモンのつぶやきに注目していた。
この緊急時にも関わらず、
いつもの歯に衣着せぬ、誰にも媚びない
ホリエモン節でツイートを貫き通すのだろうか。
それとも自粛?
すると、ご存知の通り、
何かにとりつかれたようにリツイートの嵐。
この人は一体、いつ寝てるのだろう??
と思わせるような、
リツイートが引っ切り無しに続く。
当時フォロワー数50万人以上いる、
ホリエモンならではの、情報提供は、
行方不明の被災者に対する情報の拡散。
リツイートがリツイートされ
拡散の波はどんどん広がっていく。
ソーシャルメディアの
凄まじさを初めて目の辺りにした。
これにより、一気に情報は拡散され
多くの被災者の助けになった。
この本には、
運命の0311 のリツイート時の心境や
ホリエモンの思いが凝縮されている。
今までホリエモンの書籍はほとんど読んできたが、
この本はどこか哀愁ただよう内容や口調になっている。
収監が決まったことへの寂しさなのか。
それとも、被災者を思っての言葉選びのためなのか。
3章のシミュレーション『東北独立特区』では、
無罪を主張してきたが、検察や日本という国に勝つことが出来ず、
無念にも収監される、現在の心境。
それと
東日本大震災での絶望的な被災地の状況を照らし合わせ
綿密に未来の東北をシミュレーションするという
小説じたての内容になっている。
ノンフィクション小説家で定評のある堀江貴文の小説。
わくわくしながら読むことができた。
東北を世界初の独立特区にし、
技術力ある人間があつまっている東北にベーシックインカムを導入させ
世界中のベンチャーや大手企業が集まる活気づいた場所にするというもの。
あまりにも、今の状況とかけ離れており、
机上の空論と批判する人も多いとは思う。
だが、この綿密な構想をじっくり考えてみると、
『あり』に思える。いや、是非、このシミュレーション通りに
東北が変化を遂げていけば、面白い未来が待っているかもというドキドキ感に襲われた。
思った以上に、ホリエモンは細かいところまで考えていてるし、発想力がものすごい!
この発想は普通じゃ出てこない。
大袈裟ではなく、ホリエモンに日本を託したい。
首相になって欲しいと強く思った。
そして、そう思えば思うほど、
今回の収監がいかにバカげているか。
日本にとって重要な人物の2年半を拘束するのは
計りきれない程の損失である。
無念な気持ちでいっぱいになった。
あの日本びいきのトヨタ様でさえ、
見放そうとしている、今の日本。
革命を起こし根本的なところから、変えていかないと
日本がどうなるのか?
というのは、薄々みんな気づいている。
ポジティブなことしか言わずに、情報隠蔽ばかりやってきた
政府や既存のメディアの信頼度など、今やたかが知れている。
今回の件で気付き始めている。
多くの人に 特に若い人に、この本を読む事をオススメする。
海外に逃げるのは簡単だけれども、
もう一度日本人の誇りを持って、国家再建の為に一致団結して欲しい。
焼け野が原から見事復活を果たした
日本にしかできない事が まだたくさんある。
ホリエモン本の中で一番の良書。
『頑張っていこう』
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なかなか見つけられず今日ようやく本屋さんで一気読み。
堀江氏の本はどれも率直な物言いで、一定割合の人に嫌われるタイプなことは明らか。ただ、内容は非常にまともなことを言ってることが多い。この本はその中でも一番の良書に思えた。
今回の本で特に面白かったのは、3.11の瞬間から数日間の記録。あの震災とどう関わっていたのか、意外な一面が垣間見れる。ちょっと目頭が熱くなった。
同時に、ツイッターなどのソーシャルメディアがあの日こんなに機能してたことに驚かされた。
東北復興に向けても1つのビジョンが語られている。物凄く大きな妄想だが、描けない夢を叶えることは出来ない。
2年後自由の身となって以降もぜひがんばってほしい。
個人的には、他の粉飾決算事件ときちんと比較して執行猶予をつけてほしかった。東北復興にも少なからず貢献してくれたのではないか。
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現代の異才、堀江貴文が、収監前に紡いだラストメッセージ。
ホリエモンが体験した「3.11」と、未来のビジョン。
復興を成し遂げるのは、「今」を生きる我々だ。
初めて読んだ、ホリエモンの本。
面白かった。独自の視点で描く東北の復興。
成し遂げるのは、著者ではない。ホリエモンもそれを望んではいない。
脱却するのだ。「受け身」を。
「根拠のない楽観主義」を捨て、「中途半端な明るさ」に流されず、
考えて立ち上がる。
読んでよかったです。ありがとう。
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ホリエモンを好きか嫌いかではなく、
単純にこれだけいろいろ考えられる人、
しかも考えるだけじゃなくて行動に移して具現化できる可能性を持っている人を、
2年間も閉じ込めておくのは、日本にとって本当に損失だと思う。
そう思った1冊。
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〉0311 再起動
リスクヘッジ〉リスク回避
義援金〉Civic Force, JustGiving Japan
シュプレヒコール〉
FREEex〉あるものを無料にすることによって、広く浸透させていく集団運営法のこと
ジャスミン革命〉チュニジア、エジプト〉Twitter革命
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堀江貴文さんが東日本大震災で体験し、考えたことを記したのが本書。
ツイッターが個人をつなげ、ソーシャルネットワークが政府より先に機能したことを踏まえ、新国家論や東北に新しいビジネスモデルを提言する。政治が完全に失墜した、いま氏の意見は非常に前向きに捉えていて好感をもてる。
いまだに氏がしたことを悪しざまに非難する声が聞こえるが、本当にキチンと調べて自分で考えたうえで発言してほしいと思う。
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色んな人の考えを知ることって大事。
今こうやって未来像を提示してくれる人は少ない。
色んな未来を自分の中でシュミレーションして、希望が持てる未来像に向かっていかないとなんだなぁ。
とはいえ、人それぞれで捉え方が違うかも。
そういう意味では☆3つ