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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2011.6
  • 出版社: 東京電機大学出版局
  • サイズ:20cm/248,35,6p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-501-54970-1

紙の本

ユニコード戦記 文字符号の国際標準化バトル

著者 小林 龍生 (著)

文字コードの開発現場で何が起きているのか? 現代の情報通信技術の地球規模での共通基盤である符号化文字集合標準となっているユニコードとISO/IEC 10646の普及と変容...

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ユニコード戦記 文字符号の国際標準化バトル

税込 2,970 27pt

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商品説明

文字コードの開発現場で何が起きているのか? 現代の情報通信技術の地球規模での共通基盤である符号化文字集合標準となっているユニコードとISO/IEC 10646の普及と変容の過程を、著者の実体験に基づいて描く。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

小林 龍生

略歴
〈小林龍生〉1951年生まれ。東京大学教養学部教養学科科学史科学哲学分科卒業。Unicode Consortium Director。情報処理学会情報規格調査会SC2専門委員会委員。

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みんなのレビュー19件

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評価内訳

紙の本

ユニコードの成功も世界平和のひとつのステップ:各国文化の尊重に先にある世界標準化に向けた奮闘記

2011/08/02 15:34

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:rindajones - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ユニコードって何?」という人も多いことでしょう。情報通信に携わっていない人は仕方がないとしても、携わっている人もユニコードについて正確に詳しく語れる人は多くはないでしょう。私は語れません(笑)

私がこの仕事を始めた頃、インターネットはまだ商業利用前、所謂「パソコン通信」の時代(私は仕事以外では「パソコン通信」はしていなかった)。そんな時代での開発経験、更にUnix機での開発を経てきた私は、半角カナ文字と「丸で囲まれた数字」を電子メールやWebに見つけると、未だに「ドキッ」とします。完全に職業病です。

そして文字化け(到底日本語とは思えな文字が表示されたり、「・」や「?」などが羅列された状態、作ったシステムでこれが出るとかなり泣けてきます...)。UnixとゲイツOSとの整合性が面倒なのは日常茶飯事で、コンピュータにおける「外字」という存在を意識できないユーザとのトラブル、まぁ普通に頻繁に起っておりました。同僚のエンジニアと「あぁ、英語圏(ASCIIキャラクターだけで完結できる)の開発者は楽だろうなぁ」とボヤイたものでした(実際は英語圏でも多少の問題は抱えていたでしょうが、日本のそれとは比べ物にならないと思います)。

Unicode (ユニコード) とは、世界中の多くのコンピュータ上の文字列を一貫した方法で符号化し、表現し、扱うためのコンピュータ業界の標準である。
Wikipedia より

Unicodeの存在を知った時は素直に喜びました。けれども、10年程前は今ほど楽ではなかった(今でもUnicodeで問題の全てが解決した訳ではない)。Unicodeの詳細な技術本を買って一週間懸命に読んだが、(深く理解できなかったためか)実務にそれほど役にはたたなかった(泣)。

その頃は、本書でもあるような「日本人によるUnicodeの日本語文字定義の批判」が囁かれた頃だったと思う。私は批判する程には、Unicodeのこともその批判の核心も理解できていなかったのですが...。

本書は技術的な意味でのUnicodeの解説書ではありません。タイトルのように、Unicodeに関するコンソーシアムなどに関わった著者の15年余りの記録で、「戦記」というタイトルは大げさではありません。本書のサブタイトルは「文字符号の国際標準化バトル」です。彼(ら)は本当に戦っていたのです。

文字コード。ここでのこの言葉の定義を「コンピュータ上で一意なビット列が示す文字、例えば、英語の"a"、日本語の「あ」など」とします。このコードを定義する仕組み(文字の集合)のことを「文字符号化方式」、あるいはこれも「文字コード」と呼ばれる(「文字コード」を個々の文字と見るか、集合的に見るかの違い)。この「文字コード」が世の中に一つではないのが、先ほどの「半角カナ文字病」の最大の原因です。

「何故に一つではないのか?」という非難は、後だしジャンケン的に卑怯な疑問で、過去の歴史から致し方が無かった事情があります(世の中、技術的な仕様が最初からたった一つで発展したものなど少ないことでしょう)。

本書を読んで、想像以上に文字コード定義の大変さが、よりリアルに捉えることができました。コード化する文字拾い上げる際、話す言葉をメインにして大抵の文字は網羅できそうですが、書かれた文字を考慮すると一気に複雑さが増します。過去の文学作品にある常用漢字ではない文字だけでなく、人名に用いられる同音同義異形(?)の多彩さは容易に想像可能(「高」と「はしごだか」など)。

特に人名など、言語学的というよりも感情論でその文字の存在意義を主張されることもあるでしょう。そして、言語の文化的価値からすれば、あらゆる文字をコード化すべしという主張も間違いではないでしょう。「そんな、大して使われない文字なんて無視してしまえ」という割り切った考えもあるでしょうが、なかなかそうはならないのが人の心理であり文化というものかもしれません。大げさには

一つの文字が無視されることは
小さな一つの文化が失われる

と言えなくもありません。

文字のコード化の重要性は、昨今のネット上の検索サービスからも分かるように、情報の検索にあります。テクニカル的には、検索サービス側で、未登録の同音同義異形語を別の文字に置換する方法も考えられますが、それでも「その文字は未登録、代用文字はこれ」とする定義が必要なのは明らかです。

日本のみならず、世界各国の言語を統一基準でコード化する世界の大変さは容易に想像がつきます。コンピュータの発展からパックス・アメリカーナの障壁も理解できます。そんな世界で戦って来た著者を初めとする日本人の奮闘には感動すら覚えます。

佐藤敬幸氏のラオスでのプレゼンテーションの言葉は心に沁みます。
「だから、大切なことは、自分たちで考えた実装方法をがむしゃらに提案するのではなく、どういうことを実現したいのかをていねいに説明することなのです。ぼくはいつでもその橋渡しをやります。」

システムエンジニアとして長年仕事をして、この大切さは骨身にしみています。大変な作業ではありますが、それを経ない結果は、往々にして大して価値のないシステムとなります。

「ヒデキは、情報通信技術を真の意味で世界化するために、パックス・アメリカーナやオリエンタリズムと戦っていたのではなかったか。それも、米国のベイエリアという情報通信技術戦争の最前線で。」

逝ってしまった著者のバディ(相棒)のヒデキ。私は本書から、自分の進みたい道へと行く勇気を貰いました。ご冥福をお祈り致します

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2011/09/05 04:53

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