「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
カンナ 8 出雲の顕在 (講談社ノベルス)
著者 高田 崇史 (著)
理由も告げぬまま逃亡を続ける諒司は、竜之介を密かに出雲へ呼び出す。日本史を揺るがすような社伝を巡る事件の全貌を明かすというが、その真意は…?一方、甲斐は竜之介を捜すため、...
カンナ 8 出雲の顕在 (講談社ノベルス)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
理由も告げぬまま逃亡を続ける諒司は、竜之介を密かに出雲へ呼び出す。日本史を揺るがすような社伝を巡る事件の全貌を明かすというが、その真意は…?一方、甲斐は竜之介を捜すため、聡美と島根へ向かう。さらに出雲大社と素戔嗚尊の関係を調べる甲斐たちを残酷な運命が待ち受ける!裏切り者は誰なのか。【「BOOK」データベースの商品解説】
理由も告げぬまま逃亡を続ける諒司は、日本史を揺るがすような社伝を巡る事件の全貌を明かすといい、竜之介を密かに出雲に呼び出す。一方、甲斐は竜之介を捜すため、聡美と島根へ向かうが…。シリーズ第8弾。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
高田 崇史
- 略歴
- 〈高田崇史〉昭和33年東京都生まれ。明治薬科大学卒。「QED百人一首の呪」で第9回メフィスト賞を受賞しデビュー。ほかの著書に「鬼神伝」「試験に出るパズル」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
佳境…の、はずなんだけれど…。
2011/08/24 14:14
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
緒正しい出賀茂神社の跡取りの甲斐と
しっかり者の現役東大生巫女の貴湖が
歴史の謎に迫りながら冒険を続ける
歴史アドベンチャーカンナシリーズ第8弾。
本シリーズは、
QEDシリーズで得た知識を下地にしたライトな読み物である。
よって、QEDシリーズのような深い蘊蓄を本シリーズに求めてはいけない。
「アドベンチャー」とわざわざ銘打っているので、
「アドベンチャー」として読むのが正しい扱いかただろう。
さて今回のテーマは出雲。
出雲大社やなんやかんやと
歴史的テーマがたくさんありそうな場所である。
が、そういう詳しいことは『QED 出雲神伝説』に譲るとして。
本書では、全体としてのストーリーが大きく動く。
本シリーズは9巻で完結する予定らしいのだが、
大詰め一歩手前の8巻で「こんなに動いていいの?!」
というくらいの激震ぶりだ。
はっきり言って、不安だ。
QEDシリーズで現実の事件に対するウルトラC的解決方法を
さんざん見せつけられているだけに、
ものすごーーーーーく、不安だ。
あと一冊。
800ページくらい必要なんじゃないだろうか。
これまでと同じくボリューム(一段組のノベルズで250ページくらい)で
収まりきるのだろうか。
ここまでかなり楽しく冒険譚を読んできたのだ。
ラストまで楽しみたい。
ここまでの楽しさを台無しにするようなラストだけは、
避けてほしい。
ウルトラCやウルトラEは要らない。
「ちゃんと」、納得のいく工程を経て
シリーズを完結してほしいのだ。
内容云々よりも、不安と願いが強く心に生じた一冊となってしまった。