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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 469件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2011.5
  • 出版社: 集英社
  • サイズ:20cm/371p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-08-771403-6

紙の本

オーダーメイド殺人クラブ

著者 辻村 深月 (著)

中学2年の4月、突然友人たちから無視されるようになったアンは、同級生の「イケてない男子」徳川の言葉をきっかけに仲直りする。しかし、絶望感を抱いたアンは、徳川に自分を殺して...

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オーダーメイド殺人クラブ

税込 1,760 16pt

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商品説明

中学2年の4月、突然友人たちから無視されるようになったアンは、同級生の「イケてない男子」徳川の言葉をきっかけに仲直りする。しかし、絶望感を抱いたアンは、徳川に自分を殺してと頼み…。『小説すばる』連載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

辻村 深月

略歴
〈辻村深月〉1980年生まれ。2004年「冷たい校舎の時は止まる」で第31回メフィスト賞を受賞してデビュー。ほかの著書に「凍りのくじら」「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」など。

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評価内訳

紙の本

死を媒介に結びつくリア充女子と昆虫系男子

2011/06/19 14:25

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:星落秋風五丈原 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 解説文をまず読んで、「リア充って何?」と辞書を調べると、「実際の現実生活が充実していること」とあった。それが本当なら、「リア充女子」のアンが、そもそも自殺なんて考えるはずがない。彼女は専業主婦の母と会社員の父との間に生まれた一人ッ子で、自分の部屋を持っているし、友達もいる。ところが、物語が進むにつれて、アンの「リア充」が上辺だけのものに過ぎないことが明かされていく。赤毛のアンにかぶれて名前をつける母親のことも嫌、アイドルグループに熱狂している友達にも完全には共感できないけど、仲間はずれにされるのは嫌。どこにも居場所がないけれど、一人ではいられない。そんなあやふやな中二病の女子の心情が、アンの一人称語りで淡々と描かれていく。
 大人になった私達は、そんな不安定な気持ちはある一時の期間であり、必ず自分の居場所があること、例え身近な人に拒否されたとしても、自分を貫く強さがあることを知っているが、もちろんアンには先が見えず、そのことがわからない。そのため、同世代の読者なら共感を持って読むことができるアンの行く末を、かつて若者だった世代が読むと、ある種のもどかしさをもって見ることになるだろう。
 「私を殺して欲しい」とヒロインが頼む、という筋書きだけで、空恐ろしい話だとは思わないで欲しい。シリアスな描写もあるが、死を前にした徳川とアンが秋葉原に写真を撮りに出かけるシーンはまんまデートであり、「アンがどう決着をつけるのか」という一点でぐいぐいと読者を引っ張るミステリーでありながら、一種の恋愛物語としての側面も持っている。ある事件によって、死に対して抱いていたイメージがいかに現実感のないものかを知らされるアンは、自分自身を見つめなおす。そうした面からみると、本書は一種のビルドゥングスロマンである。読んだ後で、自分の中二時代を思い出して、時代は随分変わっても、変わらないもの、変わってしまったものに想いを馳せてみてはいかがだろう。

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紙の本

「リア充」の女の子にも心の暗い内側がある

2011/06/11 17:41

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

中二の小林アンはいわゆる「リア充」な女の子。
「赤毛のアン」好きの母親によって
「アン」と名付けられてしまったけれど
名前負けしない容姿です。

しかし、そんな親との溝は深く
友だち母子というわけにはいきません。

一方、クラスでは、目立つグループの一員ですが
三人グループのなかで、常にだれかを外していたり
仲良くしたり、気を使い、時には疲れます。

そして、アンは誰にも言えず死体写真を愛好し
自己実現は「死」によってしか成し遂げられないと感じています。

隣の席の徳川は、昆虫系植物担当。
闇を描いた彼の絵に、アンは惹きつけられます。

そして、同級生の徳川勝利に
希望する殺害方法で、自分を殺してほしい。
自分を殺す「少年A」は彼しかいない、
と依頼し、それを実行するまでを描きます。

クラスでは、隣の席同士というだけで
全く接点のない二人が、殺害計画を立てながら
また、アンの閉塞的な状況も進みます。

この人間関係の複雑さ、ヒエラルキーや
見えないカースト制にも似た順位もアンをしめつけます。

小学校からの友だちだから口をきくけれど
そうでなかったらきかなかったろうな、と
アンが考える、文化系の友だちも含めて
思春期の人間関係はキツイ。

親友の芹香や倖に外されたアンですが
この外され方も見事で、居場所をなくします。
そして、外部要因からギチギチと押され、息苦しい。
しかもありえそうなのが怖い。

「もう自分の存在価値は、少女Aでなること」
「死んで楽になりたい」と思い詰めていくのが理解できてしまう。

しかし、そこから坂道を登り
ラストで軽やかになるのがいい。
読み終わると同時に、開放感があります。

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紙の本

『中二病』そして著者らしいエンディング

2011/07/17 08:35

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紫月 - この投稿者のレビュー一覧を見る

第145回直木賞候補作。

小林アン。中学二年生。
『リア充』(リアルが充実している)と呼ばれる階層にカテゴライズされ、カーストの上部に位置していた彼女だが、友達との軋轢や母親への反発などに苦しんでいた。アングラに惹かれ、ふとしたことから昆虫系男子・徳川が同じ志向を持っていることを知ったアンは、徳川に自分を殺してくれと依頼する。

学園物の名手らしく、中二病と呼ばれる思春期の不安定な時期がよく描かれている。女ならではの付き合い、それも思春期の頃のそれが本当にリアルで、読んでいると当時に引き戻されるかのようだ。

アンの苛立ち、絶望感、閉塞感などが、手に取るように押し寄せてくる。女性なら誰でも経験したことがあるだろう、あの、難しさ。ほんのちょっとしたこと、言葉の一つ一つに気を使わねばならない、わずらわしさ。
息苦しいのに、途中からは一気読みだ。

アンが望んだように、二人は本当に、少年A、少女Aとして世間を騒がせるような事件を起こしてしまうのか、それとも別の解決を見出すのか。

アンは、自意識過剰で、苦しくて周囲を見る余裕もない現在の年齢をやり過ごして、未来を生きることができるのか。

著者がどんな結末を用意したのか知りたくて、一息に読んでしまった。

そして明かされた、徳川の秘密。

ああ、こういう結びなのか、と納得のラストは、とても著者らしいエンディングだった。

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紙の本

誰もが通る道

2011/07/08 22:04

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はぴえだ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「オーダーメイド殺人クラブ」というタイトルだけを訊き、この本を手に取った私は、最初、拍子抜けする。
あれっ?ミステリじゃないの?この作品。
そう、実はタイトルからして、ミステリと期待して読み始めてしまったのだ。
読み進めるにつれて、違う、これは、青春小説なのでは?という認識に変化していき、読了後には、極上の青春小説という風に塗り替えられた。

「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」が、恐ろしいほどにリアルなアラサー女子の物語であったように、この作品もまた怖いくらいにリアルな十代の青春小説だ。

プライベートなことを書評で明らかにしてしまうのもどうかと思いつつも、書いてしまうが、私自身、作者と世代がとても近く、多くのことが、覚えのあることばかりで、過去のあの日々と異様に重なるのだ。

少年少女のヒエラルキー、関係性。
小林アンというリア充女子が主人公に据えられているので、特に少女たちについて、細かく丁寧に描かれている。
私自身が女子であり、少女であったので、彼女たちの関係性や日々変化する立ち位置が手に取るように分かる。
そして、アンを含め、彼女の周辺の女子たちの、あの無謀なまでの自意識過剰さが。
誰も自分のことを分かってくれないとか、自分が主人公でないと耐えられないとか、自分中心に地球は回っていると本気で信じていたあの頃。
狭い世界で、狭い視野の中で生きていたあの日々。
今思えば、どうしようもなくバカで、何でもない過去だったなと振り返ることができる。
けれども、それは青春を通過した今だからこそできること。
青春真っ只中に生きていたあの日々が、死ぬ程苦しかったことは、疑いようもないくらい事実で、あの時を回想すると、今でも痛みを伴い、鮮やかに蘇ってくる。
だからこそ、今この時を生きている、少年少女にとって、この作品が苦しくてたまらないであろうことが想像できるのだが、それと同時に、苦しみを抱えて生きているのは、自分一人ではない!と救われる少年少女が数多くいるはずだと確信を持てるのだ。

ここまでの文章だと、この作品は、青春の痛みで塗りつぶされているだけのものなのでは?と思われるかもしれないが、決してそれだけではない。
大きな軸は青春であることは確かなのだが、エンターテイメントの面白さも兼ね備えている。

この小説の凄いところは、タイトルにもある、オーダーメイド殺人、というアイデア。
これがキーポイントになっており、最後までハラハラドキドキさせてくれる。
そのアイデア以外に、ヒエラルキー上位のリア充女子と、ヒエラルキー下位の男子という、一見、共通項が全く見出せない組み合わせの妙。
彼氏彼女でもない、友人でもない、不思議な、けれども大切な、どこかで通じ合っているかもしれないという関係性が展開されている。
あまり見られないタイプのパターンで、おもしろい。
そのふたりが、ある目的に向かって進んでいくのだが、つかず、離れずでいて。
彼らが、物語の最後にどこにたどり着き、そして交差することはあるのか?

それは、読んでのお楽しみだ。

アイデア以外は、もしかしたら普通の話かもしれないが、青春と物語と真摯に向き合い、描き切っているが故に、読み応え満点で、大いに心を揺さぶられる。

今、青春を歩んでいる人には、道しるべに。
青春を通過した人には、追体験となるだろう。

一人でも多くの人に、手に取って欲しい、青春小説の傑作である。

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紙の本

まさしくリアルな子どもたち

2011/07/08 09:45

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひととき - この投稿者のレビュー一覧を見る

あちこちで紹介されているあらすじとは、読後の印象がまるで違っていた。
意外にも・・・としては失礼だが、面白かった。
辻村深月らしい作品といったところだろうか。

しかし、登場人物はリンクしていないので、これを単発で読むことはできる。

中学生独特の言い回しや、その世界観は、現代の中学生にまさしくリアルにかぶっていて、その表現には驚くばかりだった。
自分はすでに大人といわれる年齢だが、身近に中学生がいたのでウンウン頷ける関係が多々見られた。

自殺したい・・・と簡単に考える中学生はけっこう多い。
それが本気かどうか、この作品の主人公であるアンと同じような感覚の子どももリアルにいるのである。

仲間はずれの恐怖感、友だちの恋愛事情、男女の距離感、親子関係など、それらの心理描写が巧みに「リアル」に描かれている。

アンの行動は、比較的、理想的な展開に持ち込まれている。
そこら辺は、現役中学生からしたら「ありえない」ことであり、大人目線で読めば、人生のうちの可愛らしい思い出となるほんの一瞬ではないだろうか。

ラストをどう締めくくるのか、途中から期待して読んでいた。
とても爽やかなよいラストではあったけれど、また違ったラストでもそれなりに楽しめたのではないかと、読後にさらに期待した、いい意味で裏切られた小説だった。

児童文学とは違った意味で、学生時代の心理描写を見事に表す著者であると感心する。

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紙の本

違和感

2012/01/25 17:31

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hirok2 - この投稿者のレビュー一覧を見る

中学生の心情がよく書けているんでしょうが、あまりしっくり来ませんでした。
次回作はメジャースプーンやスロウハイツの様な感動ものに期待しています。
直木賞は残念でした。

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紙の本

教室では他人でも

2020/03/03 16:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

放課後や休みの日に密かに殺人計画を練り上げていく、ふたりの中学生の姿にドキドキでした。死にとり憑かれていた少女と少年が、現実と向き合っていくようなラストが清々しかったです。

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2011/08/11 18:22

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2011/08/29 22:44

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2011/09/08 14:25

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2012/04/30 20:09

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2011/08/05 19:40

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2011/07/31 17:38

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2011/06/15 16:11

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2011/07/21 19:56

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