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紙の本
豆腐小僧その他 (角川文庫 KWAI BOOKS)
著者 京極 夏彦 (著)
研究所で働く母と夏休みを過ごすため、村を訪れた妖怪好きの少年・淳史。彼が思い浮かべたことで、間抜けな妖怪・豆富小僧は、ぽん、とその場に涌いたのだった!思わぬ事件に巻き込ま...
豆腐小僧その他 (角川文庫 KWAI BOOKS)
豆腐小僧その他
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商品説明
研究所で働く母と夏休みを過ごすため、村を訪れた妖怪好きの少年・淳史。彼が思い浮かべたことで、間抜けな妖怪・豆富小僧は、ぽん、とその場に涌いたのだった!思わぬ事件に巻き込まれる淳史。そのとき、小僧は…?(「豆富小僧」角川つばさ文庫版再録)。ジュブナイル版として書かれ、妖怪とは何かも解りやすく盛り込まれた小説「豆富小僧」や、オリジナル狂言「豆腐小僧」「新・死に神」などを収録した、貴重な作品集。【「BOOK」データベースの商品解説】
豆腐小僧とは、かつて江戸で大流行した間抜けな妖怪。この小僧が現代に現れての活躍を描いた小説「豆富小僧」、著者によるオリジナル台本「狂言 豆腐小僧」「狂言 新・死に神」等を収録した貴重な作品集!【商品解説】
収録作品一覧
豆富小僧 | 5−193 | |
---|---|---|
豆腐小僧 | 195−222 | |
狐狗狸噺 | 223−247 |
著者紹介
京極 夏彦
- 略歴
- 1963年北海道生まれ。小説家・意匠家。94年、妖怪小説『姑獲鳥の夏』で鮮烈な小説家デビュー。95年『魍魎の匣』(日本推理作家協会賞受賞)、97年『嗤う伊右衛門』(泉鏡花文学賞受賞)、02年『覘き小平次』(山本周五郎賞受賞)、03年『後巷説百物語』(直木賞受賞)。
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紙の本
表紙絵の可愛らしさに騙されちゃあいけません、実に奥のふか~い、お話が笑いをともなうように説かれています。豆腐小僧から豆腐をとったら・・・な、な、なんと恐ろしい考え・・・
2012/02/06 22:33
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうでもいいっちゃあ、いいんですがどうしても気になるんで書きます。単行本『豆腐小僧双六道中おやすみ 本朝妖怪盛衰録』のカバーは石黒亜矢子の装画だったのに対し、文庫のカバーのほうは、
カバーデザイン/館山一大(角川書店装丁室)
(C)2011「豆腐小僧」製作委員会
口絵造形製作/荒井良
と書いてあります。(C)2011「豆腐小僧」製作委員会、とあるので絵は、アニメのほうからとったのでしょうが、もしかして館山一大が作成したCGなんでしょうか。ちなみに、口絵造形製作/荒井良とあるのは、そのまま表紙を開くと目に飛び込んでくる達磨のこと、カバー画のことではありません。そして奥付には、装幀者として杉浦康平の名前。っていうことは本当にこのカバーCGは館山作???
でも、製作、って本当は制作? じゃあないの。そして角川は頑なに「装幀」ではなく「装丁」と記載していたんじゃあ? なんて思うんです、私。ま、それは置いといて、『豆腐小僧双六道中おやすみ 本朝妖怪盛衰録』を先に読んでしまうと、いかにもジュブナイル版らしい軽さなんですが、でも子供が落語や狂言を楽しむんだろうか、なんて思ってもしまいます。
むしろ、内容的には『本朝妖怪盛衰録』のほうが子供には抵抗がないんじゃないだろうか、ま、あの頁数はないけど、なんて思ってしまいます。とりあえず、カバー後の内容案内は
*
研究所で働く母と夏休みを過ご
すため、村を訪れた妖怪好きの
少年・淳史。彼が思い浮かべた
ことで、間抜けな妖怪・豆富小
僧は、ぽん、とその場に涌いた
のだった! 思わぬ事件に巻き
込まれる淳史。そのとき、小僧
は…?(「豆富小僧」角川つばさ
文庫版再録)。ジュブナイル版と
して書かれ、妖怪とは何かも解
りやすく盛り込まれた小説「豆
富小僧」や、オリジナル狂言「豆
腐小僧」「新・死に神」などを収
録した、貴重な作品集!
*
お話としては、豆腐小僧から豆腐をとったら何が起きる? っていう狂言が好きです。なにか、異様に奥が深いというか・・・
以下、目次にしたがって、ごくごく短い内容紹介と、最後にまとめて初出データ。
小説
豆腐小僧:妖怪は本当にいるのか、そもそも妖怪とは何なのか、そして妖怪と幽霊の違いは、といった少し長めの前ふりから、画期的な研究をめぐる企業買収、テロ、誘拐といった血なまぐさい話へと発展するジュブナイル版冒険小説?
狂言台本
狂言 豆腐小僧:豆腐小僧から豆腐をとったら何が起きる? 太郎、小僧の掛け合いに我儘な大名が絡むと?
狂言 狐狗狸噺(ロングバージョン):冠者の懐中の金を巡って狐と狗の化かしあい、では狸は?
狂言 新・死に神:やることなすこと上手く行かなくて自殺を企てた男と、その前に現われた死に神?
落語
落語 死に神remix:陰気な名前のせいか、生まれついての性格ゆえか、人付き合いが苦手で何をやってもダメな男・死に八と名付け親との運命的な出会いと、それが導く面白可笑しい不可思議面妖な落語の世界?
特別収録
京極作品と狂言との“歴史的出会い”
茂山千之丞
本書は、平成二十三年四月に小社より刊行された角川つばさ文庫『豆腐小僧』と、十七年八月にぴあより刊行された単行本『京極噺六儀集』収録の「狂言 豆腐小僧」「 狂言 狐狗狸噺(ロングバージョン)」「狂言 新・死に神」「落語 死に神remix」を合本の上、加筆・修正したものです。
また、茂山千之丞氏による「京極作品と狂言との“歴史的出会い”」は、単行本『京極噺六儀集』に特別寄稿として収録されたものです。
紙の本
可愛い妖怪の冒険
2023/11/16 09:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは、子供向けにも良いなと思われる内容でした。確か、アニメ化されたんではなかったでしょうか?
豆腐小僧が顕現するのは誰かがその存在を思い描いたり、思い出したりしたとき。今回の豆腐小僧の物語も冒険に満ちています。