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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2011.2
- 出版社: 岩波書店
- サイズ:20cm/210,28p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-00-005011-1
紙の本
青の物理学 空色の謎をめぐる思索
「空はなぜ青いの?」 子どもも抱くこの素朴な疑問は、知の巨人たちを悩ませ、科学者による謎解明への試みは、芸術家たちを虜にした。背景にある文化史や美術史にも目を向けながら、...
青の物理学 空色の謎をめぐる思索
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商品説明
「空はなぜ青いの?」 子どもも抱くこの素朴な疑問は、知の巨人たちを悩ませ、科学者による謎解明への試みは、芸術家たちを虜にした。背景にある文化史や美術史にも目を向けながら、1000年に及ぶミステリーの行方を追う。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ピーター・ペジック
- 略歴
- 〈ピーター・ペジック〉スタンフォード大学で物理学研究に従事し修士号、博士号取得。作家、音楽家、科学者、教師。セントジョンズカレッジ講師。ピアニストとして演奏活動も行う。著書に「ラビリンス」など。
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書店員レビュー
季節によって空の濃さ...
ジュンク堂書店吉祥寺店さん
季節によって空の濃さは変わり、土地によって空の深さは変わる。
それでも首を上に傾ければ、そこにある空は青い。
ヒトが青いと認識しているのは、偏光した青の光を知覚しているから…までは理科の授業でも触れ、現代人なら半ば常識かもしれない。
しかし「空」はモノとしてそこにあるわけではない…のに、ヒトにはそれを「青い」と認識する…何故か?
そんな空の青色は科学者たちを惹きつけ悩ませる…古代から仮説と否定と進歩を繰り返しながら探求し、そして現代科学をもって答えへと辿りついていく足跡を追い駆けていく一冊。
「青」といえば?む...
MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店さん
「青」といえば?むろん空の色、海の色。でも「空がなぜ青いのか」となるとはてさて。ギリシャの哲人やルネサンス期の巨人らを悩ませた疑問は光学、色彩学だけでなく、何らかの粒子によるものという説から原子論を導き出す。光の屈折による太陽光の可視光線では青でなく紫がピークだが、空が紫でなく青なのは我々の目の感度に依るものだとか。夕焼けが赤いのもその故で、火星の空は赤く夕焼けが逆に青いのだと聞けばなんだかロマンティックである。
解説で「火星の夕焼けはなぜ青い」「雲はなぜ落ちてこないのか」「夏はなぜ暑いのか」を著した佐藤文隆がコンパクトにまとめているので本文読了後の疑問もスッキリする。世界の色彩が光と知覚に左右されるものであれ、青の美しさは何ら損なわれぬ。ゴダールの「気狂いピエロ」ラストシーンでランボーの詩「見つかった。何が。永遠が。海が。太陽に溶け込む。」とともに目の前に広がるあの眩い地中海の青が別の色だったなら、哀しいくらいの明るさは台無しである。どちらかといえば青髭に近い黒書店員だってたまにゃあブルーな気分にひたりたいことだってあるのさ。
MJ梅田店 黒書店員 D