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ヘザー・ウェルズ、再び!
2016/01/30 10:24
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投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホリデーシーズンのごちそう(むしろその前に?)で体重増加&サイズアップしてしまったヘザーは前作よりより強く開き直ってますよ! そして何とも言えぬ自分つっこみも更に炸裂(というかある種、ギャグの域?)。 いいキャラだなぁ・・・としみじみです。
でも改めて考えると、不健康なほどのガリガリ具合を美しさだと考えている人よりも、平均よりサイズが大きめでも自信があって明るい性格でいい人である方がまわりに与える影響は全然違うのでは? むしろヘザーの方がステキに見えるのでは?、と思ったり。
実際クイーン・ラティファ、美人だよね!
自分の中の美の基準がどんどん多様化していることによろこびを覚えます。
そんなヘザーが働く(ちょっと昇進!)ニューヨーク大学の学生寄宿舎にて、またしても怪事件勃発。
しかも明らかに事故ではなく殺人ということで大変な盛り上がりを見せるのですが。
実際、事件と犯人についてはそんなに意外性がなくて、ミステリとしては弱さもありますが、やはりこのシリーズは人間関係の面白さがメインかと。
過去に脱税して刑務所送りになってたヘザーの父親が出所してきて、ヘザーの感情の整理がついていないのにあっという間に同居しちゃったり(勿論そこは大家であるクーパーのはからいです)。 前作でとんでもない迷惑を及ぼしたあの二人が何故が弟子志願になったりと、なんとなく海外ドラマをワンシーズン見ているみたいな気持ちに。 それが結構、楽しいです。(2012年8月読了)
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良くも悪くも「アメリカン」なミステリ(…なのかな、一応)
2011/04/26 11:55
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投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、「オトナのための過激なミステリ三部作」なるものの第二弾。第一弾は『サイズ12はでぶじゃない』という作品で、わたしは未読。とはいえ、本書から読み始めても話がわからない、ということは全くなかった。三部作といっても各巻ごとにミステリは完結するのだ。
第三弾はまだ刊行されていないけれど、第一弾からのサイズ12→14というステップアップの経過を見るに、16くらいが妥当なところだろうと踏んでいる。
さて、本書の主役は元ポップスターで現在は大学生寮の寮母を務めるヘザー。身体のサイズは14(日本サイズだとだいたい17号)。その体形にぴったりの、明るく腹の据わった女性である。
ヘザーの務める学生寮には、前学期に起きた事件からデス・ドーム(死の寄宿舎)という有難くないニックネームがつけられている。そして今学期もそのデス・ドームで新たな事件が起こってしまう。しかも、猟奇的な殺人事件がっ!!
殺害されたのはリンジーという誰からも愛される、チアリーダーのキャプテン。彼女の頭部が、学生寮内のカフェテリアで用いる寸胴鍋の中から発見されたのだ。殺人事件とは関わらない方針のヘザーだが、寮生の安全を守るため、あちらこちらに聞き込みをかけ始める。事件を調査するヘザーの耳に入ってきたのは、誰からも愛されていたはずのリンジーの意外な一面だった。
感想を一言で言うと「うーん、アメリカン」。
良くも悪くもアメリカンだなぁ、という印象を持ってしまった。これはこれでよいとは思うのだけれど、緻密さがない。あっけらかんとしたヘザー。彼女のサイズの問題。そして恋。そこへもってして殺人事件。と、色々なアイテムがごちゃごちゃしていて洗練された印象は皆無。でも、これはこれでいいのだと思う。アメリカンなんだから。
殺人事件も恋もサイズ問題も、「オトナのための過激なミステリ」と銘打っている割にはあまり過激ではない。敷いて言えば…お下品。でも、これはこれでいいのだ。だって、アメリカンなんだもの。
批判にしか聞こえないかもしれないが、そんなことはない。第一弾の『サイズ12はでぶじゃない』も読むつもりだし、第三弾も刊行されたら読もうと思っている。ミステリとしてあまり期待せず、気分転換に気楽に読むのに適した作品だろう。アメリカのこの手の作品の類に漏れず、主人公(ヘザー)の心の叫びが鬱陶しく感じられはするけれども。
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サイズ14
2017/07/18 11:12
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
サイズ14、日本だと17号くらいって…ダイエットしたほうがいいと思うよ?ヒロインはまあいい人なんだろうけどねー。
大人向けミステリ。
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サイズがあがっちゃってますよヘザー!
三部作やそうで、次巻で最後ですな。
クーパーとどうにかなればええけど。
リバウンドなんて悲しいこと言われちゃって。
しかし身に覚えアリ…。
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元ポップスター、現大学学生寮の副寮母、ちょっと太めのヘザーシリーズ2作目。
冬の間にsizeが12から14に育ったヘザーは、大雪の中職場へ出かける。そこで親友のマグダから、寮のカフェテリアの鍋でチアリーダーの一人の頭が煮えていたことを知らされる。前回の事件のこともあり、この事件から距離を置こうとするが、マグダの頼みから徐々に事件に巻き込まれていく。
今回はヘザーの父親が新たに参加、さらに前回エレベーターサーファーとしてちょい役だったギャビンがほとんどメインキャストにランクアップ。
事件的にはほぼ予想通り。なぜ頭が煮られていたかの理由が、今ひとつ。ただ、ちょっとしたどんでん返しが二つ。もっとも一つはそうではないかなと薄々感づいていたもの。やっぱりねという感想だが、こうもストレートに来るか。日米の文化の違いを見せつけられた感がある。
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プリンセスダイアリーシリーズの作者の最新シリーズ。
洋書の登録出来ないのは不便なので、和書で登録。
会話小説なので、原書のが面白い。多分。
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いきのいいヒロインで、楽しいミステリ。
ニューヨーク大学の学生寮の寮母になっているヘザー・ウェルズは20代の末。
元アイドル歌手。
もっと大人びた歌を歌いたいといった所、首に。
母親はマネージャーと駆け落ち。
所属事務所の社長の息子でもあるスターのジョーダンと婚約していたが、浮気を目撃して別れて1年。
彼の方は何かと未練がましく接してくるのだが。
ヘザーはもう、大家でもあるジョーダンの兄クーパーの方にぞっこんですが、クーパーは冷静な態度。
クーパーは私立探偵で、芸能一家からは孤立している変わり者。
今回は、横領で服役していたヘザーの父親が出所、連絡を取ってきます。子供の頃以来会っていないので、戸惑うヘザー。
大家のクーパーに何と説明したものか…?
1作目は、エレベーターからの墜死という事件でした。
上司は替わって、感じの良いトムになっています。
今回は、カフェテリアのキッチンで遺体が…!人気のあるチアリーダーだった美人リンジー。
捜査に関わるなとみんなに言われますが、親友のマグダだけは、リンジーの汚名を晴らして欲しいという。
傷ついた学生のためのカウンセラーが派遣されてきますが、これがえらそうな女性で気が合わない。
警察の捜査では、大学生の本音を突き止められそうにない。
リンジーが付き合っていたという男子学生達の居場所に乗り込むと、良家の子息なのだがかなりイカレた感じで、麻薬を売っているという噂も。
果たして…?
冬の間に5キロ増えてしまったという~だいじょぶなのか、ヘザー?(笑)
学生のギャビンにはけっこう気にいられている様子。ずっと年下なので意識していなかったら、交際を考えてくれと言われます。
舞台にゲストで出て1曲歌う話も来て、じょじょに復活の見込みも見えてきてるようです。
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元ポップ歌手でニューヨーク大学の副寮母が大学寮で起きる事件に巻き込まれつつ解決に導くシリーズ。大手レコード会社の戦略通り売れたもののやりたかった音楽ができず、ヒットして出来た貯金は実母に持ち逃げされ、婚約者には浮気され、父は横領事件で服役中という境遇なのにひねくれもせず、誰のことも恨んだりせず、一所懸命な主人公ヘザーが好ましく、楽しく読了。ミステリとしての完成度はそれほどでもなくだいぶ強引なところもあるのですが事件よりヘザーをとりまく人間関係の方が面白く続きが楽しみです。もうこれ以上太らないといいけれど。
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ヘザーが副寮母を務める学生寮でまたしても殺人事件が起こる。心ある周りの忠告に耳を貸さず、ヘザーは調査に乗り出すが…。
ヘザーがいきなり太ってるし。しかも開き直ってるし。
あれこれ説明しなければならなかった1作目に比べて2作目はキャラのパワーを前面に出してきた感じがする。その分素直に楽しめたし笑えた。
ミステリ部分はこの手のものにありがちで目新しさはないけど、そこもきちんと笑える場所を作ってあるのはよかった。
やっぱり元気のいい女性キャラが頑張る作品はいい。共感できるし、応援もできるし。
この先、今回出てきたキャラたちがどう絡んでいくのか楽しみだ。
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前作よりもさらにもっとおもしろくなった気が!主人公ヘザーの身内の話とか過去の話がわかってくるのがよくて。そしていろんなことがよい方向に向かっていっている感じが好き。(ミステリとして、大学の学生寮が舞台なので若者が犠牲者になったりするのがちょっとつらいけど)。ラストでもはやあんなことになるとは、シリーズ終わっちゃうのかと一瞬思ったら、そんなことはなく、まだまだ続きそうでうれしい。でもロマンスっぽい感じもわりと強い(ジットリネットリじゃなくてあくまでユーモアある感じだけど)ので苦手な人は苦手なのかな。イヴァノヴィッチのステファニーシリーズに似てるかも。個人的に、ヘザーの性格がすごく好き。過去にとらわれず、自己憐憫にとらわれず、逆にまわりに心配されても、心配される必要なんかないって感じが。がんばってるとかではまったくないけど、自然に楽天的で前向きで。体型のなせるわざ?(笑)。ああ、とにかくこのシリーズ好きだ、早く次が読みたい!
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この作品は三部作のうちの2番目に当たるものらしいのですが、僕はいきなりこれから読んだので、前後はわかりませんが、これだけ読んでも楽しめるといえば楽しめますよ。
この本は僕は頂き物で、面白そうだったから読んでみたんですが、この作品は第2弾なんですよね。いただいて初めて気づいたんですけれど、僕は第1弾の作品をまだ読んだことがないんですね。まずいなぁ、なんてこの本のあらすじを読んだときは思ったものですが、いざ読んでみると結構サクサク読めて、文庫本にしては結構厚いサイズなんですけれど、すぐに読めて面白かったです。
とくに第一巻を読んでいないので、あんまり詳しいことはかけないんですけれど、ヒロインの元アイドル歌手で、今は学生寮の副寮母をしているというヘザー・ウェルズのキャラクターがなんとも言えず好感が持てるものであったことと、この小説からアメリカの大学生活およびキャンパスライフの雰囲気が伝わってきて、そういうところは面白かったです。
一巻目から登場しているらしい人が彼女の推理を物語の上でサポートしていたりするんですけれど、そういうことがもっとわかっていれば、この本を読んでいて、もっと作品の世界に入っていけるのにと読んだあとに思っただけに、機会があったら、最初からもう一度読み直して見たいと思っています。
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ギャヴィン、いい奴だ(笑)
”Size 14 is Not Fat Either” by Meg Cabot
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ヘザーほんと災難。
でも首切られるのは嫌だ。
しかし、サイコパスのせいってのは分かりやすくてよい。かわいそうな兄弟。だけど。
タッド絶対悪人だと思ったよ、、、
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いきなり2作目から読み始めたが、登場人物との関係性や背景がわからないが、特に違和感なく読むことができる。
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事件自体はわりと凄惨。でも主人公の語り口調や周りのコメディ寄りなキャラ達のおかげで、やっぱりコージーな印象。太めであることを本人も周囲もさほど気にしてなくて、むしろ主人公がモテ気味なのが、いいなぁと思う。