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Fate/Zero 1 第四次聖杯戦争秘話 (星海社文庫)
著者 虚淵 玄 (著)
あらゆる“奇跡”を叶える「聖杯」の力を巡って、七人の魔術師が七人の英霊を召喚して覇を競いあう究極の決闘劇…聖杯戦争。大人気ゲーム『Fate/stay night』(シナリ...
Fate/Zero 1 第四次聖杯戦争秘話 (星海社文庫)
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商品説明
あらゆる“奇跡”を叶える「聖杯」の力を巡って、七人の魔術師が七人の英霊を召喚して覇を競いあう究極の決闘劇…聖杯戦争。大人気ゲーム『Fate/stay night』(シナリオライター/奈須きのこ)では断片的に語られるのみだった前日譚「第四次聖杯戦争」の真相のすべてが、虚淵玄の剛筆によって今語られる。【「BOOK」データベースの商品解説】
〔TYPE−MOON BOOKS 2006〜2007年刊の改稿〕【「TRC MARC」の商品解説】
あらゆる“奇跡”を叶える「聖杯」の力を巡って、七人の魔術師が七人の英霊を召喚して覇を競いあう究極の決闘劇……聖杯戦争。
大人気ゲーム『Fate/stay night』(シナリオライター/奈須きのこ)では断片的に語られるのみだった前日譚「第四次聖杯戦争」の真相のすべてが、虚淵玄の剛筆によって今語られる。これは始まりに至る物語――。堂々の開幕!
【商品解説】
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著者/著名人のレビュー
一世を風靡したゲーム...
ジュンク堂
一世を風靡したゲーム『Fate/stay night』(TYPE-MOON)の前日譚として書かれた同人小説が商業化。原作のシナリオライターである奈須きのこを『ファウスト』でフィーチャーしたエディター・太田克史の星海社からということで、出るべくして世に出た作品と言える。
その『ファウスト』の定義を援用すれば、これも「新伝綺」というジャンルの系譜に連なる一冊ということになるだろうか。菊地秀行・荒俣宏・田中芳樹・笠井潔といった作家群の「伝奇小説」で育ったオールドタイプとしては、その系譜に連なる作品ならばゲームでもアニメでもマンガでもなくまず活字だろう、という意識が強く、そういう意味ではようやくこの世界観に入り込める作品が現れたという感がある。
こちらも巷間を賑わせた『魔法少女まどか☆マギカ』のシナリオライター・虚淵玄の手になるこの小説は、筆力か世界観を守る故か、全体的に硬質かつ抑制が利いている印象。人物設定的にジュヴェナイル色の強い「本編」よりも、この「外伝」の方が昔ながらの「伝奇」ファンには受け入れやすいかもしれない。作品名は知っていたものの、これまではどうも食指が動かなかった、という向きにも是非。
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偉大なる勇気に敬意をこめて
2012/02/09 23:47
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雀バル雀 - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは、ある勇敢な男の話――
アイデアはあった。
名声もあった。
金もあった。
企画力もあった。
情熱もあった。
彼にはそれを存分に活かせる、「書き手」としての力に欠けていた。
時に悪文と蔑まれ、そこに目を瞑ってくれる者たちにしか、物語を届けることができなかった。
男は、一人の漢と出会う。
無駄の少ない美麗な文章力、堅実な構成力を備え
己に酔うこともなく、他の才能へ敬意を払うこともできる、本物の書き手である。
その本物に、男は己の作品を委ねた。
確実に、自分を超える…自分の作品すら踏み台にされる危険を知ってなお、それを託したのである。
そして、大傑作がここに誕生する。
Fate風に評してみましたが、讃辞は大袈裟じゃないです。偉大なる2人に乾杯。
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聖杯を巡るそれぞれの事情
2011/03/28 21:03
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
万物の始まりにして終焉、この世の全てを統べる「根源の渦」に至るため、約二百年前に、アインツベルン、マキリ、遠坂の魔術師たちは、それまでの独立独歩の道を捨て、互いの秘術を出し合い、ひとつの奇蹟を作り出した。それが、所有者のただ一つの願いを叶えるという聖杯だ。
救世主の血を受けた聖杯とは異なり、概念的に生み出されたこの聖杯を手に入れるためには、聖杯により選ばれた7人のマスターが、それぞれの特性に合致した英霊、かつて世界で名をはせた偉人たちの霊を使役し、命を賭して戦い、勝ち取るしかない。この戦いは聖杯戦争と呼ばれ、これまで三度繰り返されてきた。
第四次となる今回の聖杯戦争に参戦するのは、アインツベルンが勝利のために迎え入れた婿養子・魔術師殺しの異名を持つ衛宮切継、遠坂の当主・遠坂時臣、彼に遺恨を持ち自らを犠牲にして資格を得た間桐雁夜、魔術師と対立する聖堂教会に所属する言峰綺礼らの7人の魔術師だ。
彼らはそれぞれ異なる動機、異なる願いに導かれながら、あるいは資格を奪い取り、戦いの渦中に身を投じていく。この物語はもともとゲームで描かれたものではあるが、この本ではその中であまり描かれることのなかった前日譚を語っているらしい。
上記のような背景もあり、彼らがなぜその様な戦略を取るのか、なぜそんなキャラクターなのか、など、人物像が詳細に描かれていると言って良いだろう。この巻では特に、衛宮切継とその妻アイリスフィールの覚悟、遠坂時臣と言峰綺礼、その父にして監視者の璃正の協力体制の様子、互いに興味を抱き理解する衛宮切継と言峰綺礼の皮肉な関係などが主に語られる。
全6巻らしいので、物語はまだ立ち上がったばかり。まだ語りつくされないワクワク感が読者を期待させてくれると思う。
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読み返して良さを実感
2016/06/06 19:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:透子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この巻を簡潔に言えば、第4次聖杯戦争の前日譚、そして戦いははじまり……というところでしょうか。
最初読んだときは、事件ではなく人のエピソードに筆を割いていて正直盛り上がりに欠けるなと思いました。
しかし、最終巻まで読了した後に改めて読み返すと、途端に人物が生き生きしてくるのです。
誰もが同じように感じるわけではないと思いますが、時間があれば試してみてはいかがでしょうか。