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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.8 29件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2011.1
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/255p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-134580-2
文庫

紙の本

「鉄学」概論 車窓から眺める日本近現代史 (新潮文庫)

著者 原 武史 (著)

「鉄学」概論 車窓から眺める日本近現代史 (新潮文庫)

税込 482 4pt

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みんなのレビュー29件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

原武史教授の苦い青春と鉄道との出会い

2011/01/04 00:48

12人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は好評を博したNHK「知る楽 探求この世界」のテキストとして刊行された「鉄道から見える日本」をベースに大幅に加筆再編集したものである。NHKのシリーズも大変面白い番組であったが、本書はテレビ番組では放映されなかったものも大幅に書き加えられており、更に充実したものとなっている。

本書で著者の肉声が力強く伝わってくるように感じられる部分は、著者と鉄道との出会いを記した212頁以下の部分であろう。『滝山コミューン1974』にも書いてあったが、当時著者は日本共産党の細胞によって支配された滝山団地と、日教組から生まれた民間教育研究団体「全国生活指導研究協会(全生研)」が推進するソ連の教育方式に範をとった歪んだ教育方式に反発し、共産主義者が進める強烈な集団主義教育と異物排除の全体主義教育によって深く傷ついていた。そして彼は、居場所のないコミューンから脱出する手段として四谷大塚という進学塾に通うことを唯一の心の安らぎとしていた可哀想な小学生だった。塾への通学で鉄道との接点を得た著者は、やがて鉄道にのめりこんでいく。そんな時、彼の目に新宿駅3番線(現在の9番線)に停まっている奇妙な古ぼけた列車の存在が飛び込んでき、やがて著者はその停車中の古ぼけた列車の中に入り込んでお昼のお弁当を食べるようになる。共産主義者が支配する抑圧的・威圧的な地元から逃れ、キビシイ進学塾の授業へと向かう通学の途上、ぽっかり空いた時空の谷間のような時間。それが新宿駅3番線ホームに停まった列車内での昼食の時間であった。この時間こそが原少年の至福の時間であり、その時の幸福感は今でも著者の人生の宝物であったことが、この212ページ以下の部分を読んでいてひしひしと伝わってくる。

本書での読みどころは最終部分の「鉄道と政治の季節」の部分であろう。ご存じの通りかつて国鉄と呼ばれた日本国有鉄道は分割民営化され現在はJRとなっている。ピーク時35万人超の従業員を抱え革マル派や中核派といった極左集団に支配された国労・動労といったクソみたいな労働組合が支配するマンモス組織を、なぜ解体することが出来たのか。それは富塚三夫率いる国労が打ったスト権スト(いわゆる8日間スト)が完全なる失敗に終わり、このスト権ストで大迷惑を被った全国のサラリーマンの怒りが爆発し、国労・動労が国民を完全に敵に回したからなのだった。私は当時中学二年生だったが、この8日間ストのことは今でも鮮明に覚えている。「国鉄を止めれば日本経済はマヒし、日本政府をひざまづかせることが出来る」とたかをくくり全国のサラリーマンが被る多大なる迷惑を無視して国労が断行した8日間スト。しかし国鉄が止まっても、四通八達した私鉄、地下鉄、バス、高速道路のお陰で日本経済は全くマヒせず、むしろその経済音痴ぶりを天下に晒した労働組合は、その政治力を急速に失い、国鉄改革が勢いを得たのである。こうして国労、動労は解体され、彼らを支持母体とした日本社会党も解党に向かっていくことになる。スト権ストのことは知っていたが、それに先だって起きた上尾事件や首都圏国電暴動のことは知らなかった。本書を読むと、順法闘争というサラリーマンに苦難のみを強いるハタ迷惑でジコチュウな闘争戦術に既に多くのサラリーマンは怒り心頭に達しており、国労・動労といった労働組合はスト権ストを起こすはるか前から一般市民の大多数を敵に回していたことが読み取れる。革マル、中核の連中は革命ゴッコで頭がおかしくなっており、平均的な日本国民の日常感覚が既に理解できなくなっていた。市民のための革命を標榜する奴らは、当時すでに市民の感覚を理解できない蓄膿症にかかっていたわけだ。これにひきかえ、当時の自民党首脳陣は、多くの一般市民が国労・動労を敵視するようになりはじめていたことを敏感にキャッチしており、革マルや中核が支配する労働組合を一気に解体へと追い込むチャンスが訪れつつあることを認識していた。彼らのレーダーは過激派連中より数十倍優れていたことが本書の記述からも読み取ることが出来る。このあたりは読んでいて大変清々しい。あっぱれ自民党と万歳三唱したくなる部分である。

『滝山コミューン1974』との併読をお勧めする。

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紙の本

鉄道を軸にみると「高度成長期」の1960年代前後に歴史に大きな断絶が生じたことがわかる

2011/03/09 14:59

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サトケン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 歴史学者・原武史の「鉄学」概論である。タイトルにひかれて手にとった読者も、すでに原武史の著作を何冊か読んできた者にとっても、十二分に楽しめる内容の読み物になっているといえよう。また本書から逆に個々の作品に読書の幅を拡げていくのもいいかもしれない。原武史のエッセンスが本書に凝縮されているからだ。一言でいえば、「鉄道×日本近現代史」である。

 この本に取り上げられたテーマを列挙するなら、鉄道紀行文学、鉄道沿線と作家、近代天皇制、東西日本の私鉄沿線宅地開発、住都公団による鉄道沿線の団地開発、路面電車の廃止による首都東京の記号化、といったことになるだろうか。
 本書を読んでいて強く印象を受けたのは、鉄道を軸にして考えると、第二次大戦を境にした戦前と戦後の断絶よりも、1960年代を前後にした断絶のほうがはるかに大きいということだ。
 1960年代とはいうまでもなく「高度成長期」、この時代にはモータリゼーションの急激な進展にともなって渋滞緩和のために高速道路が建設され、路面電車である都電は廃止され地下鉄によって代替され、住宅供給の目的で私鉄沿線には多数の団地が建設された。
 東京への一極集中がさらに進んだなかで、1970年代前半には新宿駅を舞台にした暴動や、都内各地や高崎線上尾駅での通勤者による暴動も発生したのであった。2010年代のいまからはまったく想像もできないような状況が、民営化前の国鉄(当時)には存在したのである。著者と同じく1962年生まれの私には、肌感覚をもって理解できることも多い。

 鉄道を軸にして日本近現代史を考える、あるいは日本近現代史を鉄道をつうじて見る。そのどちらでもいいのだが、とくに「高度成長期」とは何だったのかを考えることのできる内容になっている。文庫本なので、ぜひ車中で読みたい本である。

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2011/02/26 18:08

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2011/03/03 18:19

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2011/03/31 12:44

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2011/04/02 22:54

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2011/04/10 20:32

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2011/05/15 16:37

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2011/06/18 01:45

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2011/12/14 01:25

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2011/12/06 10:24

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2012/08/21 09:18

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2012/07/11 09:41

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2012/02/05 12:04

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