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紙の本
夜へと急ぐ二人 (ガッシュ文庫)
著者 水原 とほる (著)
病気の母のために暴走族を抜け、整備工場で勤務する翠。彼は暴走族の時代の御輩が犯した過失を庇い、弁護士の北原に謝ることに。北原は一見すると知性的で温和な男だったが、何でも言...
夜へと急ぐ二人 (ガッシュ文庫)
夜へと急ぐ二人【イラスト入り】
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商品説明
病気の母のために暴走族を抜け、整備工場で勤務する翠。彼は暴走族の時代の御輩が犯した過失を庇い、弁護士の北原に謝ることに。北原は一見すると知性的で温和な男だったが、何でも言うことを聞くから許してくれないかと頼み込む翠に突然キスをしてきた。「その程度で我慢しているんだ。十分紳士だろう?」紳士然とした北原が一変して、したたかで不遜な笑みを浮かべた。真夜中を駆け抜ける男たちのデッドヒートラブ。【「BOOK」データベースの商品解説】
下町の整備工場勤務の翠は、偶然仕事先で弁護士の北原と知りあった。全く違う世界を生きている男だったがマシン好きという共通点以外にも徐々に仲を深めていく二人。真夜中を駆け抜ける男たちの切なく哀しい恋物語。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
心根が良い人ばかりでてくる話
2021/09/06 05:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
思っていたのとちょっと読み心地が違う話。
登場人物が完全な善人とは言いませんが、
基本的に良い人ばかり。
ヤクザになりかけていた俊介さえも
(無理矢理ものにしたのだって
好きだったからなんだろうなぁって推しはかれるし
翠に執着していたのも・・・わかる)
社長も先輩も善い人で
翠は運の良い幸せな奴だなぁって。
だめだめな後輩もちゃんと歩こうとさせるし。
翠は母を一番に守らねばと言いつつ、
危ないことに無鉄砲にも飛び込んでしまうのは
ちょっといかがかと思いつつ
そこは見過ごせないのが彼なんだよね。
若いころ(と言ってもまだ十分若いのだけど)の失敗を
ちゃんと身に引き受けて、立ち直ろうとする強さと
母が倒れてオロオロしてしまうアンバランスなとこが
違和感ないお年頃。
で、そこに北原みたいな存在が現れたら・・・。
しかも、翠にとっては初恋だ。
翠が色々やらかしているわりには
恋には「純」だなぁって思っていたら
キーワードが「純愛」だというのでそうかと。
北原も心に深い傷があるところに
翠が現れてすっぽりと心に入られる・・・
こちらも別の意味で純な感じです。
北原は弁護士なのにかなり武闘派でした。
ちょっとたちが悪そうな感じが、イイ感じです。
でも、翠にはこのくらいの男がちょうどよさそうです。
年上で包容力もあって、翠にメロメロだ!
余談ですけど
作者さんの作品の中に時々現れるバイク乗りの話
バイクが好きなんだなぁって文章に滲みでてきてます。
さらに余談ですが・・・
真治が弟のことを「腹違い」って言うのですけど
「種違い」だよねーって細かいことが気になってしまった。
☆3.5
紙の本
BL面が性急
2017/08/31 18:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
攻は受に一目惚れのような感じのお話。
数回会っただけで受と共に生きたいレベルまで心酔する攻の性急さに戸惑いつつ、包容力と若干の影がある攻は好みなので良かったです。
ただ、受に対し終始保護者のような態度で紳士的だったせいか、二人の関係における熱っぽさや焦れ焦れ感という点で物足りなかったです。