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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2010/11/25
  • 出版社: 文藝春秋
  • サイズ:20cm/414p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-329740-8

紙の本

追悼者 Requiem

著者 折原 一 (著)

浅草の古びたアパートで発見された女の絞殺死体。被害者は大手旅行代理店のOLだが、夜になると街で男を誘っていたという。この事件に興味を抱いたノンフィクション作家が彼女の生い...

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追悼者 Requiem

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商品説明

浅草の古びたアパートで発見された女の絞殺死体。被害者は大手旅行代理店のOLだが、夜になると街で男を誘っていたという。この事件に興味を抱いたノンフィクション作家が彼女の生い立ちを取材すると、その周辺に奇妙な事件が相次いで起きていたことが分かる。彼女を殺したのは誰か?その動機は?「騙りの魔術師」折原一が贈る究極のミステリー。【「BOOK」データベースの商品解説】

大手企業のOLが絞殺死体で発見された。彼女は夜になると街で男を誘っていたという。事件に興味を抱いたノンフィクション作家が生い立ちを取材すると、周辺に奇妙な事件が相次いでいたことが分かる。彼女を殺したのは誰か?【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

折原 一

略歴
〈折原一〉1951年生まれ。早稲田大学卒業後、編集者を経て「五つの棺」でデビュー。「沈黙の教室」で第48回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。ほかの著書に「逃亡者」など。

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評価内訳

紙の本

昼と夜の顔が違う魔性の女の過去と殺害理由

2011/01/14 11:33

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

浅草の古いアパートで一人の女性の絞殺死体が発見されます。
彼女は丸の内の大手旅行会社の優秀なOL。
しかし、夜は浅草で娼婦をしていました。

「東電OL殺人事件」のモチーフを借りた「丸の内OL殺人事件」を
駆け出しのノンフィクションライター・笹尾時彦が追います。

殺害されたOLは大河内奈美、30歳。
不倫の末、結婚した両親を祖父母が許さず
会社も父親を冷遇したため、
父は大阪に単身赴任、母は栃木の実家に身を寄せ
奈美は生まれた時から父親のいない生活でした。

しかし彼女はかわいくて、頭もよく
人を惹きつける「オーラ」のようなものを持っている少女でした。
いつもクラスの中心にいて、自然とリーダーとなっているタイプ。
当然、モテますが、彼女に想いを寄せた男性は
必ず事故にあったり、不幸になったりしている――。

笹尾が奈美の過去を調べていくうちに
彼女の周りでは事故が多い事に気づきます。
不可解な事故は奈美のせいなのか、偶然なのか。
そして彼女は誰に殺されたのか――。

折原一の巧みなリーダビリティによって
彼女に惹かれるのは、登場する男性も読者も同じでしょう。

同時に笹尾は若い女性ノンフィクションライターにも
言い寄られて、いいように使われ始めます。
この危なっかしさも、目が離せません。

奈美の過去が明らかになるにつれ
二転三転、おもしろいように謎が転がり
犯人が変わっていきます。
少しだけ解答が見えるかに思えるのも
著者の手のうちなのでしょうね。

それに、魔性の女ってどんな人のことをいうのか、
ちょっとわからなくなります。

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紙の本

そういえば、叙述ミステリでユーモアあふれる作品というのに出会ったことがないな、と思いました。叙述ものの基本は暗い。でも、そろそろ違うパターンがほしいかな。それに東電OL殺人事件を連想させると、話が下世話になるんですよ、ワイドショーのおかげで・・・

2011/10/11 21:25

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

〈追跡者〉ではなく〈追悼者〉っていうのが、いかにも折原らしいな、って思います。とはいえ、このシリーズといっていいのか、『○○者』作品群、私にはもう手垢がついたというか、新鮮味を感じないし、何よりタイトルだけ見ていると、新刊なのか前に出ていた作品なのか区別がつきにくくなっていて、そろそろ、別の題を考えたほうがいいのかな、だって共通項っていえば埼玉が舞台に登場する以外になにもないんだから、なんて思います。

で、カバー画ですが、多分、雨が降る浅草の街角で立ちんぼうをしているのであろう被害者女性を、ストレートにではなく路上の水たまりに移った姿で不安げに描いているあたりは、ひねりが面白く働いている感じで、装幀 藤田新策、と断っていなかったら他の人の仕事ではないかと思った次第。小説はシリーズ化しているような、いないような不思議なマンネリズムの中にいますが、装幀は一歩先んじて変化をみせています。

お話ですが、書き下ろし作品で、内容について、出版社のHPでは
              *
丸の内OL絞殺事件、「昼と夜」2つの貌が呼び寄せた悲劇

浅草のアパートで見つかった丸の内OLの遺体。「昼はOL、夜は娼婦」、彼女を取材したノンフィクション作家が辿りついた意外な真犯人

人気シリーズ「○○者」の最新刊。9月のある朝、浅草の古びたアパートで女の絞殺死体が見つかった。被害者は丸の内OL。調べが進むうちに、被害者には2つの顔があったことがわかってくる。昼はOL、夜は娼婦。この事件に興味を持ったライターが取材をしていくと、彼女の周りでは奇妙な事件が頻発していたことが判明。彼女を殺したのは誰か? その理由は? 「語りの魔術師」の驚愕作に乞うご期待。(ON)
              *
となっていて、ある年代の人は1997年に起きた「東電OL殺人事件」を連想することでしょう。〈OL〉〈昼はOL、夜は娼婦〉というキーワードがありますから。で、その人たちは当然、佐野眞一『東電OL殺人事件』、桐野夏生『グロテスク』のことを思い浮かべ、この話はその中間に位置するものなのか、さらに別の展開をするのか、と思うはずです。

死体の第一発見者は、加藤修治、35歳になる新聞配達員です。そして、捜査の過程で被害者とみなされた女性、大河内奈美の意外な生活が浮かび上がってきます。身長160cmという彼女は、30歳、東京都千代田区丸の内にある旅行会社東亜ツーリスト企画部に勤務していました。その彼女が、勤務時間後は浅草の街角に立ち、売春行為をしていたらしいというのです。

これに反応したのがマスコミです。彼らの脳裏を過ぎったのは、読者同様「東電OL殺人事件」です。そして、その事件を三人のライターが追うことになります。一人が笹尾時彦です。ある殺人事件物で、昨年春秋ノンフィクション新人賞をとり、主に週刊誌などから事件物を依頼され、それなりに仕事をこなしている30歳の独身のノンフィクションライターです。とはいえ、仕事の注文は細り気味で危機感を抱いています。

もう一人が高島百合子です。今年の春秋ノンフィクション新人賞受賞者で、25歳と若いうえに女性で美人、ということもあり授賞式直後から依頼が相次ぐという幸運な女性です。その彼女に前年の受賞者として今年の受賞者に花束を手渡す役を依頼されたのが笹尾で、これが縁で百合子と知り合うことになります。ちなみに身長170cmの笹尾に対し、やや背が低いということになっています。

最後の一人が、加山修一郎です。ノンフィクション界の大御所で、50代半ばのガッシリした体格の男で、チームを組織して取材をするなど、機動力に定評があり、今回の丸の内OL事件に取り組むことを宣言します。とはいえ、このお話で取材の中心にいるのは笹尾であり高島です。二人は全く別のルートで奈美の人生を辿っていきます。ライバルでありながら、心惹かれる二人、という設定は折原には珍しいロマンチックなものです。

しかし、奈美が歩んだ道は複雑なものでした。まず家庭が複雑です。父親の達夫は、T大学卒業後、大手の都市銀行に勤務に勤務していましたが、1997年に事故で死亡しています。で、母の静江と達夫が知り合ったとき、達夫はすでに家庭を持っていました。静江が身ごもったことから結婚することになったのです。そして、達夫夫妻には奈美のほかに五歳年下の娘・真緒がいました。

その真緒ですが、彼女は祖父の家に養子に出されています。この件の中心にいるのが、奈美の祖父・村岡太助です。小学校の校長を務めた太助はその年代の地方の男に特有の旧弊な男で、村岡家に君臨し、娘の静江と達男の結婚に反対します。そして、村岡家が絶えることを嫌い、達男に婿養子になることを望みますが、それが出来ないと知り、奈美の妹・真緒を養子にすることを呑ませるのです。

ほかにも様々な事柄が浮かび上がり、単なるOLのスキャンダラスな二重生活が、より複雑な様相を帯びてきます。ここらは、なかなか上手いなあ、そういえば『逃亡者』も、一筋縄ではいかない話で、そこにも結婚、母子といった問題が話の核心にあったなあ、と思います。複雑な家族の事情も、それが絵空事かといえば、案外、地方の旧家などではよくあることです。そういう意味では、リアリティがある。

ただ、です。これは折原の性格もあるでしょうし、叙述ミステリというものが持つ宿命かもしれませんが、ともかく話が暗い。笑いとか余裕、なんていうものは微塵も感じられないわけです。ミステリとして張り巡らされた伏線がきちんと活き、謎が解け、犯人が捕まる、それが全て、といわれればそれまでですが、私としてはさらに生きる希望や、喜びを味わいたい。古いのは承知でいいますが、事件を通じて登場人物の成長するすがたが見たい。

でも、折原の作品でそれを得ることは、少なくとも今まではなかったし、インタビューなどを読んでもその方面に進む様子はありません。そういう意味でも「○○者」も岐路にあるのかな、なんて思います。ま、皆が同じ道を歩む必要性もない、と割り切って、この暗い路線を進むというのも選択ではありますが、別の世界をみてみたいな、とも思います。最後は、参考に目次。

一 事件
  幕間
二 取材
  幕間
三 彼女の軌跡
  幕間
四 待つ女
  幕間
五 101号室の男
  幕間
六 101号室の女
  エピローグ

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2011/01/09 03:24

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