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- カテゴリ:中学生 高校生 一般
- 発行年月:2011.7
- 出版社: メディアファクトリー
- レーベル: 幽ブックス
- サイズ:19cm/416p
- 利用対象:中学生 高校生 一般
- ISBN:978-4-8401-3978-6
紙の本
ゴーストハント 5 鮮血の迷宮 (幽BOOKS)
著者 小野 不由美 (著)
増改築を繰り返し、迷路のような構造を持つ巨大な洋館。地元では幽霊屋敷として名高く、中に入った者が行方不明になる事件が連続して起こる。この館を調査するため、二十名もの霊能者...
ゴーストハント 5 鮮血の迷宮 (幽BOOKS)
紙の本 |
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- 税込価格:10,175円(92pt)
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商品説明
増改築を繰り返し、迷路のような構造を持つ巨大な洋館。地元では幽霊屋敷として名高く、中に入った者が行方不明になる事件が連続して起こる。この館を調査するため、二十名もの霊能者が招集された。複雑な内部を調べていた麻衣たちは、館内に空洞があることに気づく。次々に姿を消す霊能者たち。やがて明らかにされる、館の血塗られた過去。【「BOOK」データベースの商品解説】
幽霊屋敷として名高い巨大な洋館で、中に入った者が行方不明になる事件が連続して起きた。この館を調査していた麻衣たちは、館内に空洞があることに気づき…。全編にわたり入念なリライトを施した完全版。〔「悪霊になりたくない!」(講談社X文庫 1991年刊)の改題改訂〕【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
小野 不由美
- 略歴
- 〈小野不由美〉大分県生まれ。1988年講談社X文庫ティーンズハートからデビュー。著書に「十二国記」シリーズ、「屍鬼」「黒祠の島」など。
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紙の本
血の匂いに酔ってしまいそう
2011/10/15 17:07
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紫月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
舞台は山奥に立つ巨大な洋館。
増改築を繰り返したために、迷路のような複雑な構造になっている。
館の中では行方不明者が続出していた。
調査のために集められた二十名もの霊能者たち。
ナル、麻衣たち渋谷サイキックリサーチのメンバーは、いつものように館の測量を始めた。
すると、内部に空洞の部分があることに気づく。
調査の間も、姿を消していく霊能者たち。
ということで、ゴーストハントシリーズ5作目。
巻を追うごとに面白くなっていく気がする。
不自然な増改築を繰り返した館の伝説は他もあり、その逸話や怪奇現象、伝説に関する薀蓄は今回もどっさり。
他のホラー小説とはちょっと趣を異にするシリーズだ。
麻衣の天真爛漫な性格や、同じように大雑把で天衣無縫な仲間たちとの掛け合いが楽しいのも、ホラー小説としては異質かもしれない。
本書では新たな登場人物が現れ、神秘に覆われたナルのベールが少しだけはがされる。
森まどかというこの人物、ほんわり柔らかなキャラクターで、ムードメーカーといった感じだ。
麻衣のナルに対する恋心も、じりじりと成長中である。
このあたり、普通の楽しい話として楽しめる。
しかし、話の中軸そのものは、やはり怖い。
今回も、なぜ館に増改築が繰り返されたのか?
それも、なぜこのような不自然な造りにしたのか?
というところが、事件の鍵となっていて、後半以降、一気に解決へ向かっていくのだけど、その過程がほんとに怖い。
麻衣が見る夢というのは、事件を解く糸口になっているのだけど、それが映像的に怖い。
生垣の迷路を二人の男によって連れて行かれる風景。
そのあと、わが身に起こる恐ろしい出来事。
そういった一連の事柄が、目に浮かぶよう。
今回はタイトル通りに『鮮血』と『迷宮』がキイワード。
血の匂いに酔ってしまいそうな一話だった。
紙の本
面白かったです
2022/03/14 13:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
人里離れた場所に立つ洋館が今回の舞台。怖さのレベルはシリーズ中一番ではないでしょうか。異常な建て増しの数々、次々と消える人びと、謎が明らかになってゆくにつれ見えてくるひとりの男の存在…怖すぎです。
紙の本
とかくありがちな単純なハッピーエンドに収束させないところがこの作家の力量なのかな
2011/11/12 23:40
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yama-a - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずっと気になっていた小野不由美を初めて読んでみた。初めて読むのにシリーズ物の第5作とは如何なものかと我ながら思うが、買った時には気づいていなかったのだからしょうがない。
で、残念ながらこれは僕が好きなタイプの小説ではなかった。ふーん、京大推理小説研究会出身ですか。その割には設定・進行ともに随分マンガっぽいね。まあ、そのあたりが僕があまり好きではない所以なのだけれど、でも、まあ、そこそこ面白かったのは事実である。多分シリーズ第1作から順序正しく読んできていたら、恐らく読んでいるうちにレギュラーのキャラがしっかり立ってきて、随分楽しみ方も深くなったのではないかと思う。
多分毎回そういう構成なのだろうと思うのだが、高校生を主なメンバーとする「渋谷サイキックリサーチ」が怪現象を解決する話である。で、今回は増改築を繰り返して迷宮のようになった大邸宅で行方不明者が続出し、それを解決するために全国から霊能者が集められたという設定。
この手の小説は展開が命なのでネタバレに繋がることは一切書かないが、今回は一連のシリーズの中で、語り手である麻衣の霊能者としての覚醒に少し焦点が当てられている。麻衣のある種の成長物語的なしつらえをしてあるところあたりが読者に受けている点なのかなあと想像したりもする。そして、彼女の能力が発現して彼女が見てしまう夢の描写は結構おどろおどろしい。また、渋谷サイキックリサーチの所長であるナルこと渋谷一也がてきぱきと判断して、結局のところ事件を解決したようなしていないような終わり方が僕は気に入った。とかくありがちな単純なハッピーエンドに収束させないところがこの作家の力量なのかな、などというのが初めて読んでみた者の感想である。
さて、次は大作『十二国記』に手をつけようかどうしようか、などと考えている。