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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.5 5件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2010.10
  • 出版社: 青土社
  • サイズ:20cm/348,17p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-7917-6575-1

紙の本

デカルトの骨 死後の伝記

著者 ラッセル・ショート (著),松田 和也 (訳)

生前から漂泊の哲学者として、常に論争と孤独の中に生きたデカルト。だが死後にすら彼に平安は訪れなかった−。彼の死の直後から21世紀の今日に至るまでにデカルトの骨が辿った旅路...

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デカルトの骨 死後の伝記

税込 2,640 24pt

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商品説明

生前から漂泊の哲学者として、常に論争と孤独の中に生きたデカルト。だが死後にすら彼に平安は訪れなかった−。彼の死の直後から21世紀の今日に至るまでにデカルトの骨が辿った旅路を追う。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

ラッセル・ショート

略歴
〈ラッセル・ショート〉アメリカ生まれ。アムステルダム在住のジャーナリスト。『ニューヨークタイムズ・マガジン』『ニューヨーカー』などに寄稿。

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書店員レビュー

ジュンク堂書店福岡店

遠く母国を離れたスウ...

ジュンク堂書店福岡店さん

遠く母国を離れたスウェーデンの地で客死した『近代哲学の父』デカルトの遺骨を巡るノンフィクション。数奇な運命をさまよった遺骨のエピソードは面白く興味尽きないが、しかしこれは取り敢えずの主題で、著者の主眼は副題に『死後の伝記』とあるように、この遺骨に関わった人々(王侯貴族、軍人、政治家、科学者等)にあるように思われる。そのためかなりの頁が、歴史的背景や宗教、科学、哲学(論争)史に割かれている。平易な語りで語られてるので、西欧近代思想、科学、宗教史の手頃な入門書にもなっている。

みんなのレビュー5件

みんなの評価3.5

評価内訳

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  • 星 1 (0件)

紙の本

髑髏を片手に、旅に出よう

2011/01/25 15:10

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うみひこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本を手に取るとき、読者はまず、表紙絵にある頭蓋骨に目をやるだろう。
下顎のない、なにやら額に幾つかの文字の書かれた頭蓋骨。
これが、デカルトの、あのコギト・エルゴ・スムによって近代の知を開き、
その「二元論」により、科学への扉を開いた、大哲学者の頭脳を納めていた頭蓋骨なのだ。

 だが、冒頭「序」の章で、パリの人類博物館での風景、
著者の手にあっさりと頭蓋骨が渡される瞬間を読むと、
いいようのない違和感に満たされる。

 なぜ、頭蓋骨は博物館に置いてあるのか?
 その他の骨はどこにあるのか?
 頭蓋骨に書かれた文字とはなにか?

読者はいくつもの疑問を胸に抱くに違いない。

そんな、読者を尻目に、作者は、ゆうゆうと、
デカルトの死から骨の伝記を語り始める。

 デカルトは、遠い異国の地、ストックホルムでその死を迎えた。
彼の死体は、カソリックであるが為に、スウェーデンの教会には受け入れられず、
身寄りのない子供達の墓に埋葬される。

16年後、遺骸は掘り起こされ、銅の小さな棺に入れられ、
フランスに帰ったはずであった。
そして、待ちかまえていたデカルト主義者たちにより、
手厚い儀式の上、サント・ジュヌヴィエーヴ教会に埋葬された。

だが、革命が起きた。

そこからまた、デカルトの骨はさまよい出す。
略奪された教会から、博物館の庭の石の棺へ。
パンテオンに送られようとして、中止され、
サンジェルマン・デ・プレ教会に三度目に埋葬され、
そこで、初めて人々は気づくのだ。

頭蓋骨はどこに?


 やがて、スウェーデンで見つかった頭蓋骨がフランスに送られてくる。
フランスへの移送の際に盗まれたとされるこの頭蓋骨には、
ラテン語の詩、スウェーデン語による所有者の辞など、
さまざまな文字が書き込まれていた。
フランスのアカデミーは、何度も、真贋の鑑定を繰り返し、
一応、肖像画を元にした比較により、本物として鑑定し、
頭蓋骨は現在の人類博物館に展示されるようになる。

 実は、此処までの話は意外に知られてきた物語である。
例えば、著名なデカルト学者、所雄章著の『知られざるデカルト』の中でも、
この行程は描かれている。
そして、この頭蓋骨が本物だとされるなら、何故、その他の骨と共に葬らずに、
博物館の倉庫などに置いているのかという疑問を呈している。
 
 ネアンデルタール人の頭蓋骨等と共に、博物館に展示されていたというこの頭蓋骨。
実は博物館の中でも行方不明になったりしていて、フランス人によって、
本当に敬意を受けているとは思えない部分もある。
本物として手厚く埋葬されない理由を、もっと追求すべきではないだろうか。
例えば、DNA鑑定という手法で、胴体部分と頭蓋骨の鑑定をしてしまえば、
事は簡単なのではないだろうかと、読者は思うに違いない。
けれども、その時には、頭蓋骨か、胴体の骨、どちらかが又偽物となる可能性もある。
ここから又、別の物語が始まっていくような予感さえする…。

 作者が語るこの骨の物語の中には、記念に右手の人差し指の骨を所望した男や、
小さな骨片を円環の形に切り、指輪として友人に贈った男等も現れ、
その時代や、デカルトへの認識や憧れが、骨の欠片から見えてくるようになっている。

 骨の旅を巡るこの物語は、西洋史の中でのデカルトの思想の影響を語りながら、
現代を見つめ直すよう読者を促す。科学に於いて、医学に於いて、デカルトの新しい思想が当時の人々に与えた衝撃と希望を、デカルトの骨を巡る旅にからめて作者は描いてみせる。それは、なんと現代の日本へも繋がり、「顔学」という新しい学問の成立と同時に、
かの頭蓋骨は、はるばる日本に旅をしてきたこともあったという。
さらに、作者にとっては、最後には、現代における宗教と無宗教派の対立までをも視野に入れて、デカルトの思想の中に解決策を探るものとなっていく。
 そこまで、読み取って行くことは、なかなか難しいのだが、改めて、デカルトが作り上げた世界の様相を見つめ直す為に、哲学史と哲学書を手に取りたくなるような、そんな書物となっている。
さあ、頭蓋骨を片手に、遙かな思索の旅へと誘われてみよう。 

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2014/05/17 22:33

投稿元:ブクログ

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2011/11/29 11:17

投稿元:ブクログ

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2017/02/25 08:39

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2023/01/21 14:30

投稿元:ブクログ

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