「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
ベストセラー「愛しのチロ」でも知られる、写真家・アラーキーの愛猫チロ。22年をともに生きたチロの死を看取り=見撮り、チロへの深い愛を、切ないまでに焼きつけた写真集。アラーキーならではの女性の写真なども掲載。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
荒木 経惟
- 略歴
- 〈荒木経惟〉1940年東京生まれ。千葉大学工学部卒業。第1回太陽賞受賞。オーストリアより科学・芸術勲章を受ける。著書に「愛しのチロ」「センチメンタルな旅・冬の旅」「遺作 空2」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
著者/著名人のレビュー
ずっと荒木氏のそばに...
ジュンク堂
ずっと荒木氏のそばにいた、愛猫チロ。
今年の3月、そのチロも、天に召されました。
写真は2009年の12月から始まり、ほぼ毎日、可愛らしいチロの様子が撮られています。
しかし、日をおうごとにチロは徐々にやつれ、痩せていき、ついに今年の3月、命がつきます。
チロの、遺骨の写真もあり、愛情の深さがうかがえます。
チロがなくなった後は、ずっと曇りや夕方の空の写真ばかりが並び。
2ヶ月が経った頃に、明るい空の写真と、荒木氏の短いメッセージ。
それ以外に何も文章はなく、それだけに想いの深さがひしと伝わってきて、ページをめくるごとに涙がこみあげてきます。
最後、裏表紙をみると涙を流す荒木氏のイラストがあり、また、涙がこみあげました。
これは、猫好きな方には辛い1冊かもしれませんが、それ以上に愛を感じられる1冊です。
書店員レビュー
写真がいかに雄弁であ...
ジュンク堂書店新潟店さん
写真がいかに雄弁であるかを改めて思い知らされる。
本書は公と私、過去と現在が交錯する形で構成されている。一枚一枚の写真がページをめくる度に力を持っていくのは、この構成の妙に因るところが大きいだろう。
しかしなによりもこの写真集を素晴らしいものにしているのは荒木経惟のカメラへの、そして対象への情熱であろう。
芸術書担当 水野
紙の本
ただただ愛し悼むだけ
2011/03/01 18:33
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こぶた - この投稿者のレビュー一覧を見る
22年間寄り添ってくれた愛猫チロの亡くなったのちまでの
写真集
日常的に撮られるヌード写真の中に
モノクロで
10年前亡くなった夫人のお骨を抱えているアラーキーの姿や
動物霊園で焼かれたチロのお骨が並んでいて
写真家の悲しみが言葉は無くても伝わってきた
命は限りがあるもの
それでも愛さずにはいられない
老いや病で衰えていく姿を撮影しながら
きれいな目をしている、よい表情をしている
チロを見続けること
写真家アラーキーの愛情なんだと思う
たかが猫
されど猫
愛した者には犬や猫や人間なんて関係ないのだ