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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2010.8
- 出版社: フォイル
- サイズ:20cm/44p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-902943-56-6
紙の本
うちゅうの目 まど・みちお詩集
著者 まど みちお (詩),奈良 美智 (写真),川内 倫子 (写真),長野 陽一 (写真),梶井 照陰 (写真)
100年をみつめてきた詩人からの贈り物。「NHKスペシャル」放映で深い感動をよんだ詩「れんしゅう」を単行本に初所収。【「BOOK」データベースの商品解説】自分が書きちがえ...
うちゅうの目 まど・みちお詩集
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商品説明
100年をみつめてきた詩人からの贈り物。「NHKスペシャル」放映で深い感動をよんだ詩「れんしゅう」を単行本に初所収。【「BOOK」データベースの商品解説】
自分が書きちがえたのでもないが いそいそとけす 自分が書いたウソでもないが いそいそとけす(「けしゴム」より) 100年をみつめてきた詩人、まど・みちおからの贈り物。印象的な写真も掲載。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
まど みちお
- 略歴
- 〈まどみちお〉1909年山口県生まれ。詩人。52年、童謡「ぞうさん」がNHKで放送され、広く愛されるようになる。国際アンデルセン賞作家賞受賞。「まど・みちお全詩集」で芸術選奨文部大臣賞受賞。
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書店員レビュー
今月16日で101歳...
ジュンク堂書店広島駅前店さん
今月16日で101歳になられる、まどみちおさん。これまでに発表された詩+単行本に初所収された詩が1編というもの。きれいな表紙の写真に魅かれて手に取ってみる。詩は短くて読みやすくて、ひらがなばかりの詩もある。詩の内容に寄り添うような写真もすごくいい。こんなに簡単に読めるのに、ほんのわずかな時間なのに、言葉が素直に入ってきて、涙が出そうです。大きな深呼吸をしたような、たくさん話をしたような、気がするから不思議です。やっぱりまどさんは、すごいです。
児童書担当 神車
紙の本
空を見て、深呼吸したくなる。美しく、静かな写真とのハーモニーが素敵なアンソロジー。
2010/10/18 15:04
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:月乃春水 - この投稿者のレビュー一覧を見る
まど・みちおさんの詩と4人の写真家・美術家のコラボレーション。
詩と写真が一体化している、とても素敵な一冊です。
写真は奈良美智、川内倫子、長野陽一、梶井照陰。
収録作品は
チョウチョウ
けしゴム
ことり
アリ
根
どうしてだろうと
ぞうさん
ノミ
おならは えらい
どうぶつたち
人ではない!
カ
いちばんぼし
ねむり
れんしゅう
臨終
リンゴ
いわずに おれなくなる
深い夜
ぼくが ここに
冬至
どうして いつも
さかな
するめ
「アリ」では蟻の写真が使われていますが、必ずしも写真と詩が対応しているわけではありません(「チョウチョウ」も「リンゴ」もちがっています)。
「そのもの」ではなくても、詩の世界がどんどん広がっていくような、とても素敵な写真が選ばれています。
前後の見返しに余白のない写真が使われているのがとてもいい。印象に残ります。
セレクトされた詩については、まどさんの代表的なものが多いように思いますが、特筆すべきは2010年新春に放映されたNHKスペシャル「ふしぎがり~まど・みちお 百歳の詩~」のなかで紹介された2000年の作品「れんゅう」が、単行本では初所収されていること。
この詩ひとつにとどまらず、前後の詩の流れもぜひ、感じたいところです。
さらに全体でひとつの大きな世界がつくられています。
本のタイトル『うちゅうの目』というのは秀逸です。
たくさんの詩を作られているまどさん。
詩集や全集、アンソロジー、それぞれの魅力がありますが、この本は、美しく静かな写真とのハーモニーが特徴です。
おもわず空を見て、深呼吸したくなります。
深く、味わっていただきたいと思います。
<ブログ> 産後の読書案内(本のことあれこれ)
紙の本
「海 きれいでした・・」など、しみこむ言葉が好きな詩のセレクション 。
2012/09/27 11:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
まどさんの詩の中でも私の好きな詩が選ばれています。
雰囲気がよくあった写真との組み合わせも素敵。
有名な「ぞうさん」ももちろん載っていますが、
自分が書いたのでもないものをいそいそとけして消えていく「けしごむ」や、
「海 きれいでした」というなんでもない言葉に何度もキュンとしてしまう「臨終」、
そして、そして・・。
どの言葉も染み込んできます。
ときどき読み返したくなる、そえられた写真と一緒に飾っておきたくなる、詩集です。