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商品説明
「捕物帖」は日本のオリジナル文化。その正体は純然たる探偵小説、ミステリだ。岡本綺堂「半七捕物帳」から宮部みゆきの霊能捕物帖「震える岩」まで、長年にわたる捕物帖の流れに分け入り、新たな読み方・愉しみ方を案内する。【「TRC MARC」の商品解説】
山本周五郎の「赤ひげ」は捕物帖？
「捕物帖」は日本のオリジナル文化！ その正体は純然たる探偵小説、ミステリだ。
岡本綺堂『半七捕物帳』から宮部みゆきの霊能捕物帖『震える岩』まで、百年に近い捕物帖の流れに分け入り、新たな読み方・愉しみ方を案内する。【商品解説】
目次
- 第Ⅰ部 江戸のヒーロー 定説と異説
- 第一章 三大捕物帖と林不忘『釘抜藤吉捕物覚書』
- 一、半七の前に半七なく……
- 二、白井喬二の「伝奇捕物帖」
- 三、林不忘にとって「最初の」探偵小説創作が捕物帖だった
- 四、『右門捕物帖』は相棒小説の先駆的作品
- 五、平次は「国民文学」のスケールを実現した
- 第二章 横溝正史『人形佐七捕物帳』
- 一、偽装することによって作品の純度を保った
- 二、毒々しい装飾趣味と謎解き志向との合体
著者紹介
野崎 六助
- 略歴
- 〈野崎六助〉１９４７年東京生まれ。９２年「北米探偵小説論」で日本推理作家協会賞受賞。小説に「安吾探偵控」、評論に「魂と罪責」など。
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