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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2010.7
- 出版社: 早川書房
- サイズ:20cm/398p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-15-209143-7
紙の本
リーマン・ショック・コンフィデンシャル 上 追いつめられた金融エリートたち
著者 アンドリュー・ロス・ソーキン (著),加賀山 卓朗 (訳)
【800−CEO−READビジネス書大賞(2009年)】リーマン破綻は防げたのではないか? 遂に明かされるスキャンダラスな内幕。ニューヨーク・タイムズの記者が、リーマン・...
リーマン・ショック・コンフィデンシャル 上 追いつめられた金融エリートたち
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商品説明
【800−CEO−READビジネス書大賞(2009年)】リーマン破綻は防げたのではないか? 遂に明かされるスキャンダラスな内幕。ニューヨーク・タイムズの記者が、リーマン・ショックのセンセーショナルな裏側に、当事者たちのインタビューを通して鋭く切り込む。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
アンドリュー・ロス・ソーキン
- 略歴
- 〈アンドリュー・ロス・ソーキン〉ニューヨーク・タイムズのトップ記者。金融、企業合併専門。ヒューレット・パッカードのCompaq買収や、IBMによるPC製造部門のLenovoへの売却など、スクープを連発。
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紙の本
米国金融エリートの戦闘記
2010/08/03 08:24
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:CAM - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻カバーには「ニューヨーク・タイムズのトップ記者が鋭く切り込むリーマンショックのセンセーショナルな裏側」、下巻カバーには、「次々と倒れる巨大金融機関! ポールソン、バーナンキ、ガイトナー、バフェット、そして巨万の富を稼ぐエリートCEOたちは何を考え、いかに行動したか?」とある。原題は“TOO BIG TO FAIL”である。
エンディング部分で引用されているセオドア・ルーズベルト大統領が1910年に行った演説の表現を借りれば、本書で描かれるのは、多くのプレイヤー達が、「競技場」において、判断の誤りによって何度も何度もあと一歩という結末に終ろうとも、顔を埃と汗と血にまみれさせながら果敢に闘った物語である。
著者が冒頭で語るとおり、この物語を作り出した人々は、経済の底知れぬ深淵をのぞきこんでいると信じていたし、実際に目にしていたのかもしれない。彼らがどれだけうまくやれたかはまだ決されていない。その判定は、後世が行うことになるだろう。
我が国の新聞などでも名前をなじんでいる人々からそうでない人々まで、多くのプレーヤーが登場する長編推理小説のような本書を読み通すためには多少の根気を要するが、この上下巻で800頁に近い記録を読み切れば、2008年に起きた事件についてかなりの背景知識を得ることができるだろう。そして、最近の米国金融業界の事情について多少なりとも理解しやすくなることは間違いないと思う。