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紙の本
YELLOW MAGIC ORCHESTRA×SUKITA
著者 鋤田 正義 (著),Yellow Magic Orchestra (著)
YMOの30年の歴史を凝縮! 1979年&1980年のワールドツアー、写楽祭、散開、2008年ロンドン公演、2009年ワールド・ハピネス公演など、“巨匠”鋤田正義が撮影し...
YELLOW MAGIC ORCHESTRA×SUKITA
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商品説明
YMOの30年の歴史を凝縮! 1979年&1980年のワールドツアー、写楽祭、散開、2008年ロンドン公演、2009年ワールド・ハピネス公演など、“巨匠”鋤田正義が撮影したオン/オフ・ステージ写真を中心に収録。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
あのサウンドが蘇る
2012/06/24 14:51
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
某サイトでは賛否両論が激しかった本ですが、個人的にはリアルタイムのYMO時代らしい作りで結構好きです。
まず、段ボール箱入りというのがいかにもではありませんか。ただし、表に張り付けられているジャケット写真を破るというか切らないと本体を取り出せないのは残念です。
本体もチープな紙で、当時の感覚が思い出されます。YMOのメンバーも出てくることのあった某出版社の『週刊本』なんて、まったくこの通りだったのを思い出しました。なので、収められている写真は決してきれいではないですし、見にくいものも沢山あります。そこが残念と言えば残念ですが、YMOのステージ写真だけでなくバックステージだけでなく、当時のツアー移動中の姿やライブ会場の雰囲気を伝えるものまで、YMOが海外でいかに熱狂的に迎えられていたかを改めて教えられた感じです。
そうそう、ステージ写真を見るとシンセや楽器などがすべてコードで繋がれているのを改めて確認してしまいました。これを見ていると、YMOのアメリカ・デビュー盤に描かれている女性(?)の頭部を彷彿とさせますし、大友克洋の『AKIRA』を思い出させられ、電脳都市とか言っていた80年代初頭を思い出してしまいました。
後半に収められている各界からのコメントも、その人たちとYMOとの関係性を垣間見させてくれるものばかりでした。一応これは鋤田氏の写真集だろうと思っていたのですが、写真のことも含め鋤田氏のすごさを述べているものから、鋤田氏のことにはまったく触れずYMOとのことしか書かれていないものまで色々です。で、実はそっちのYMOについてのコメントの方が興味深かったりもします。
確かに巻末に白紙ページが数十ページあるのは気にはなります。編集意図とは言え、何だかねえとは思いますが、これもまた80年代初頭の雰囲気と言えば雰囲気かもしれません。
そして、何と言ってもインパクトがあるのは表紙にもなっており、箱の表面にもあり、もともとアルバムジャケットだったこの写真でしょう。
これらの写真を撮ったのが鋤田正義なる写真家であることを、時代を超えてはっきりと認識させてくれた1冊です。十分楽しめますし、私にとっては遅れてきた青春の宝物といった感じです。