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- カテゴリ:一般
- 発売日:2010/07/23
- 出版社: メディアファクトリー
- レーベル: MF文庫J
- サイズ:15cm/263p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8401-3457-6
紙の本
僕は友達が少ない 4 (MF文庫J)
著者 平坂 読 (著)
夏休み明けに衝撃的な出来事があったものの、羽瀬川小鷹は相変わらず友達のいない学校生活を送っていた。一方隣人部では、夜空に触発されて他の部員たちまでイメチェンに挑戦したり、...
僕は友達が少ない 4 (MF文庫J)
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商品説明
夏休み明けに衝撃的な出来事があったものの、羽瀬川小鷹は相変わらず友達のいない学校生活を送っていた。一方隣人部では、夜空に触発されて他の部員たちまでイメチェンに挑戦したり、手つかずだった小鳩の夏休みの宿題をみんなで手伝ったり、BLアニメを鑑賞したりと、これまでどおりの残念で賑やかな日常が繰り広げられるのだった。しかし、一見前と変わらない様子の夜空が、たまに可愛い素振りを見せることが…。これはもしかして—デレ期?一方星奈の父・天馬と小鷹の仲も深まったり—。大人気残念系青春ラブコメ第四弾、僕たちの熱く残念な季節は終わらない。【「BOOK」データベースの商品解説】
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紙の本
みんな自然に楽しめるようになってきた
2010/07/24 00:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
なぜ目次にわざわざ書いてあるのかなと思ったら、そういうことか!という第4巻。
10年前の友人関係を小鷹に思い出してもらい小さな秘密を抱えて微笑む夜空と、自宅に小鷹を呼んでお父さんに顔合わせまでした星奈。小鷹の妹というポジションを競い合う小鳩とマリア。小鷹に絡むけれど決定的にはならない理科と幸村。そんな風に隣人部メンバーの立ち位置も固定してきた感じがする。
今回は、マリアが天才少女だという設定がはじめて生きてきて、ついでに変なシスターもおまけでついてくる。あれをみれば、なぜマリアがあんな子に育ってしまったのかが分かる気がする。
そして、夜空が自分の態度に迷ってうろたえたり、星奈のいやらしい子ぶりが発揮されている背後で勝手に外堀が埋められていたり、次巻以降で友達を通り越した展開に発展しそうな予感すらしてきてしまう。
こんな感じで他の子たちが頑張ったので、幸村はいつにも増して影が薄い。同じ様なポジションの理科は、スポットで出て主役を食う働きをするんだけれどね。
ちなみにボクは、同窓会の手紙は開催日までは捨てません。一縷の望みに託したい気がするから…。
紙の本
4冊目にしてもなおネタも切らさずテンションも維持しているのが素晴らしい
2010/07/23 18:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタ切れと(主に作者の)士気の低下が最も心配なシリーズと言えなくもないのだが、ここにきてもなお維持していることに感嘆する。まだまだ書いていて楽しいのだろうし、独り歩きどころか独り暴走しまくるキャラ達がきっちり支えているのだと思う。「将来友達が出来た時のために予行演習」という、話題への定番的な入り方も既に出来ており、これを用いたり用いなかったりしてマンネリを極力避けようとの配慮も見られる。何よりシリーズ全体の進行を1冊の最初と最後に集中的に担わせることで、中間の大半をグダグダの残念話に思う存分費やせることが大きいようにも思う。今回の場合は、断髪して正体が判明した夜空のエピソードを前巻からの続きとして冒頭に描き、なかなかの胸キュン破壊力だった夜空のデレを見せながらもこのこと自体は今後の布石として置きつつ、最後には星奈、というか柏崎家の騒動の続きを引きとしている。そして、これらに挟まれた中間部分は、それはもぅいつも通りのイタさである、ええ。そして、マリアに縁がありながら、これまで名前だけだった【マザー・ケイト】の、あまりにも残念過ぎる登場(ある意味、本シリーズの世界観を高らかに宣言した第1巻冒頭の「ダブルリバース」に匹敵するインパクトあり)や、何故か小鷹と裸の付き合いをしている星奈(父)こと天馬(と書いてぺがさすと読む)を通じて、隣人部をひとつ遠巻きに見ている人達の視点を盛り込んでいるのが秀逸だった。隣人部の面々と言えば、今回もまた相変わらずなダメ人間っぷりが痛快に残念なのだが、表紙を飾るだけあってマリアの存在感が特に顕著だったように感じた。常に前向きというか天真爛漫な(しかし口は悪い)反応を見ると、もしかしてマリアって無敵じゃね?と思えるから不思議である。幸村成分多めな絵師さんの仕事っぷりも向上の一途である。