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商品説明
召使が推理、貴族が解決、本格愛好家へ贈る、ディテクティブ・ミステリーの傑作。【「BOOK」データベースの商品解説】
自称「貴族」、趣味「探偵」の謎の青年が、生真面目な執事、可愛いメイド、巨漢の運転手らとコネを駆使して、事件を推理し解決する! 知的スリルにみちたディテクティブ・ミステリー。『小説すばる』掲載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
ウィーンの森の物語 | 5−50 | |
---|---|---|
トリッチ・トラッチ・ポルカ | 51−84 | |
こうもり | 85−167 |
著者紹介
麻耶 雄嵩
- 略歴
- 〈麻耶雄嵩〉1969年生まれ。三重県出身。京都大学工学部卒業。「翼ある闇」でデビュー。著書に「夏と冬の奏鳴曲」「神様ゲーム」など。
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書店員レビュー
本格ミステリにおける...
ジュンク堂書店大阪本店さん
本格ミステリにおける名探偵は、その推理が最終的に必ず正しいという、特権的な地位を与えられている。それを半ば自覚的に悪用(?)したのが麻耶作品における「銘」探偵、メルカトル鮎だった。
本作では、その思想を更に推し進め、揺るぎない「探偵の絶対性」を完成させた。つまり、「推理をしない探偵」である。調査や聴取は執事やメイドにやらせ、自分が最後に推理だけするのかと思いきや、なんと推理すら召使にさせる。「探偵」という虚構性を体現した存在。それがこの「貴族探偵」である。
何とも人を食ったシロモノである。でもオススメ。
文芸書担当 H