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これからの「正義」の話をしよう
いまを生き延びるための哲学

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これからの「正義」の話をしよう(早川書房)

マイケル・サンデル著  鬼澤 忍訳 

税込価格: ¥2,415 (本体 : ¥2,300)

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出版:早川書房

サイズ ISBN 発行年月 利用対象 出荷可能時間
20cm / 380p 978-4-15-209131-4  2010.5  一般   24h

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内容説明

金持ちの税金を貧しい人々に再分配するのは公正か。前の世代が犯した過ちについて、私たちに償いの義務はあるか−。現代の道徳的ジレンマを、古今の思想を例に鮮やかに問い直す。ハーバード大学の人気講義をもとに書籍化。

内容紹介

8月サンデル教授が来日し日本版特別講義を行います。講義の模様はNHKの特別番組で放送予定。

NHK教育テレビにて放送の「ハーバード白熱教室」(2010年4月4日~6月20日。毎週日曜18:00~19:00)が話題に。経済格差は悪か? 命に値段はあるか? 個人の自由と社会の利益はいかにして両立可能か──現代の道徳的ジレンマを鮮やかに問い直す。アメリカ現代思想界の雄による、のべ1万4千人の履修者数を誇るハーバード大学超人気講座を元にした、ポスト9・11時代の正義と自由論。

1人を殺せば5人が助かる状況があったとしたら、あなたはその1人を殺すべきか? 金持ちに高い税金を課し、貧しい人びとに再分配するのは公正なことだろうか? 前の世代が犯した過ちについて、私たちに償いの義務はあるのだろうか――。
つまるところこれらは、「正義」をめぐる哲学の問題なのだ。社会に生きるうえで私たちが直面する、正解のない、にもかかわらず決断をせまられる問題である。
哲学は、机上の空論では断じてない。金融危機、経済格差、テロ、戦後補償といった、現代世界を覆う無数の困難の奥には、つねにこうした哲学・倫理の問題が潜んでいる。この問題に向き合うことなしには、よい社会をつくり、そこで生きることはできない。
アリストテレス、ロック、カント、ベンサム、ミル、ロールズ、そしてノージックといった古今の哲学者たちは、これらにどう取り組んだのだろう。彼らの考えを吟味することで、見えてくるものがきっとあるはずだ。
ハーバード大学史上空前の履修者数を記録しつづける、超人気講義「Justice(正義)」をもとにした全米ベストセラー、待望の邦訳。

宮台真司氏推薦

1人殺すか5人殺すかを選ぶしかない状況に置かれた際、1人殺すのを選ぶことを正当化する立場が功利主義だ。これで話が済めば万事合理性(計算可能性)の内にあると見える。ところがどっこい、多くの人はそんな選択は許されないと現に感じる。なぜか。人が社会に埋め込まれた存在だからだ――サンデルの論理である。 彼によれば米国政治思想は「ジェファソニズム=共同体的自己決定主義=共和主義」と「ハミルトニズム=自己決定主義=自由主義」を振幅する。誤解されやすいが、米国リバタリアニズムは自由主義でなく共和主義の伝統に属する。分かりにくい理由は、共同体の空洞化ゆえに、共同体的自己決定を選ぶか否かが、自己決定に委ねられざるを得なくなっているからだ。 正義は自由主義の文脈で理解されがちだが、共和主義の文脈で理解し直さねばならない。理解のし直しには、たとえパターナル(上から目線)であれ、共同体回復に向かう方策が必要になる――それがコミュニタリアンたるサンデルの立場である。(宮台真司氏、本書オビ裏より)

著者プロフィール

■マイケル・サンデル
Michael J. Sandel
1953年生まれ。ハーバード大学教授。ブランダイス大学を卒業後、オックスフォード大学にて博士号取得。専門は政治哲学。2002年から2005年にかけて大統領生命倫理評議会委員を務める。1980年代のリベラル=コミュニタリアン論争で脚光を浴びて以来、コミュニタリアニズムの代表的論者として知られる。主要著作に『リベラリズムと正義の限界』、"Democracy's Discontent"、"Public Philosophy"などがある。類まれなる講義の名手としても著名で、中でもハーバード大学の学部科目「Justice(正義)」は、延べ14,000人を超す履修者数を記録。あまりの人気ぶりに、同大は建学以来初めて講義を一般公開することを決定、その模様はPBSで放送された。この番組は日本では2010年、NHK教育テレビで『ハーバード白熱教室』(全12回)として放送されている。

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リベラリズムと正義の限界
¥4,200

これからの「正義」の話をしよう
¥2,415

民主政の不満 公共哲学を求めるアメリカ(上)
¥3,150
3冊
(合計¥9765)を

著者紹介

〈マイケル・サンデル〉1953年生まれ。オックスフォード大学にて博士号取得。専門は政治哲学。ハーバード大学教授。コミュニタリアニズムの代表的論者。

書評



あの番組で見られた白熱がそのままこの本の中にある yama-a 2010/10/13

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NHKの『ハーバード白熱教室』という番組でご覧になった方も多いだろう。そう、あの先生の、あの授業の本である。もちろん、巻末の「謝辞」で著者も触れているように、本を書くのと講義をするのは同じではない。本にするためにまとめなおした点は…全部読む

「正義を考える本」がこんなに注目されるのは不幸かもしれない。 銀の皿 2010/09/12

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本書がなぜベストセラーになるのかという驚き、そして正義を定義することの難しさを改めて感じたこと。本書への感想は「くにたち蟄居日記さんの書評」にあげられていた三つのポイントに近いものである。沢山の具体例を挙げながら説明するので、「ど…全部読む

正義、平等、自由というものの定義の難しさに耐えていくこと くにたち蟄居日記 2010/08/31

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読後感は三点である。 一点目。改めて、「正義」「平等」「自由」というものの定義の難しさを感じた。 本書で繰り広げられる各種の事例に対して、何が正義で、何が平等で、何が自由なのかを一つに決めることは不可能だ。その「不可能さ」ぶりに…全部読む


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