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- カテゴリ:一般
- 発売日:2010/04/01
- 出版社: アルファポリス
- サイズ:19cm/522p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-434-14235-2
紙の本
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 1 接触編
著者 柳内 たくみ (著)
20XX年—白昼の東京銀座に突如「異世界への門」が現れた。「門」からなだれ込んできた「異世界」の軍勢と怪異達によって、阿鼻叫喚の地獄絵図と化した銀座。この非常事態に、日本...
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 1 接触編
ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり <1.接触編>
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:9,350円(85pt)
- 発送可能日:1~3日
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商品説明
20XX年—白昼の東京銀座に突如「異世界への門」が現れた。「門」からなだれ込んできた「異世界」の軍勢と怪異達によって、阿鼻叫喚の地獄絵図と化した銀座。この非常事態に、日本陸自はただちに門の向こう側『特地』へと偵察に乗り出す。第3偵察隊の指揮を任されたオタク自衛官の伊丹耀司二等陸尉は、異世界帝国軍の攻勢を交わしながら、地形や政体の視察に尽力する。しかしあるとき、巨大な災龍に襲われる村人たちを助けたことで、エルフや魔導師、亜神ら異世界の美少女達と奇妙な交流を持つことになる。その一方、「門」外では『特地』の潤沢な資源に目を付けた米・中・露諸外国が、野心剥き出しに日本への外交圧力を開始する。複雑に交錯する「門」内外の思惑—二つの世界を繋げる「門」を舞台に、かつてないスケールの超エンタメファンタジーが、今、幕を開ける。【「BOOK」データベースの商品解説】
20××年、突如現れた「異世界への門=ゲート」からなだれ込んできた異世界の軍勢と怪異達によって、銀座は地獄絵図と化した。日本陸自はただちに門の向こう側「特地」へと偵察に乗り出す…。ネット小説を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
柳内 たくみ
- 略歴
- 〈柳内たくみ〉自衛官を経験した後、自営業を開業。本業に従事する傍ら、インターネット上で精力的に執筆活動を展開。
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紙の本
強いぞ自衛隊
2010/09/27 19:59
5人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファンタジー世界の設定はオーソドックスだが、自衛隊の描写が細かく面白い
結構殺伐とした部分もありますが、全体的に軽いノリで読みやすいです
ヲタク主人公というわりに、そっち方面の描写はそれほど濃くはなく、話の導入と要所要所のつなぎ程度
姫様の腐女子化はさすがにちょっと強引な展開かな
紙の本
言うなれば『特地自衛隊』
2011/02/09 13:16
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エリック@ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アルファポリスより刊行のファンタジー小説。
内容は異世界モノのライトファンタジー。剣も魔法もドラゴンもエルフもドワーフも登場するが、一つ通常のファンタジー小説では登場していないものが登場しており、それこそがこの作品の最大の特徴。
それは自衛隊である。
過去に自衛隊が戦国時代へとタイムスリップするという、戦国自衛隊という作品があったが、本作はいうなればその異世界Ver.だ。
具体的には、日本国内に異世界へと通じる「ゲート」が突如誕生し、その異世界には現実社会とは全く異なる国家や人々が存在するが判明。
異世界の国家との戦闘を踏まえて、日本は国家としてその異世界(作中では「特地」と呼ばれている)を探索、あるいは「特地」内の既存国家との国交について模索していくという流れで物語は展開されていく。
主人公は、自衛隊所属の男性。オタク趣味の個性的なキャラであるが、無骨で男気ある一面をも持っているという設定。
ストーリーは、上記のとおり未知との遭遇を果たした日本国と自衛隊が、豊富な地下資源に恵まれている「特地」という新たなるフロンティア開拓を主導的に行っていくために現実の諸外国とのパワーバランスに苦慮しながら外政活動を行う政略パートと、自衛隊員である主人公が、組織のしがらみを受けながらも、特地の人々と交流を深め、ある時は共に闘い、また、ある時はともに楽しむという、(ゲームであれば)アドベンチャーパートとに構成を分けて物語が進んでいる。
作風としては、特に極端なアクション小説でもなく、また、実在する諸外国が描かれているとはいっても、その点のみを延々と描写する粘着な小説でもない。作品のメインはあくまで異世界「特地」をめぐる物語であり、主に主人公が「特地」で活躍する姿を描いた内容となっている。
ただし、作品自体、かなりライトな仕上がりなだけに、読む人によって、恐らく相当に好みが分かれるものと思われる。自衛隊が物語の軸に位置づけされているため、その点が鼻につく場合があるというべきか。
例えば著者が元自衛隊員ということもあってか、自衛隊が異様なくらい好感度の高い組織として描かれており、その辺りにアレルギーを受ける人はいるかもしれない。
あるいは、作品の設定上、「もう少し戦略的な描写を増やすべき。煮込み方が甘い」と思われる読者もいるかもしれない。いわゆるif戦記モノを好む人たちにとっては、ライトファンタジー故に、やや緩すぎる作品とも捉えられる。
ミリタリーSF小説というジャンルであれば、ライトノベルに限定すると「フルメタルパニック」があるため、設定が新しすぎるとまでは言わないまでも、私は自衛隊を組み入れたファンタジー作品というものは初めて読んだため、新鮮な感覚で楽しめた反面、自衛隊をここまでリアリティをもって描写する必要があったのだろうか、という印象を受けずにはいられなかった。
日本と諸外国との外交的闘争を描いた部分は、半ばギャグのような扱いなのに、自衛隊組織の描写がやや詳細なので、バランスのとり方がやや歪ではないかと、思わないでもない。
以下、雑感であるが、出版元のアルファポリスは、ネット掲載した作品を単行本化して販売する等、セミプロ作品を積極的に出版する傾向にあるため、作品の水準については作品ごとに落差が大きい。
本作については、セミプロレベルを超えて、十分楽しめる内容にはなっているものの、ネット系作家にありがちな「ご都合主義」が所かしこで鼻につくため、メジャーブランド発のご都合主義作品の数々に、既に飽きが来ている人には、本作は全くお薦めできない。
自衛隊好きの人や、設定の変わったファンタジー小説を読みたい人であれば、本作は十分に選択肢の一つになりうると思う。
その場合の最大の難点は、ライトにファンタジー小説を楽しみたいにもかかわらず、本の価格がややヘヴィであることであろうか。
上記は私見。ご参考までに。