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- カテゴリ:一般
- 発売日:2010/04/01
- 出版社: 木楽舎
- サイズ:21cm/179p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86324-022-3
紙の本
おべんとうの時間 1
母や父、妻や父、子ども、また友人や恋人が作ってくれたおべんとう、そしてそれを食べる人たち。おべんとうハンター阿部夫婦が全国各地でみつけた、おいしい家族の物語。ANA機内誌...
おべんとうの時間 1
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:3,080円(28pt)
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商品説明
母や父、妻や父、子ども、また友人や恋人が作ってくれたおべんとう、そしてそれを食べる人たち。おべんとうハンター阿部夫婦が全国各地でみつけた、おいしい家族の物語。ANA機内誌『翼の王国』連載を加筆修正して単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
おべんとうハンター阿部夫婦が全国各地でみつけた家族のおいしい物語
全日空機内誌『翼の王国』の人気No.1エッセイ、待望の書籍化!
本書はお弁当のレシピ本ではありません。阿部夫婦(夫・カメラマン/妻・ライター)が全国各地の手作り弁当を二人三脚で取材したフォトエッセイ集。
海女、釣り堀経営、素麺職人、高校生、猿まわし、営業マン、大学教授……市井の人たちが照れながら見せてくれた手作りのお弁当。 食べながら語られるのは、仕事のこと、家族のこと、こどもの頃のこと…。そこには、お弁当の数だけ絆の物語がありました。
本書を読むと、子供のころのお弁当が懐かしく思い出され、また、手作り弁当を味わいたくなる、そんなあたたかな一冊です。【商品解説】
目次
- はじめに 4
- 1.土屋継雄さん ── 集乳 8
- 2.酒匂 茂さん ── 霧島市蒸留所 12
- 3.越智日出子さん ── みかん栽培 16
- 4.石井春美さん ── 看護師兼馬体重測定係 20
- 5.松井利夫さん ── 大学教授 24
- 6.里美幸子さん ── 海女 28
- 7.北原孝訓さん ── 手延べ素麺職人 32
- 8.田宮芳子さん ── 砂かけさん 36
- 9.立花夏希さんと馬のナナ ── 馬牽き 44
著者紹介
阿部 了
- 略歴
- 1970年群馬県生まれ。獨協大学外国語学部卒業。
夫・阿部了とともにおべんとうの旅に出るうちに文章を書くようになり現在はフリーのライター。
夫婦での取材は全日空機内誌『翼の王国』の「おべんとうの時間」連載とJRの会員誌『ジパング倶楽部』の「美しき日本の手仕事」連載がある。
著書に『おべんとうの時間』『おべんとうの時間(2)』『おべんとうの時間(3)』(木楽舎)、共著で『里の時間』(岩波新書)。
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著者/著名人のレビュー
高校生、船頭、アイヌ...
ジュンク堂
高校生、船頭、アイヌ歌舞手、海女…さまざまな職業の人たちの「おべんとう」を取材した本。中身はというと、おべんとうの持ち主の写真、おべんとうの中身の写真、おべんとうの持ち主のモノローグによって構成されています。
たかがおべんとう、かもしれませんが、そこからにじみ出る物語はどれも色濃く、読み応えのある1冊です。
ほっこりしたい方に、おすすめ。
紙の本
一人ひとりのおべんとう劇場! 心に沁みるおべんとうの話
2011/01/23 09:27
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
写真を通して伝わるものがある。
文章を読んで伝わるものがある。
私は写真を見ながら、文章をじっくり読みながら、いくつもの話が心に沁みた。
全国のあちらこちらに、文章を担当した阿部直美さんが言うところの「家族巡業」のごとく、娘さんをはさんで家族3人がおべんとうを訪ね歩く旅をした。それが一冊の本にまとまったもので、どこかで素敵な本だよと聞いて、それはそれはと手にとって見たのです。(^-^)
今でこそANA機内紙『翼の王国』の人気連載だが、連載以前はなんのあてもないまま、ただただ写真担当の阿部了さんの「日本中を回って、手づくり弁当の写真を撮る」宣言を家族で巡業した。その行動力、家族力が素晴らしいなぁと思ったが、その原動力のとなるのは、ドキドキわくわくして嬉しくなる気持ちなのだ、ページをめくりながらと改めて感じ入った。
登場する一人ひとりにすっと寄り添う写真がなんともいい。お弁当の写真はもちろんいいけれど、お弁当を撮らせてくれた人たちの立った姿に魅せられる。そうして、お弁当を食べている姿や普段の姿をちらっと見せてくれるもう1枚が、これまた素晴らしい。
文章だってすこぶるいいのだ。
なんかこう、まるきっり初対面の人たちやおべんとうなのに、読んでいる私までひざを交えて話している気持ちになる。おべんとうをきっかけに、いろんな思い出話や打ち明け話もするりと出てくる。それは昔ハイカラな生活をしていたころを懐かしんだおばあちゃんの話だったり、おふくろと妻の弁当を比べる夫の話だったり、将来は和食の店を持ちたいと語る高校生の話だったり…。直美さんの取材には、なんだかいろいろ話したくなる気分になってしまうのでしょうね。
いろんな職業の人が登場して、その仕事ぶりを垣間見るのも楽しかった。表紙に登場しているのは、海女さん、ほかにみかん栽培、馬牽き、駅員、ジャム造り、料金所収集員、ラジオ・パーソナリティー、昔語り部、英会話講師…。この本に登場しているのは39人だが、これまでに取材したのは113人だと言う。
一番心に残ったのは、栃木県那須郡でつり堀経営をしている秋元正次さんのお皿に盛られたおべんとう。「うちの節子は、野菜中心で優しい味っつうのかな。あるもんにちょこっと手を加えて作るんです。このつり掘を始めてから3年は、本当に大変だったから、節子の弁当は心に沁みたな。節子が、焼き魚の店を切り盛りする”しっかりかあちゃん”だったから、おじさんは好きなことができたんだ。」
おじさんの話は続くが、ぜひ本書でじっくりと読んでいただきたい。
113人、それぞれ一人ひとりには、誰かに語りたいおべんとう劇場があるのだなぁ~。食べものがつなぐ、こんなふれあいって、すごくいいなぁ~とつくづく思った。心に沁みるおべんとうの話がいっぱい詰まっていました。
そうそう、最初のお弁当取材のときはお腹にいた娘さんがいまや小学一年生だそうですよ。ほんの少しだけ紹介されている娘さんの後ろ写真にも心なごみます。
紙の本
作る幸せと、食べる幸せ
2011/10/12 15:30
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mieko - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書はANAの機内誌『翼の王国』に2007年4月から連載されたフォト・エッセイを書籍化したものです。
夫・阿部了(写真家)と妻・阿部直美(ライター)、そして幼い娘の家族3人で日本全国を回り、お弁当の取材をしました。取材を始めた当初は、娘はまだ妻のお腹の中にいたし、妊娠中そして出産後の子育ての中で気晴らしがしたかった妻が、写真家である夫の作品制作についていく、という感じだったそうです。が、ある男性のお弁当を取材中、その男性の話がとても面白くて、「これを書かないでどうする!」という気持ちになり、写真に文章を添えることになったようです。
取材を始めた当初、『翼の王国』での連載など始まっていませんでしたから、取材の目的を聞かれた時は作品を発表する時期など決まっていなかったにもかかわらず…「写真集と写真展で作品を発表したいと思っています」と答えていたそうです。友人知人に、お弁当を取材させてくれそうな人を紹介してもらって取材を続ける中で、『翼の王国』での連載が決まります。そしてそのフォト・エッセイはANA機内誌『翼の王国』の人気NO.1エッセイとなっていきました。とにかくお弁当が美味しそう!そのお弁当の写真やお弁当を食べている人の写真からは、たっぷりの愛情が伝わってきます。
一人目は土屋継雄さんという男性。牛舎を回って搾った牛乳を集めて回る集乳の仕事をしています。朝5時半からの仕事に持っていくお弁当はでっかいおにぎりが一つ。仕事のあい間に頬張ります。以前、製糸工場で働いていたときは、奥さんが弁当箱に入ったお弁当を作ってくれていたそうですが、今は自分でおにぎりを作って出かけます。というのも土屋さんは朝4時過ぎには家を出るし、お互い仕事をもってるから、生活時間が違う。奥さんに迷惑かけずに自分のことは自分でやろうということなんですね。不格好なおにぎりは、ある意味、奥さんへの愛情でしょうか。
ある女性が作ったお弁当には「幸せ」が詰まっています。帯広ばんえい競馬場で看護師兼馬体重測定係として働いている石井晴美さんには、幼稚園の娘がいます。幼稚園でのお昼ご飯は給食なのでしょうか、時折お弁当を作る日があるのだそうです。ある日、わかるかな?と思いながら卵焼きを真ん中で斜めに切って、切り口を互い違いにくっつけハート型にして娘さんのお弁当に入れたそうです。そしたら娘さんが「おかーさん、お弁当に幸せのカタチが入ってたね」って。
それを読んでなんだかジンとしてしまった私は、高校生の息子(ラグビー部)のお弁当(しかもドカ弁)に、わかるかな?と思いながら幸せのカタチをした卵焼きを入れたんです。夜、お弁当箱を流しに持ってきた息子は何も言わない。私の方から「今日、卵焼きハート型にしてみたんだけど気づいた?」と聞くと、「ああ、なんかやっとるなと思って、スルーしてすぐ食べた」って。息子はいつも卵焼きは最後に食べるんだって言ってたのに。きっとお弁当箱のふたを開けハート型の卵焼きを見てギョッとしたんでしょう。そしてそれを友達に見られる前に慌てて食べたんだろうと、その様子が目に浮かんで可笑しくなりました。今はまた元通りの卵焼きを入れています。
阿部了さんは「はじめに」の中に、「母や父、妻や夫、子ども、また友人や恋人が作ってくれたおべんとう、そして、そのおべんとうを食べる人を通して、その向こう側にあるものを見たかった」と書いています。
『おべんとうの時間』を読んだ読者は、手作りのお弁当は、それが手の込んだものでなくても、作る人と食べる人を緩やかに、そして暖かく結び付けていることを感じ取って、幸せな気分になるでしょう。どうぞ39人分の幸せを味わって下さい。
紙の本
おべんとう
2020/03/13 19:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
色々な職業の方のお弁当を見られてとても温かい気持ちになりました。どれも美味しそうで素敵なお弁当でした。
紙の本
お弁当シリーズ第1弾
2016/07/27 16:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
人生いろいろだが、昼食の時間も人それぞれだ。何気ないお弁当箱のなかに、食事を作った人と仕事の合間に食べる人とのつながりを感じた。
紙の本
おべんとう
2017/06/28 19:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんか見覚えある、と思ってたらANAの座席においてる雑誌に連載していたやつだったんですねー。毎回楽しみに読んでました。もちろんそう頻繁に飛行機にのるわけではないので読見逃してたのがいっぱいあって嬉しいです。