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紙の本

ラスト・チャイルド (HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS)

著者 ジョン・ハート (著),東野 さやか (訳)

十三歳の少年ジョニーは、犯罪歴のある近隣の住人たちを日々監視していた。彼は、一年前に誘拐された双子の妹アリッサの行方を探しているのだ。美しい少女だった妹は何者かに連れ去ら...

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ラスト・チャイルド (HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS)

税込 1,760 16pt

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商品説明

十三歳の少年ジョニーは、犯罪歴のある近隣の住人たちを日々監視していた。彼は、一年前に誘拐された双子の妹アリッサの行方を探しているのだ。美しい少女だった妹は何者かに連れ去られたが、警察はいまだ何の手がかりも発見できずにいた。ジョニーの父親も、娘が誘拐されてまもなく謎の失踪を遂げていた。母親は薬物に溺れるようになり、少年の家族は完全に崩壊していた。ジョニーは学校を頻繁にさぼり、昼夜を問わない危険な調査にのめり込んだ。ただひたすら、妹の無事と家族の再生を願って—英国推理作家協会賞最優秀スリラー賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】

【英国推理作家協会(CWA)賞最優秀スリラー賞(2009年)】妹が誘拐されて以来、父は失踪し、母は薬物に溺れ、13歳のジョニーの家族は完全に崩壊していた。ジョニーは学校を頻繁にさぼり、昼夜を問わない危険な調査にのめり込んだ。ただひたすら妹の無事と家族の再生を願って−。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

ジョン・ハート

略歴
〈ジョン・ハート〉1965年生まれ。「キングの死」でデビュー、「川は静かに流れ」でアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞。

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評価内訳

紙の本

「するべきことをするのに、遅すぎることはない」

2010/07/03 10:22

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る


 1年前に妹アリッサが行方知れずとなって以来、双子の兄である13歳のジョニーの家族は崩壊していた。父親は家を出、母は薬物に溺れている。ジョニーは犯罪歴のある近隣住民を監視しながら、妹を誘拐した犯人をひとり密かに見つけ出そうとしていた。そんなある日、ある男が車に追われる現場に居合わせる。そして男はジョニーに「少女をみつけた」と言いながら絶命する…。

 早川書房創立65周年&早川文庫40周年記念作品と銘打たれ、ポケット・ミステリとミステリ文庫の二形態で同時刊行された小説です。ジョン・ハートに託す早川書房の意気込みの強さを伺わせます。

 前作『川は静かに流れ』同様、紡がれるのは家族の物語です。それも傷ついた家族の再生への祈りともいうべきものです。
 『ラスト・チャイルド』では、妹の無事を祈りながら独自に調査を続ける健気な少年、そして彼を見守る刑事、それぞれのかかえる家族の物語が交互に綴られていきます。

 『川は静かに流れ』と『ラスト・チャイルド』には贖罪というキーワードが横たわっているように思います。
 『ラスト・チャイルド』の終盤で、「するべきことをするのに、遅すぎることはない」という言葉が出てきます。このしごく当たり前の戒めが、実に心に響く物語になっているといえるでしょう。
 と同時に、この物語には「神様が遣わした」存在ともいえる登場人物が現れます。神の配剤が、物語を都合よくまとめるために現れるのではなく、人が生きて行く上で、天からの指針としか解釈のしようがないような不思議を感じる瞬間を表現する上で欠かせない者として描かれる。それもまた見事であるといえます。

 複雑な謎解きを楽しむミステリーを求める読者向けではありませんが、家族と人生の物語であることを承知した上で読むのであれば、ジョン・ハートは今お薦めの作家だといえるでしょう。

*「双子の妹メリッサ」(457頁)は「アリッサ」の誤りです。

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私はラストを認めません。無論、ミステリ部分ではなく男女関係の話。こんな男、絶対にいや。最初から狙ってたんじゃないな、なんて勘ぐったりします。男女関係がめちゃくちゃなアメリカらしい、っちゃあらしいんですが。折角のお話が、これで台無しだ・・・

2010/10/25 21:07

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

創立65周年と文庫40周年記念作品として、ポケミス版と文庫版での同時発売、というのは早川にとっては余程自信があるんだな、なんて思います。ま、私としては桂美人の『ロスト・チャイルド』と勘違いしそうなタイトルなので嫌なのですが、原題が THE LAST CHILD では、手のうちようもありません。オルコットの Little Women を『若草物語』と訳せるセンスを今の翻訳家に求めるのは無理というものです(ちなみに、若草物語については、角田光代『私たちには物語がある』で教わりました)。

で、私が選んだのはポケミス版。裏表紙には
           *
早川書房創立65周年&ハヤカワ文庫40周年記念作品

十三歳の少年ジョニーは、犯罪
歴のある近隣の住人たちを日々
監視していた。彼は、一年前に
誘拐された双子の妹アリッサの
行方を探しているのだ。美しい
少女だった妹は何者かに連れ去
られたが、警察はいまだ何の手
がかりも発見できずにいた。ジ
ョニーの父親も、娘が誘拐され
てまもなく謎の失踪を遂げてい
た。母親は薬物に溺れるように
なり、少年の家族は完全に崩壊
していた。ジョニーは学校を頻
繁にさぼり、昼夜を問わない危
険な調査にのめり込んだ。ただ
ひたすら、妹の無事と家族の再
生を願って―ー英国推理作家協
会賞最優秀スリラー賞受賞作。
           *
と書いてあります。全体は、謝辞、プロローグ、本文62章、エピローグ、解説(池上冬樹)という構成です。

主人公はジョニー・メリモン、13歳の少年ですがもっと幼く見えます。彼は母に内緒で学校を休み、自分のせいで行方不明になってしまった妹を一人で探すしています。その探し方は地図を持って町中の家を片端からチェックしていくというもので、まさにシラミツブシという言葉が当て嵌まります。少年は、ナント、見よう見まねで自動車の運転を覚え、父が買ったステーションワゴンを運転することもあります。

アリッサ・メリモンは、ジョニーより三分後に生まれた双子の妹で、一年前に行方不明になり今も発見されていません。二卵性双生児ですが、そっくりな顔立ちをしています。アリッサが誘拐された、というのはジョニーの親友で13歳のジャック・クロスが、アリッサが誘拐されたところを目撃していて、車などについて証言しているからです。彼はジョニーが妹を探しているのを知って、学校をさぼって手助けを申し出たりします。4歳の時に骨折し手当が悪かったせいで、指もよく動かないままです。

アリッサの誘拐は、ジョニーの家庭を破壊しました。まず、建設作業員でジョニーの父親であるスペンサーは、娘が誘拐されたことを妻に責められ、以来、失踪しています。ジョニーの母親で、33歳になる絶世の美女キャサリンは、それまでの家庭生活に満足していましたが、娘の誘拐、夫の失踪が重なり、それから逃げるために酒と薬に溺れていて、それ以降、ケンという男に囲われるような形になっているが、それから逃れようともしません。

キャサリンを巡っては事件のあと、ケン以外の男たちも争奪に乗り出します。一人がスペンサーの従弟スティーヴです。彼はケンの所有する会社で警備員をしているため、キャサリンとケンとの関係に口をつぐんでいる気の小さな男ですが、ケンがいないときを狙ってジョニーの家に入り込もうとします。スティーヴの行動は、ストーカーというより変質者を思わせます。

もう一人がクライド・ラファイエット・ハントです。一年前、ジョニーに妹を必ず見つけ出すと約束しながら果たせない41歳の刑事で、いつもアリッサのことを気にかけ、睡眠時間も少なくしていることから他の捜査にも支障をきたしています。その背景には、アリッサの母キャサリンに寄せる露骨な思いがあり、それに気づいた妻は家を出てしまい、息子のアレンも父親の家庭を顧みない捜査の背景にある猥らな思いに気づいていて批判的です。

美人の妻を巡る男たちのむき出しの欲望と、その現状に甘んじる母親、それを打開するためには妹を見つけることだと信じて孤独な捜査を続ける13歳のジョニー。町に君臨する実業家と彼が人妻にふるう理不尽な暴力、神の声に従って行動する脱獄犯、相次ぐ少女たちの失踪事件、ジョニーにかけられたいわれなき嫌疑。アメリカ社会が抱える、そして明日の日本が抱える病的な状況が、克明に描かれていきます。

私としては、ラストに納得はしませんが、この重苦しいドラマをイッキに読ませる著者の力量は認めざるをえません。まさに記念出版に相応しい一冊といえるでしょう。

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2010/06/18 23:53

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2010/07/27 08:48

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2011/01/26 21:48

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2010/08/01 19:03

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2011/01/11 14:13

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2011/01/22 22:20

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