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商品説明
春の田んぼでホオジロがイタチを追いかけ、ヤギ部のヤギは夜な夜な栅越えジャンプで逃げ出す…。大学内で日々起きる動物珍事件を、人間動物行動学の“鋭い”視点で把握し、分析し、描き出す。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
小林 朋道
- 略歴
- 〈小林朋道〉1958年岡山県生まれ。岡山大学理学部生物学科卒業。京都大学で理学博士取得。鳥取環境大学教授。専門は動物行動学、人間比較行動学。著書に「通勤電車の人間行動学」など。
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紙の本
カラスの子
2023/11/23 20:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
先生は怪我をしたカラスを見付けた。どうやら成長過程の子ガラスだ。助けようとすると上空に親と思しき二羽のカラスが……。助けてやってるのを解ってくれと呼び掛けながら子ガラスを収容した。カラスの知能はずば抜けて高いので、覚えられた大変なのだと、かのローレンツ先生が奇天烈な恰好でカラスの巣に近付いた逸話も紹介してある。先生は子ガラスを治療し、野生に帰した。恩返しはなかったらしい。
紙の本
僕らはみんな生きている
2010/07/27 23:18
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さあちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作は鳥取環境大学で教鞭をとる作者が大学の内外で出会う様々な出来事が描かれている。
カエルがシャツを脱ぐように脱皮することとか大学で飼っているヤギが柵を飛び越えて脱走することとか作者の勤める大学では日々興味深い出来事が起こるらしい。それを本書は何故そういうことが起こるのかを説明しながら同じことを人間にもあてはめて説明してくれる。そこがとても面白い。カエルやイモリなどがとる行動も私たちがとる行動もつきつめれば種を残すという同じ本能からきているということは愉快ではないか。よく狸親爺などと人は動物に例えられることがあるがあれは単に外見が似ているということだけではなくその行動を例えるものかもしれない。人間動物行動学というあまりなじみのない言葉だが本書を読めば人間もやはり動物だということを再認識させてくれる。何よりもユーモアあふれる文体なので読んでいて飽きない。知的好奇心も満足させてくれるのだ。
私は個人的にいえば作者が愛着をもって語るヘビやカエルなどは苦手だ。しかし作者の優しい視線で語られている彼らを何故か可愛く思えてくるから不思議だ。