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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 33件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2010.4
  • 出版社: 白泉社
  • サイズ:22cm/129p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-592-73256-3
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紙の本

ぼくの宝物絵本 (MOE BOOKS)

著者 穂村 弘 (著)

絵本は全貌のみえないジャンルだ。どこにどんな傑作が眠っているのか見当がつかない−。幻の名作からベストセラーまで、歌人・穂村弘が絵本を語る。オールカラーの図版も収録。月刊『...

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ぼくの宝物絵本 (MOE BOOKS)

税込 1,760 16pt

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商品説明

絵本は全貌のみえないジャンルだ。どこにどんな傑作が眠っているのか見当がつかない−。幻の名作からベストセラーまで、歌人・穂村弘が絵本を語る。オールカラーの図版も収録。月刊『MOE』連載を中心に書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

穂村 弘

略歴
〈穂村弘〉1962年北海道生まれ。歌人。歌集「シンジケート」でデビュー。「短歌の友人」で伊藤整文学賞を受賞。創作・評論ともに活躍。絵本の翻訳も多数ある。エッセイに「本当はちがうんだ日記」等。

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書店員レビュー

ジュンク堂書店京都BAL店

気鋭の歌人・エッセイ...

ジュンク堂書店京都BAL店さん

気鋭の歌人・エッセイストによる絵本ガイド的なエッセイ集。
ビジュアル、文章両面において著者ならではのユニークかつ鋭い考察がなされていて、紹介されている本をぜんぶ読みたくなってしまいます。
絶版のものも結構ありますが、この本を手に古書店めぐりをしてみるのも楽しいかもしれません。


児童書担当

みんなのレビュー33件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

絵本の世界で何を得るか、子どもだけでなく大人にとって絵本とは?

2011/09/23 18:12

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:更夜 - この投稿者のレビュー一覧を見る

表紙絵は、少年。
森の中で、半ズボンに両手に絵本らしき薄い大判の本を何冊も抱えています。
しかし、少年は赤ずきんをかぶっています。よく見ると後ろにはオオカミ。しかし、足もとには
黄色いおそらくツワブキの花が咲いています。
木のむこうに見えるのは水でしょうか。それとも丘になっていて空なのでしょうか。
灰色がかった水色です。
少年は眉間にしわをよせ、無表情で少し斜め前を見ています。表紙絵は、酒井駒子さん。

 この本は、歌人の穂村弘さんによる絵本の本です。
しかし、この表紙絵でわかるように子ども向けの絵本の紹介本ではありません。
穂村さんが、絵本と出会ったのは、子どもの頃ではなく、大学を出て社会人になってからだそうです。
朝早くから、忙しさに追われ、夜は10時まで毎日残業。くたくたになって家に帰るだけ。
穂村さんは、32歳で歌集を出して歌人としてデビューしますが、過酷な会社勤めの思い出が
多く記されています。
絵本と出会ったのは、夕方5時半から6時まで、「夜休み」があったそうで、もう残業
当たり前、何の会社、どんな仕事かは書かれていないのですが、やはりくたくたになったのは
身体の疲れよりも人間関係の疲れだったのでしょう。
夜休みになると、会社の近くに一軒だけ 古本屋があって、そこに足を運ぶようになり、そこで
『別冊太陽 武井武雄 おとぎの国の王様』 という本に出会います。

そこで、会社は地獄、抜け出したいけれど具体的にどうすればいいかわからない、そんな穂村さんは
確かな姿で自分を天国の気分にさせてくれる絵本の世界の扉をたたくことになります。
「確かな姿で」というところがいかにも「本」との出会いという気持があふれています。
旅行、酒やギャンブル・・・ストレス発散はたくさんあれど、穂村さんの場合は、絵本や
きれいな紙モノ(絵はがき、ポスター、メニュー、楽譜、ビュバーなど)を見たり買ったりすることに
なったそうです。

 そして歌人となった穂村さんは、歌を詠むだけあって、絵本にある絵とことばのむすびつきに
とても興味を持ちます。

 絵本は最初はもちろん子どものためにあるので、よくある絵本の本は、自分の子ども時代の感傷が
つきもの、または、自分が母になって子どもと一緒に絵本の発見に喜ぶ世界というのは多いなか、
穂村さんは、自分の子ども時代は一切出さず、家族も出さず、まさに「大人になって地獄のような
仕事に疲れた僕、から見た素晴らしい絵本について語ります。
表紙の気難しい顔をした赤ずきん少年は、仕事に疲れた穂村さん、という一人の会社人なのです。
うしろのオオカミは誰でしょう。もう、表紙から物語が立ち上ってくるようです。

 様々な絵本が写真をふんだんに使って贅沢に紹介されていて、それはすべて穂村さんのコレクション。
限られた文字数で、イラスト雑誌『MOE』で連載されたものですが、時には、編集者から
「教育的配慮からするとこれはちょっと・・・(掲載できません)」と言われることが多かったそうです。
絵本の中には、あきらかに「子どもにみせるには問題がある」という絵本もあり(絵本という形を
とった大人の物語)、親からクレームが・・・という心配がおきたそうで、穂村さんはそれに対して
「ふん」と思ってきたそうです。

 それだけ、穂村さんは、社会人の辛さを書いているのだから、この文を読んだだけで、もう、子ども
の世界だけの絵本の本ではない、ということがわかりますし、絵本から連想されるのは、森茉莉の
文章だったりしますが、では、せな けいこ作『ねないこ だれだ』はどうだろう、と書かれています。
夜更かしはいけませんよ、という教育的配慮があるはず・・・と思いきや、この本は「ず、ど、ず、ず、
ど、ぼ」という濁音の積み重ねでリズムを作っており、夜の生き物=濁音=こわい、しかし、どこか
間抜けで、あ・・・・というラスト。
そして、真の傑作は「教育的配慮」の壁を飛び越えるものだ、と証明しています。

 絵本ですから、ビジュアル(絵)も大事なのですが、さすが歌人、ことばの人だと思う、ことばへの
過剰ともいえる反応とその分析は、とてもクリアであって説得力があります。戦前の絵本はカタカナ
だけが多いのですが、それはそれで別のビジュアル感を持つこと。読み手に媚びない「笑わない
無表情な女の子」に胸をときめかせ、ひたすら理由理屈ない長新太さんのシュールな世界で遊んでいます。

 ここに紹介された絵本は古くて品切れのものが多くあるのと、いわゆる有名な絵本は取り上げて
いないということで、私は初めて知る絵本ばかり。
多くの人に知ってもらいたい、埋もれた宝のような本。穂村さんにとって、絵本というより、書物でしょう。
限られた文字数、限られた絵の中でどれだけの可能性が出せるか、そこに穂村さんは注目しています。
それは短歌という限られた文字の中にどれだけの物語を作る可能性があるか、に挑戦し続ける
歌人の姿が見えます。

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2010/04/26 23:45

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2010/11/07 14:42

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2010/09/15 17:54

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2010/11/28 22:23

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2010/10/04 16:00

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2010/10/12 04:49

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2010/10/17 20:47

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2010/12/04 11:18

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2011/04/04 14:21

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