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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.1 26件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2010/04/09
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • サイズ:16cm/446p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-770585-5
文庫

紙の本

沼地の記憶 (文春文庫)

著者 トマス・H.クック (著),村松 潔 (訳)

教え子エディが悪名高き殺人犯の息子だと知ったとき、悲劇の種はまかれたのだ。若き高校教師だった私はエディとともに、問題の殺人を調査しはじめた。それが痛ましい悲劇をもたらすと...

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沼地の記憶 (文春文庫)

税込 901 8pt

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商品説明

教え子エディが悪名高き殺人犯の息子だと知ったとき、悲劇の種はまかれたのだ。若き高校教師だった私はエディとともに、問題の殺人を調査しはじめた。それが痛ましい悲劇をもたらすとは夢にも思わずに。名匠が送り出した犯罪文学の新たなる傑作。あまりに悲しく、読む者の心を震わせる。巻末にクックへのインタビューを収録。【「BOOK」データベースの商品解説】

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みんなのレビュー26件

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評価内訳

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  • 星 3 (7件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

ノブレスオブリージュの行方

2010/05/01 19:51

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る

 高校教師の主人公は、自分のクラスに殺人犯の息子がいることを知る。
 
 アメリカ南部、人種と階級の区別が色濃くのこる時代と地域で、恵まれて育った主人公は、殺人犯の息子に手を差し伸べようとする。
 物語は、主人公が過去を回想するという形で、現在と過去が交錯していく。また、間に警察での証言や裁判での様子がはいってくる。
 まるで、真綿で首をしめられていくようだ。
 悲劇の種はあちこちにあり、それは些細なきっかけで芽吹く。また、<正しくあること>が間違った思い込みを誘い、それによって人生が歪んでいく。
 主人公は彼なりの<ノブレスオブリージュ>(持てる者の義務)だったのだろう。が、そこに偽善という味がなかったとはいえなくて、結局のところそれが彼を苦しめ続けているのだろう。
 そしてまた、苦しみ続けていることで、彼は贖罪をもとめているのかもしれない。が、それは欺瞞なのだろう。

 ラストに震える。
 光は、残酷である場合もあるのだ。

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紙の本

じわじわと核心に迫るおもしろさ

2010/12/15 11:58

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

アメリカ南部の小さな町レークランドで
1954年に起きた忌まわしい事件を
当時、レークランド高校の教師だったジャックが振り返る
長編サスペンスミステリー。

「悪」をテーマにした特別授業を受け持つジャックは
11年前に町で起きた別の事件、
「女子大生殺害事件」の犯人の息子・エディに
特別に目をかけます。彼には「見どころ」があるかもしれない。

父親の罪により、5歳で「町ののけ者」の烙印を押されたエディ。
その上、父親は留置所で別の収容者によって殺害されました。
貧しい彼は内気で、自分にプライドも期待も持てません。

しかし、誰でもいいから「悪人」について書くレポートに
自分の父親を取り上げ、何が起きたのかを知ろうとします。

その勇気ある行動から、クラスの秀才も美人もエディに興味を抱き、
彼はようやく世の中に溶け込めるかにみえます。
しかし、父親のことを聞いて回ればまわるほど
悪いことしか出てきません。

レークランドという小さな南部独特の閉鎖的なムラ社会で
目にみえない階級と貧富の差があり、
息苦しい人生の重圧にあえぐ人々と、
その上に君臨する町の名士の対比はやりきれません。
また、黒人が解放される以前の時代の呪縛も描かれます。

「悪」とは何なのか。
「悪意」によって何が起こるのか。

ジャックが忌まわしい事件について断片的に語ったり
フラッシュバックしたり
あるいはその事件の供述を取る刑事との会話などが挟まれ
外側からジワジワと事件の核心へと迫っていきます。
クックの巧みなリーダビリティに酔い、一気呵成に読まされました。

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紙の本

暴力的な生徒が、学校を支配する、っていう構図は日本でもよくある話ですが、アメリカはやはり本場。それに美女がからんでくると話がややこしくなる。確かに、犯罪ミステリの傑作ですが、どうも映画を見ているような軽さもあります。

2010/11/26 18:54

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

トマス・H・クックを一言でいえば、我が家の代表的な積読作家、です。量は多くありませんが、殆ど読んでいません。毎年のようにこのミスや、文春のベストミステリー採点で上位にいますし、北上次郎が必ず褒めるので気にはしています。ただ、どうも作風が暗い。文章が重いのは、文学的でもあるし翻訳というフィルターがかかっているので文句はありませんが、人間のありかたを問うような真面目さが、どうもシンドイ。だから積読。

私が真面目に読んだのだって2003年に出た『七つの丘のある街』だけで、『神の街の殺人』『だれも知らない女』『過去を失くした女』『熱い街で死んだ少女』『夜 訪ねてきた女』『闇をつかむ男』『死の記憶』『夏草の記憶』『緋色の記憶』『夜の記憶』といった作品は全て積読。あまり読まないので、買うことも止めた次第です。同じ積読でも〈グイン・サーガ〉は最後まで買い続けたのに・・・

で、カバーデザイン。なかなか達者な装画で、私はてっきり写真だと思っていました。無論、目を近づけてみれば分かるものではありますけれど、この技は評価したいところです。それと構成。この、全体をいくつかのブロックに切り裂く、それ自体は決して新しいものではありませんが、でもその成果として出来上がったものが実にセンスがいい。これは装画の中島恵可とデザインの石崎健太郎の相性がいいんだろうな、って思います。今までの本よりモダンな感じ。

カバーの案内紹介は
       *
教え子エディが悪名高き殺人犯の
息子だと知ったとき、悲劇の種は
まかれたのだ。若き高校教師だっ
た私はエディとともに、問題の殺
人を調査しはじめた。それが痛ま
しい悲劇をもたらすとは夢にも思
わずに。名匠が送り出した犯罪文
学の新たなる傑作。あまりに悲し
く、読む者の心を震わせる。巻末
にクックへのインタビューを収録。
       *
となっています。全体は五部構成で巻末にトマス・H・クック・インタビュー“父は本など読まぬひとだった”が収録されています。物語の詳細には触れません。変わりに登場人物について触れます。

語り手・わたしはジャック・ブランチ、レークランド高で文学と哲学と美術と歴史の要素を含む特別な授業を教える教師です。当時、24歳。ジェファーソン・ブランチは、わたしの父で、旧家の当主です。小説家になりたかったものの希望は叶わず、息子と同じレークランド高で教師をしていました。自殺未遂事件を起こし、その怪我の影響が今も残っています。長期にわたって日記をつけ続けていますが、それを人に見せることは無ありません。リンカーンの伝記を書いています。

エディ・ミラーは、レークランド高校の16歳の生徒で、わたしの教え子です。12年前、父親・ルークが殺人事件を起こし、逮捕後、勾留中に死亡した彼の人生を変えてしまいました。教室ではいつも孤独で、目立たない存在です。母親と二人で暮らしています。私とエディが事件の謎を探り始める、それが悲劇に繋がっていく、もう考えただけでも明るさはないよな、というお話です。ハリー・ドラモンドは、エディの父親から殺人を自白させた保安官で、不気味な男です。息子のノエルは戦争で亡くなっています。

シーラ・ロングストリートは、レークランド高校一の美貌の女子生徒です。ブリッジズという、町の中でも荒廃した地域の出身者ですから、お嬢様というわけではありません。シーラのシーラのボーイフレンドというのが、同じ高校の生徒ダーク・リトルフィードです。二年留年しているので18歳、そのせいか身体が大きく粗暴で性格もねじれています。独占欲が強く、人を脅すことになんの躊躇いもみせず体も大きくすぐ暴力を振るう最低の男で、日本にもよくいます。

で、シーラが粗暴なダークとのつき合いをやめて、エディに惹かれ始めていることが、もう一つの流れです。もう一つロマンスがあります。ノラ・エリスはレークランド高校の小柄な女性教師で、教師を養成するための大学ブラッドフォードを出ている。町の貧しい地区ブリッジズ出身で、今も、知恵遅れの兄・モレルとそこに暮らしています。そのノラに惹かれるのが、わたしです。

たしかに犯罪文学の新たなる傑作、というのは正しいかな。でも、どうしてもアメリカ映画のシーンを見ているようで、困ります。

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紙の本

決して手抜きのない「後味の悪さ」、健在

2018/06/30 15:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る

“記憶シリーズ”の衝撃ふたたび、ということで・・・まさにクック節全開。
年老いた「わたし」が24歳の時の自分を振り返りながらそのとき起こった悲劇についての思索と回想と混濁。
なにしろ半分以上読んでもいったい何が起こったのかよくわからないという素晴らしさ。事件や何かの出来事の本質に踏み込みそうで踏み込まないまわりくどさにも慣れたのか、これがクックマジックなのかイライラしない自分にびっくり!

“恵まれた生まれによってもたらされたものがすべてであるような人間は、じつは何者でもないのである”という一節、これがこの物語のすべてだといっても過言じゃないかも。
自己愛やら自己顕示欲の愚かしさの償いとしてはあまりにもひどすぎる話だけれど、「とてつもない後味の悪さ」をお約束します。

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2010/06/27 22:28

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2010/07/23 13:59

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2010/09/03 10:16

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2011/01/16 10:54

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2011/01/31 10:59

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2011/04/18 14:51

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2011/05/23 07:05

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2011/07/07 12:46

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2010/12/07 15:27

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2011/07/30 20:27

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2011/03/22 13:27

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