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紙の本
シオンの血族 1 魔王ミコトと千の花嫁 (一迅社文庫)
著者 杉井 光 (著)
AD2016、長く続く世界戦乱の渦中の、帝都東京。皇統を異形の敵から護る吸血鬼の家系“シオンの血族”が、そこで密かに息づいていた。その若き女当主、紫苑寺有葉のもとに、ある...
シオンの血族 1 魔王ミコトと千の花嫁 (一迅社文庫)
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商品説明
AD2016、長く続く世界戦乱の渦中の、帝都東京。皇統を異形の敵から護る吸血鬼の家系“シオンの血族”が、そこで密かに息づいていた。その若き女当主、紫苑寺有葉のもとに、ある夜、ひとつの棺が運ばれる。かつて魔力の暴走を抑えるために封印された、有葉の弟、紫苑寺ミコト。封を解かれ、よみがえったその少年は—「敵はみんなぶっ殺して女はみんな僕のものにするッ」「ハーレムつくって、子供も一億人くらいつくって、地球上を紫苑寺の血族でいっぱいにするんだッ」—凶暴、好色、残忍、色々やりすぎな魔王へと育っていた!超絶テンションで展開する“真性”ハーレム伝奇アクション、開幕。【「BOOK」データベースの商品解説】
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人に混じった吸血鬼の物語
2010/03/20 21:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
キリスト教の背景があるという意味では『さくらファミリア!』と類似しているけれど、2点ほど大きく違う。1点は第二次世界大戦期の様な国際情勢にあるということ。オカルトを利用した兵器が利用されているのは現実とは異なるけれどね。
もう1点は、主人公がハーレムを目指しているということ。ハーレムになってしまう訳ではなく、目指している。杉井作品におけるこの違いは、かなり大きい。主人公の少年がいつものヘタレっぽい感じではなく、通常ならお姉さんポジションの人が常備している性格をしているのだ。世界中の女は俺の嫁というのが基本のスタンスで、女と見れば手当たり次第に手を出すのだけれど、決める時はきっちり決める。つまり、変な表現だが、主人公をヒーローにしようとしている、という感じなのだ。
メディアミックスを前提とした企画らしく、巻頭のイラストには本文中に影も形もない人も登場していたりする。初めから最強に近い能力を持たされた紫苑寺ミコトは、杉井流にどう料理されていくのか。それが楽しみだ。