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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2010.2
- 出版社: 東京創元社
- レーベル: ミステリ・フロンティア
- サイズ:20cm/323p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-488-01762-0
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商品説明
海と山に囲まれた、風光明媚な街、蝦蟇倉。この街ではなぜか年間平均十五件もの不可能犯罪が起こるという。マンション、レストラン、港に神社、美術館。卒業間近の大学生、春休みを迎えた高校生、会食中の社会人、休日を過ごす教師。舞台も人も選ばずに、事件はいつでも起こっている—。様々な不可思議に包まれた街・蝦蟇倉へようこそ!今注目の作家たちが、全員で作り上げた架空の街を舞台に描く、超豪華競作アンソロジー第二弾。【「BOOK」データベースの商品解説】
のどかな風情とうらはらに、次々事件が!? 架空の街・蝦蟇倉を舞台に、秋月涼介、北山猛邦ら1970年代生まれの作家陣が、驚愕に満ちた極上の物語をつむぐ。珠玉の競作アンソロジー。〔「街角で謎が待っている」(創元推理文庫 2014年刊)に改題〕【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
さくら炎上 | 北山猛邦 著 | 7−63 |
---|---|---|
毒入りローストビーフ事件 | 桜坂洋 著 | 65−116 |
密室の本 | 村崎友 著 | 117−177 |
著者紹介
秋月 涼介
- 略歴
- 〈秋月涼介〉1971年生まれ。「月長石の魔犬」でメフィスト賞を受賞。ほかの著書に「紅玉の火蜥蜴」など。
〈北山猛邦〉1979年生まれ。岩手県出身。「「クロック城」殺人事件」でメフィスト賞を受賞しデビュー。
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ミステリーのアンソロジーとしては上質である
2019/10/14 18:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
蝦蟇倉という架空の街を舞台にした作家6名によるミステリー・アンソロジーである。蝦蟇倉市に起こる殺人事件を6つの短編で表現しようとしたものである。舞台設定が同一というだけで、登場人物には共通性がない。そこがアンソロジーの限界なのかもしれないが、アンソロジーも様々で程度の差もあることが理解できる一冊である。
そもそも本書を読もうと考えたのは、米澤穂信の一編が含まれているからであった。しかし、この一編はすでに読み終えたものであった。そう、『真実の10マイル手前』で登場した作品と同一であり、落胆してしまった。
それを別にすればいずれもミステリー小説としての面白さは上質で、読みごたえがあった。蝦蟇倉市という音からは神奈川県の鎌倉市を連想するが、内容としては全く関係がない。八幡神社が出てくる程度である。
本書はこの蝦蟇倉市シリーズの2作目であるが、1もある。そちらは未読なので、ミステリー小説の純粋な評価ができるかも知れない。