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商品説明
不思議な書物である柳田国男の「遠野物語」の刊行から100年。あらためて「遠野物語」とは何かという問いかけに戻って、白神・境界・色彩・黄昏・地名などの視点から新たに読み解く。新原稿を収録した増補版。〔初版:ちくま学芸文庫 1998年刊〕【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
赤坂 憲雄
- 略歴
- 〈赤坂憲雄〉昭和28年東京都生まれ。東京大学文学部卒。東北芸術工科大学大学院長。同大学東北文化研究センター所長。福島県立博物館館長。ドゥマゴ文学賞など受賞。著書に「異人論序説」など。
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紙の本
目次
2010/01/08 19:30
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投稿者:ビーケーワン** - この投稿者のレビュー一覧を見る
序 章『遠野物語』は百歳になった
『遠野物語』はいま◎『遠野物語』と故郷喪失の時代◎南方熊楠と神社合祀反対運動◎故郷を棄てた男たちの歌◎『遠野物語』と怪談の時代◎『遠野物語』の混沌◎「感じたるままを書きたり」ということ◎聞き書きとはなにか◎『遠野物語』と「日本昔話」のあいだ◎それは民俗学誕生の記念碑か◎文学としての『遠野物語』◎三島由紀夫と『遠野物語』◎『遠野物語』の新たな読みへ
第一章 物語考
1 『遠野物語』の現在
2 遠野からのまなざし
3 蝦夷・大同・オシラサマ
4 起源としての大同
5 原・遠野物語へ
第二章 白神考
はじめに
1 オシラ神祭り
2 オシラサマの神像
3 家の神、またはマキの神
4 修験・巫女とオシラサマ
5 遠野のオシラサマ
6 原オシラサマ信仰へ
7 花とイナウのはざまに
8 北へ/北からのまなざし
第三章 境界考
はじめに
1 家の境界 軒・門口・庭木
2 集落の境界 寺門・道ちがえ
3 水辺の境界 橋・河原・池の端
4 山中の境界 峠
第四章 色彩考
はじめに
1 白の世界
2 黒の世界
3 赤の世界
4 青の世界
5 三原色、 その重層する世界
6 古層としての赤
第五章 黄昏考
黄昏◎語り部◎オシラサマ◎占術◎イタコ◎ザシキワラシ◎飯綱使い◎神前裁判◎ハヤリ神◎道封じ◎神隠し◎油取り◎雨乞い◎狂気◎シルマシ◎オマク◎蘇生◎橋◎幽霊◎天狗の娘
第六章 地名考その他
物語からの出立◎事実と事実譚のあいだ◎峠の語り部たち◎古層の物語へ◎アイヌ語地名をめぐって◎魔所のある風景◎遠野の『遠野物語』へ
第七章 柳田国男・樹木・言葉
柳田を読むこと、 抗うこと
遠野物語、 樹木のある風景から
屋敷地/樹木のフォークロアへ◎ムラ/樹木にかたどられた神々◎里山と奥山/樹のフォークロアを求めて
言葉の現場から
1 聞き書きの現場にて◎2 耳の言葉/眼の言葉◎3 日本語の統一とはなにか 364
あとがき
初出一覧