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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.5 2件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2010.1
  • 出版社: 国書刊行会
  • サイズ:22cm/546p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-336-05167-7
  • 国内送料無料

紙の本

綺想礼讃

著者 松山 俊太郎 (著)

偏執と不可能願望…。稲垣足穂、小栗虫太郎、谷崎潤一郎、宮沢賢治、江戸川乱歩、三島由紀夫ほか、伝説の博学が偏愛の作家に就いて語る。緻密にして破格な論考を集大成。【「TRC ...

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綺想礼讃

税込 7,260 66pt

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商品説明

偏執と不可能願望…。稲垣足穂、小栗虫太郎、谷崎潤一郎、宮沢賢治、江戸川乱歩、三島由紀夫ほか、伝説の博学が偏愛の作家に就いて語る。緻密にして破格な論考を集大成。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

アモラルなモラリスト 8−33
タナトスへの親近感 36−38
「宮沢賢治と蓮」覚書 40−76

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みんなのレビュー2件

みんなの評価3.5

評価内訳

  • 星 5 (0件)
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紙の本

期待はずれでした。この人って、基本的に文学者ではなくて単なるマニアじゃないのか、そんな印象です。それと編者としての過去の過ち、っていうかこれって犯罪でしょ、文学者として・・・

2010/10/18 20:38

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

国書刊行会の本は値段が高いのですが、造本もしっかりしているし、デザインも外れがないので、愛書家に評判はいいのではないでしょうか。ただ、物理的にかなり重い本が多いのと、本から受ける印象が少し大げさと思える時があって、敬して遠ざける、風なところがあります。この本もずっしりとして、いかにもタイトルの雰囲気を出していて、オタクオーラを発しています。

装丁 間村俊一、装画 松野一夫と書いてあります。細かいことを書いてばかりで恐縮しますが、装画については作者の松野の名前だけが書いてありますが、これって多分、小栗虫太郎『黒死館殺人事件』の初版本なり連載時に使われた挿絵か装画のはずなんです。やはりこういうこと「まるまるの挿絵より」としっかり書いておいてほしいと思います。

で、内容についてですが、正直、空振りだったと思います。確かに取り上げられている作家たちは、誰も癖があり、コアなファンがいる、いかにも〈綺想礼讃〉ということばに相応しい人たちばかりです。でも、目次を見てもらえばわかりますが、最も長い文章でも50頁弱、殆どが10頁程度なので分量的にも物足りません。殆どの文章が全集などの解説のために書かれたものなので、統一感に欠け、新しい発見やものの見方があるかといえば、決してそうではありません。

松山の作家論には驚きませんが、彼の翻訳の姿勢については驚くべき記事が載っています。我が家には社会思想社・教育文庫版の『小栗虫太郎傑作選』があるのですが、編者であった松山は『黒死館殺人事件』の原文に間違いがあるからと勝手に手を入れてしまったというのです。こういうことには校正のルールが明確にあって、一個人が安易にやってはならないことですが、本人はそのことを
              *
松山 でも、ひとつとんでもない大間違いをやったのは、つまり、校訂の常道というのに全く反したことをやっちゃったってことがあるわけですよ。つまり、間違ったところはママにしておくべきなんですけど“教養文庫”という名前にこだわって、高校生がそれを読んで間違ったことを覚えると、西洋史とか世界史の試験を受けて落ちる可能性があるからと、訂正を本文の方でしちゃったのが間違いで、本当は正しくはこうだって注釈を後につけたほうがよかったのだけど。
              *
と言い訳します。学生が間違った知識を覚えないようにとこじつけるあたりは、噴飯もので松山の限界を示すものといえます。もっとも期待していた『黒死館殺人事件』も、中途半端で、これだけで一冊ものにするくらいの気持ちでいれば、もっと違ったのでは、と思います。そういえば、渋沢龍彦についての文章も、孤高の作家の知遇を得ていた自慢話にほうに力点があって、内容的には見るべきものがありません。

これは駄目だなと確信させたのは、山田風太郎の初期作品についての戦後の虚無的な心根まではしっかり読みとっているけれど、その凄さを掴み切れなかった自分の能力をさておいて、山田が若かった故に未熟であったと言い切ったのは大間違い。あの時点で、山田の天才ぶりは十二分に発揮され、天国荘奇談のようなユーモアも含め、当時のだれもが達していなかった高みにありました。晩年の明治ものを傑作と持ち上げるのは簡単な話で、あまりに身勝手というか、浅墓ではないかと思います。

造本の立派さに作品が追いついていない本でした。以下、目次です。

谷崎潤一郎(25頁)
  アモラルなモラリスト――エゴティストのエロス
日夏耿之介(2頁)
  タナトスへの親近感             
宮沢賢治(41頁)
  「宮沢賢治と蓮」覚書            
  「宮沢賢治と阿耨達池」覚書
南方熊楠(19頁)
  「南方熊楠と蓮」覚書
  河に咲く蓮
正宗白鳥(10頁)
  レシチンの滋味
小栗虫太郎(158頁)
  「新伝奇小説」と「運命の書」
  『小栗虫太郎傑作選・第四巻』解説
  『小栗虫太郎傑作選・第五巻』解題
  虫太郎を語る
  虫太郎研究という不可能願望
  虚像的迫真性への偏執
  永遠の廃墟『黒死館』をめぐって 紀田順一郎 述
稲垣足穂(66頁)
  東洋への回帰
  弥勒から弥勒まで
  文は人ならず、しかも、人なり         
  弥勒変幻                   
  輪廻思想をめぐって 稲垣足穂 述        
  タルホ文学の迷路 種村季弘 述        
江戸川乱歩(2頁)
  大乱歩の潜在能力              
日影丈吉(5頁)
  『ハイカラ右京探偵暦』解説         
山田風太郎(6頁)
  〈忍耐する者〉としての〈忍者〉       
埴谷雄高(3頁)
  意識と宇宙の書                
三島由紀夫(11頁)
  三島さんと唯識説               
  「豊饒の海」なる書名の意義          
渋澤龍彦(116頁)
  奇態な犬神・澁澤龍彦             
  澁澤龍彦集成                 
  昭和の子供だ、僕たちは           
  澁澤さんのこと               
  澁澤さんと軍歌               
  『ねむり姫』解題              
  『うつろ舟』解題              
  『高丘親王航海記』解題            
種村季弘(4頁)
  若かりし日の種村               
沼正三(5頁)
  『ある夢想家の手帖から』刊行に寄せて    
土方巽(4頁)
  再観「謎の日本人」              
高橋睦郎(3頁)
  モノスの試行錯誤               
唐十郎(9頁)
  堂々めぐりの幻滅譚              
  ああ怪人唐十郎                
  単独者のポエジー、あるいは、わからなさの魅力

  後期
  初出一覧

初出は長いので省略しますが、基本的には全集、選集の解説・解題が主です。

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2010/04/08 09:34

投稿元:ブクログ

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