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商品説明
携帯関連会社ディーウィとベビー用品メーカーのベイビーハンド。業務提携によって結成された共同開発チームは、いきなりヒット商品を生み出した。しかし、祝勝会の翌日、チームリーダーだった粕谷が、社内で不審死を遂げる。死因はニコチン中毒。殺人なのか？犯人は？疑心暗鬼のなか、共同開発チームに所属する水野勝は、同僚で、恋人でもある北見早智恵が犯人である決定的証拠を掴んでしまう…。保身と欺瞞と欲望と。つきつけられるエゴイズムとサスペンスが目をそらすことを許さない、迫真の傑作。【「BOOK」データベースの商品解説】
２社の業務提携により結成された共同開発チームがヒット商品を生み出した。しかし祝勝会の翌日、チームリーダーの粕谷が不審死を遂げる。同じチームに所属する水野は、同僚で恋人でもある早智恵が犯人である証拠を摑むが…。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
石持 浅海
- 略歴
- 〈石持浅海〉１９６６年愛媛県生まれ。九州大学理学部卒。著書に「アイルランドの薔薇」「月の扉」など。
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紙の本
君がいなくても平気・・・、この言葉の真意は・・・
2010/05/20 13:41
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：nyanco - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の恋人が殺人者だと知ったら…。
『君とは別れる。だって、僕は自分自身が大切だ。』
裏表紙に朱書きされた主人公・水野の選択。
彼女がいないよりはいた方がいいという程度の感覚でつきあっているんだから、殺人犯の恋人だなんて冗談じゃない。
彼女のせいで俺の人生を狂わされてたまるものか。
早く彼女と別れよう、そう決めた水野。
しかし、彼女が殺人者かもしれない、こうして抱き合っている間にも彼女に首を絞められ…と想像しながらの彼女との交わりは今までよりも更に刺激的だ。
こんなことをしていてはいけない、早く別れなければ…
という水野が女性として許せなかった。
そして次なら犠牲者が…。
3人目は誰なんだ…。
次々と彼女が犯人だと思われる証拠が浮かび上がる…。
もしかしたら犯人は早智恵ではないのではないかと…と淡い希望を抱きながら読み進める。
しかしその希望も空しく、覆ることなく最悪の3人目の犯行へと進む。
身勝手な男の周りに起こる連続殺人事件…
ラストシーンは…
ああ、これはミステリーではなく、恋愛小説だったんだ！
なんて哀しい恋愛小説なのだろう。。
臆病で恋愛下手な二人の悲しいラブストーリー。
こんな終わり方は本当に哀しい。
二人のベッドシーンの叙述に、やや違和感はありましたが、
読み終えてみると、ああ…石持さんらしい作品だったな、と、胸にドサリとくる作品でした。
紙の本
口にすると危険
2020/04/04 18:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
恋人への思いと疑惑に揺れる、主人公の心理描写は迫力があります。トリックや動機など、推理小説としては若干物足りないです。
