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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2009.12
- 出版社: 産経新聞出版
- サイズ:20cm/311p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8191-1083-9
紙の本
関東大震災 「朝鮮人虐殺」の真実
著者 工藤 美代子 (著)
関東大震災における「朝鮮人虐殺」は、果たして本当にあったのか。日本人は途方もない謀略伝説の渦に呑まれ、そう信じ込まされてきたのではないか。震災に乗じて半島から襲来したテロ...
関東大震災 「朝鮮人虐殺」の真実
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商品説明
関東大震災における「朝鮮人虐殺」は、果たして本当にあったのか。日本人は途方もない謀略伝説の渦に呑まれ、そう信じ込まされてきたのではないか。震災に乗じて半島から襲来したテロ集団の実態を暴き、悲劇の真相を糾明する。〔「関東大震災「朝鮮人虐殺」はなかった!」(ワック 2014年刊)に改題,大幅に加筆訂正〕【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
工藤 美代子
- 略歴
- 〈工藤美代子〉1950年東京生まれ。カナダのコロンビア・カレッジ卒業。ノンフィクション作家。「工藤写真館の昭和」で講談社ノンフィクション賞受賞。ほかの著書に「近衛家七つの謎」など。
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紙の本
関東大震災「朝鮮人虐殺」の虚構 - 「朝鮮人による日本人虐殺」こそ真実!か
2010/01/18 11:28
25人中、19人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:としりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
評者の手元にある高校日本史教科書には、次のように記されている。
「関東大震災の混乱」というコラムの後半部分である。
「地震と火災の大混乱で、「朝鮮人が暴動をおこした、放火した」との流言がとびかい、政府も戒厳令を公布して軍隊・警察を動員したほか、住民に自警団をつくらせた。関東全域で徹底的な「朝鮮人狩り」がおこなわれ、恐怖心にかられた民衆や一部の官憲によって、数千人の朝鮮人と約200人の中国人が殺害された。亀戸署内では軍隊によって10人の労働運動指導者が殺され、また憲兵によって大杉栄が殺され、社会主義運動は大打撃をこうむった。」
(山川出版社「詳説日本史B」’02年文科省検定済)
教科書にこのように書かれるほど、歴史の事実として定着している「朝鮮人虐殺」だが、その欺瞞を明らかにするのが本書である。
当時の新聞記事や目撃談を検証し、事実関係に迫っていく。まず明らかなのは、現在では流言とされている朝鮮人の暴動や放火が、間違いなく一定の規模であった、ということだ。朝鮮人による放火、強盗、強姦、毒物投入などの新聞記事や目撃談が、すべて捏造とは到底考えられない。
なかでも、放火による避難民大量殺害などは極めて悪質であり、強く憤りをおぼえるところである。これでは、朝鮮人による日本人虐殺だろう。
彼ら朝鮮人暴徒からの自衛のため、自警団が組織された。自警団はあくまでも自衛のためであって、組織的に朝鮮人狩りを行うようなことはなかった。善良な朝鮮人も多数いたのだから当然である。
では、なぜ、そもそもの「朝鮮人の暴動や放火」が流言などとされてしまったのか。
そこには、事態の収拾を図りたい当時の政府の介入があったのである。
本書は読み進むほどに面白くなる。
後半では、ありもしない朝鮮人大虐殺を歴史の事実とするべく、情報宣伝戦の一端も見せてくれる。「南京」と同類である。
さらには、朝鮮人テロリストによる皇太子爆殺計画にも触れる。朝鮮人暴徒の背後には、社会主義者の影も。
そうした悪意ある朝鮮人が多数存在したことは、日韓併合時代という、当時の時代背景があるだろう。決して、現在の韓国・朝鮮の人たちを敵視するものであってはならない。
本書は極めて有益な書であるが、なかには著者の分析を快く思わない人もいるようだ。「南京」や「沖縄戦」と同様に、この問題も論争になるのだろうか。
紙の本
関東大震災「朝鮮人虐殺」の真実
2012/11/11 14:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のんびり屋のカユ - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝鮮人の虐殺は朝鮮人が日本の国家転覆を狙って結果
必然的に起こった自衛を曲解して広められたもの、という形。
証言や報告書を拾って、正当な自衛を説いており
物証的な考察はほぼない。証拠として信じるには少々弱い。
ただし、証言中心とはいえ多面的に迫っており
状況の説明は客観的な説得力があり十分に筋が通っている。
また殺されたとされる人数はあまり耳にしたことがないが
本書ではその人数にも迫っている。こちらも合理的。
後は事実がなんであったかは本書を読んだ読者がそれぞれ考えることだろう。
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なかった?
2009/12/15 05:50
32人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初から「虐殺はなかった」という事を前提に書かれているので、吉野作造批判は当時検閲があった事をお忘れみたいだ。全体に朝鮮人に対して蔑視観を感じて読んでいて不快感を感じた。安重根を「哀れなテロリスト」(70頁)呼ばわりしているように、抗日運動を単なるテロリズムにしか見えないらしい。
この手の論客によく見られるが、当時のコミンテルンや社会主義、アナーキズムに対して過剰なぐらいに影響力を評価している。大逆事件からの閉塞感が、やっと抜け出せていた頃なのに。
大韓民国臨時政府は民族主義者の集団でも統一された組織ではなかったし、抗日運動=テロリズムというのは単純過ぎる。というより臨政をテロリストの集団に見えるらしい。
ただし当時日本にいた朝鮮人の数字に関しては読ませるものはある。