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武家屋敷の殺人 (講談社ノベルス)
著者 小島 正樹 (著)
探偵役は、若き弁護士とリバーカヤック仲間のフリーター。孤児院育ちの美女が生家探しを弁護士に依頼に来て、手がかりは捨てられたときに残された日記くらいだと言う。具体的な地名は...
武家屋敷の殺人 (講談社ノベルス)
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商品説明
探偵役は、若き弁護士とリバーカヤック仲間のフリーター。孤児院育ちの美女が生家探しを弁護士に依頼に来て、手がかりは捨てられたときに残された日記くらいだと言う。具体的な地名はいっさい出てこない代わりに、20年前の殺人と蘇るミイラの謎が書かれた日記をもとに調べ当てると、思わぬ新たな殺人が起こる。最後のどんでん返しまで、目が離せないジェットコースター新感覚ミステリー。【「BOOK」データベースの商品解説】
孤児院育ちの美女が生家探しを若き弁護士に依頼するが、手がかりは捨てられたときに残された日記くらいだと言う。弁護士が、20年前の殺人と蘇るミイラの謎が書かれた日記をもとに調べ当てると、思わぬ新たな殺人が起こり…。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
小島 正樹
- 略歴
- 〈小島正樹〉埼玉県生まれ。島田荘司との共著「天に還る舟」でデビュー。他の著書に「十三回忌」がある。
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紙の本
パンパンに詰め込みすぎてちょっと歪。
2015/09/15 12:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えにぐま - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の好みとしては小島正樹氏の現時点での最高傑作。
終盤の謎の解決の怒濤が半端じゃない。
ただそれだけの謎の解決の為には、当然伏線が必要なわけで、
そのために解決編に至るまでの物語のリーダビリティがちょっときつかった。
大丈夫な人はいいのかも知れないが、自分としては語り手が信用出来なすぎて
物語に入り込めなかった。
また極たまにあるのだが、提示される謎があまりに突拍子も無いものもあって逆に興味を失ってしまう部分もあった。
これはまともな解決にはならないのでは、と。
(一番気になったのは明らか何か知ってんじゃないの?と思われる人物。自分だったら徹底的に詰め寄りたかった)
ただ物語のバランスを欠いてまで張り巡らせた伏線の回収は圧巻だと思う。
自分はトリック偏重主義なので。
そこは必読といっていいほどではないだろうか。
オリジナリティもあるし、既存の謎の変化球の解決もある。
前半部の読者の不満も激しい巻き返しで一緒に回収されてしまいそうなお話。
紙の本
噂に違わぬ詰め込みっぷり。でも満足はできない。
2011/11/19 11:29
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう、お腹いっぱい。
噂に違わぬ詰めっ込みっぷり。
これは確かに詰め込みすぎだ。
武家屋敷に断章に江戸時代のお話にと、
これでもかというほどネタを仕込んでくる。
が、満足感は得られない。
どんだけネタを詰め込んでも充足されないのだ。
悪くはない。
でも良くもない。
キャラクター造詣もいまいち。
まず、探偵役の若い弁護士の口癖「○○っす」にいらいらする。
母が残したという日記を元に生家を探す
瑞希という名の美女の手伝いをすることになった弁護士の川路。
川路に協力をいらされるもなかなか乗り気になれないカヤック仲間の那珂。
三人が協力してたどり着いた瑞希の実家は、
十六代続く由緒ある赤座家だった。
しかし赤座家には決して表には出せない秘密が隠されていて、
その真相を探ろうとするうちにまた新たな殺人事件が起こってしまう。
物語の舞台となる赤座家の形体が武家屋敷。
そしてそこで殺人事件が起こるので、
『武家屋敷の殺人』というタイトルがつけられている。
んだけれど…。
武家屋敷での殺人がメインなのか…。
あまりしっくりこない。
確かに殺人は起っているのだけれど。
ある人物の回想を記した「断章」が度々登場するのだけれど、
それも意味せんところは理解できるけれど、
必要性が感じられない。
断章にする必要はなかったんじゃないだろうか。
断章のせいで余計に物語のまとまりがなくなっている。
一番面白かったのは、赤座家の秘密のひとつ、
江戸時代に起こったご乱心騒ぎの真相かな。
なんでもかんでも詰め込だって満足感は得られない。
引き算も大切ということだろうか。