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商品説明
2008年9月1日、福田総理の突然の辞任発表から、衆院選での民主党圧勝を経て、鳩山内閣が誕生するまでの400日を、TBSラジオの名物記者がレポートする。民主党幹事長・小沢一郎の独占インタビューも掲載。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
武田 一顯
- 略歴
- 〈武田一顯〉1966年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。放送記者、TBSラジオ&コミュニケーションズ編成局制作部所属国会担当。
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紙の本
言葉と歴史に裏打ちされた政治への道しるべ
2009/11/17 15:41
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なにわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「政権交代本なんて、どれも同じだろう」
こんな考えを気持ちよく裏切ってくれた一冊。
全国紙政治部執筆の政権交代本は数多あるが、本書のカバーに
記されたTBSラジオ国会担当記者とのプロフィールに興味を
ひかれて手にした。
福田総理の突然の辞任、麻生総理の誕生そして自民党の崩壊へ
と至る経緯が日記形式で綴られる。こうした日記スタイルの著
書にありがちな、筆者の単なる印象論に終始せず、一線を画し
ているのがこの本の特長だ。
政治家のふと漏らした一言、筆者が通暁する中国史から照射される
日本政治のありよう。「言葉」と「歴史」に裏打ちされた日記は
見事なまでに政治書へと昇華されている。
ただ本書に気がかりがないわけではない。「ある政治家」の影に
怯えているのだ。あらゆる政局を「ある政治家」と結びつけて解釈
しようとする、いわゆる陰謀史観だ。
筆者に憑依したであろうその思いは、自民党の崩壊へと重なるよう
に日増しに強くなる。その筆者の苦しさは痛々しい。
そして本書のフィナーレを飾る「ある政治家」との対談。筆者は極度
に緊張していたせいなのだろうか、面と向かって聞いてしまうのだ
政治家にとってタブーの質問を・・・。