「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
「押し紙」という新聞のタブー 販売店に押し込まれた配達されない新聞 (宝島社新書)
著者 黒薮 哲哉 (著)
日本の大手新聞社は、なぜ致命的な経営危機を免れているのか? 部数をかさ上げし、新聞業界が展開してきたビジネスモデルの暗部とは? 新聞ビジネスのゆがんだ構造を正面から暴く、...
「押し紙」という新聞のタブー 販売店に押し込まれた配達されない新聞 (宝島社新書)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
日本の大手新聞社は、なぜ致命的な経営危機を免れているのか? 部数をかさ上げし、新聞業界が展開してきたビジネスモデルの暗部とは? 新聞ビジネスのゆがんだ構造を正面から暴く、告発リポート。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
黒薮 哲哉
- 略歴
- 〈黒薮哲哉〉1958年兵庫県生まれ。フリージャーナリスト。Webサイト『新聞販売黒書』主宰者。「ある新聞奨学生の死」で週刊金曜日ルポルタージュ大賞「報告文学賞」受賞。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
押し紙という新聞のタブーを読んで
2009/10/27 06:14
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:智弘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
押し紙」問題を扱った本である。「押し紙」の問題はかねてから知っていたが、本書を読んでその凄まじい実態に仰天した。販売店に搬入される新聞の5割を「押し紙」が占めるケースが珍しくないという。しかも、著者の主張には、内部資料という確固たる裏付けがある。
本書の圧巻は、3章である。「押し紙」と一緒に、折込チラシが大量に破棄されている事実を暴露しているのだ。その中には、税金で制作された地方自治体の広報紙も含まれている。これは詐欺以外のなにものでもない。
さらに新聞業界から政界へ流れていた政治資金まで暴露している。テレビでおなじみのY議員には年間で約800万円。再販制度という既得権の防衛が背景にあるようだ。
本書は没落寸前の新聞ビジネスに「トドメ」を刺す傑作だ。