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商品説明
辺境の地、東海道を西へ西へ、山を分け入った先の寂しい土地、鳥取県赤珠村。その地に根を下ろす製鉄会社の長女として生まれた赤緑豆小豆は、鉄を支配し自在に操るという不思議な能力を持っていた。荒ぶる魂に突き動かされるように、彼女はやがてレディース“製鉄天使”の初代総長として、中国地方全土の制圧に乗り出す—あたしら暴走女愚連隊は、走ることでしか命の花、燃やせねぇ!中国地方にその名を轟かせた伝説の少女の、唖然呆然の一代記。里程標的傑作『赤朽葉家の伝説』から三年、遂に全貌を現した仰天の快作。一九八×年、灼熱の魂が駆け抜ける。【「BOOK」データベースの商品解説】
鳥取県赤珠村に根を下ろす製鉄会社の長女として生まれた赤緑豆小豆は、鉄を支配し自在に操るという不思議な能力を持っていた。彼女はやがてレディース「製鉄天使」の初代総長として、中国地方全土の制圧に乗り出す…。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
桜庭 一樹
- 略歴
- 〈桜庭一樹〉2007年「赤朽葉家の伝説」で日本推理作家協会賞、08年「私の男」で直木賞を受賞。他の著書に「少女には向かない職業」など。
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紙の本
まあ全部の書店をチェックしたわけじゃあないんですけど、私が利用する大型書店ではいまだにこの本の初版が手に入るんです。っていうことは、増刷が何度もされた『赤朽葉家の伝説』ほどには売れていない?勿体ない、この作品は面白さで少しも遜色がないんです。こんなに面白いはなしなのに・・・今のうちです、初版を求めて書店に走れ!
2010/04/26 19:16
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私にとって、桜庭一樹は、『推定少女』『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』『少女には向かない職業』『私の男』『荒野』『ファミリーポートレイト』の作家ではなくて、やはり『桜庭一樹読書日記』の作家であり、初めて読んだ第六〇回日本推理作家協会賞作『赤朽葉家の伝説』の作家なんです。それは出来のよしあしではなく、作品との出会い方、あるいは相性があるとしかいいようのないことなのですが、ともかく今のところ動かしようがありません。
ただ、残念なことに『赤朽葉家の伝説』は完結していて、あとは繰り返し読むことしか楽しみ方がない、そう思っていました、この本が出るまでは。なんていうか西尾維新『化物語』を読み終えて、もう続きが読めないとガッカリしていたときに『傷物語』が出て、その後『偽物語』が続き、私の夢が叶った、それによく似た展開をしてくれたわけです。
しかもです、この本に関して言えばカバーデザインが『赤朽葉家』を遥かに凌いでいます。なんといっても色合いとカバーの紙質がいいわけです。黒地に白の入れ方が絶妙で、今、たまたま閃いたんですけど、これって今流行のメイド服をアレンジしているんじゃないでしょうか。白の入り方がレースを連想させるんです。それとカバーの折り返しの、少し残った白い部分に文字を配する、そのデザインが、ニクイです。そんな装幀は岩郷重力+WONDER WORKZ。です。
とりあえず、目次を写しましょう。一章なんて、ルビなしでは読めない漢字使ってます・・・
一章 鏖(みなごろし)のメロディ
二章 エドワード族の最後
三章 スーパー・デリシャス・アイアン・ガール
四章 灼熱のリボン野郎
五章 えいえんの国、さ!
エピローグ
カバー折り返しに移りますが
*
辺境の地、東海道を西へ西へ、山を分け入った先の寂しい土地、鳥取県赤珠村。その地に根を下ろす製鉄会社の長女として生まれた赤緑豆小豆は、鉄を支配し自在に操るという不思議な能力を持っていた。荒ぶる魂に突き動かされるように、彼女はやがてレディース“製鉄天使”の初代総長として、中国地方全土の制圧に乗り出す―あたしら暴走女愚連隊は、走ることでしか命の花、燃やせねぇ!中国地方にその名を轟かせた伝説の少女の、唖然呆然の一代記。里程標的傑作『赤朽葉家の伝説』から三年、遂に全貌を現した仰天の快作。
一九八×年、灼熱の魂が駆け抜ける。
*
とあります。出版社HPの特設頁に細かい情報がでているので、それを補足する形で「伝説のメスガキ・赤緑豆小豆をはじめ、最高に魅力的で恐ろしく個性的な登場人物たち。主な人物を紹介する。」ことにしましょう。
主人公は赤緑豆小豆、赤緑豆製鉄のバカお嬢。と書くと、なんだか分かりません。経営者一族の娘で、当然のことながら美少女です。彼女がいるだけで鉄製品が歓喜するという、まさに鉄から生まれたような存在です。しかも、小学生時代から問題児。頭は悪い、っていうか勉強しない。で、彼女が彫刻刀を持って戦うシーンがあるのですが、それった完全に西尾維新『化物語』の戦場ヶ原ひたぎ、です。
もう、読んでいるだけで体の芯が疼くような、そんな女の子。で、そのとき僅か12歳? 小六。で、ある事件をきっかけに、後に伝説となるレディース〈製鉄天使〉を結成し、初代総長となるのですが、その鬼神の如き戦いぶりと、人を惹きつけてやまない真っすぐな人間性で、天使たちからの信望は厚いわけです。私だってお仲間になりたい、そんなカリスマ少女。なさけない弟と姉を尊敬しない妹です。
中学生になった小豆の最初の友だちというのが、スミレ、こと穂高菫です。登場の仕方がカワイイのと、小豆に寄せる想いが、美しく、シャンです。かわゆいフェイスで見る者を虜にする製鉄天使のマスコットで、「今日が楽しけりゃ明日死んだってかまやしないの」と刹那的な言葉を吐くきますが、頭脳に自信をもっていて、それがまた何とも愛らしい。族たちのマスコットになることを夢み、ともかく顔を売りたくて仕方のない野心家でもあります。
衝撃的、という意味ではハイウェイ・ダンサーの登場が一番かもしれません。その詳細を書くことは遠慮しますが、特設頁には「内気でおかしな天才アジテーター。製鉄天使の親衛隊長。バイクを自在に操り、牛のウンコで道路に標語を書いて仲間を盛り上げる。その繊細で天才的な詩は読んでみてのお楽しみ。」とあります。頷く以外になにもありません。
衝撃というか読者を混乱の坩堝にたたきこむのが真っ赤なバイクの登場シーン。何気に読み流し、おっと待てよ、意味わかんね~、とその前後を二度読み返し、こんなのありかよ、わけわかんねー、とまあ私をして嘆かせたものでした。あれは慶安三年のことです、なんてNHK大河ドラマ風にね。そして真っ赤くんは「売れ残りの味噌っかすのマシンだったが、小豆と出会い、その意のままに走る優秀で従順なボーイとなる。」のです。
魂潰しのファイヤー・フラワーこと花火は、アスファルトに火花を吹かせながら先陣を切って突っ込む製鉄天使の特攻隊長。無類の強さを誇り、「製鉄天使に花火あり」と恐れられる。それと通りすがりのレディことパン屋のオンナです。甘い顔をして飄々と恐ろしいことをする製鉄天使の参謀となり、作戦を立てているときは人殺しのような目になる本当のパン屋の娘です、はい。
イチにーさんと呼ばれる大和イチは、オトナのおもちゃ屋も兼ねる〈鉄の武器屋 貴婦人と一角獣〉店主ですが、知る人ぞ知る〈残薔薇壱輪〉初代総長にして伝説の戦士でもあります。小豆になにかと目をかけ、最高の武器を作っては売ってくれるなどは、どうしても桜庭の読書日記に登場する「トーさ~ん」にかぶります。私としては、この人こそ小豆の恋人になってほしかったんだけど・・・
で、私の希望を粉砕したのが大和イチの甥っ子、大和タケルで、何をも恐れぬ度胸を持ち主は新しい世代の無敵の総番と、小豆の恋人となってしまいます。ただし、後半は出番が少なくなり、なぜかトォボのほうが目立つ、っていうのはせっかくのイチにーさんを退けておいてナンダ! 個人的に許せない、ぜよ・・・
デ最後が頭脳高1年生トォボです。まじめちゃんで、常にオドオドしているが実はしぶとい高校生で、小豆に一目惚れし、何度もデートに誘うが断られ続けていて、なんと、小豆を「リボンちゃん」と呼ぶ命知らずというか、そういうところでバカです。正直いって、ウザいです。私のタイプではないし、なんでこんなやつが、って思わせたりもします。
彼らがのびのびと暴れまわり、次々と周囲を制圧していきます。その様子も好きですが、私としては結末の希望に満ちたありかたに心震わせました。閉じるようでいて未来に限りなく開いているエンディング。『赤朽葉家の伝説』ほど評判にはならなかったようですが、それは読まない人間が損しているだけの話。こんなに面白い話に目をむけないなんて、勿体ない・・・
紙の本
あなたのえいえんの国はどこにある?
2009/11/01 22:36
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
「赤朽葉家の伝説」のスピンアウトらしいのだけれど、登場人物の名前が変わっているのはなぜだろう?70年代後半から80年代前半、赤緑豆小豆が中学校に入学し、製鉄天使というグループを立ち上げて四国地方を制圧していく歴史をひも解きながら、少女の変化と成長を、周囲の変化と対比させながら描いている。
中学生高校生の間にだけ存在する世界に生きながら、そこから出る時の選択にはいくつかタイプがあった様に思う。最後まで役をこなし、大人の世界でも同様の組織にエスカレーションしていった者。あるとき役から覚めてしまって別の道を選択した者。中学生までで引退しながらも、完全燃焼しきれず中途半端に引き戻されてしまった者。そして小豆たちがした選択。
中国地方を"せかい"と呼び、子供だけに見える世界といいながら大人の世界を模倣し、ある年齢になれば普通の大人になってしまう。自由を叫んで生きながら、最終的には平凡な大人になってしまうのかなあ、と思って読んでいたので、最後の結末はボクとしては希望の持てる展開でよかったと思う。
章末ごとに謎めいた語り部と聞き手の会話があり、最後にはその正体が明かされるのだが、本当にそれが正しい語り部なのかは作中の記述から考えて疑問が残る。その辺はミステリー的と言えなくもなく、赤朽葉家の伝説のスピンアウト作品としての証明になるのかもしれない。
紙の本
爆裂!女の花道
2011/09/12 17:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジーナフウガ - この投稿者のレビュー一覧を見る
大傑作【赤朽葉家の伝説】第二部【巨と虚の時代】に登場した赤朽葉毛毬が在籍し、
中国地方を制圧した製鉄天使(アイアンエンジェル)。彼女達の戦いは【赤朽葉家の伝説】
本編ページ数の辻褄が合わなくなるからと、泣く泣く百ページに渡って割愛されたそうだが、
ここにスピンオフ作品として新たな誕生を果たしたのが本作【製鉄天使】である。
スピンオフだけあって、設定や人名など変わっているだろう、とは思っていたが。
のっけからバリバリのヤンキー口調で語られ始めて、かなりびっくりした!主役を命懸けで張るのは、
赤緑豆小豆。赤朽葉毛毬が心血を注いで描いた少女漫画が爆発的な人気を誇ったのも頷ける、
全身全霊でえいえんの国を目指し暴走する汚れなき『少女』だ。と言うより、小豆が少女である事が、
少女に拘る理由が、物語に深みをもたらす事に成功させているのでは、とまで思っても過言ではないだろう。
そして作品の流れでいっても【赤朽葉】に存在したファンタジーやロマンは、
この【製鉄天使】にも脈々と受け継がれている。まず小豆の特殊能力、
『鉄を自由自在に操る』は彼女の生家が製鉄所だからだし、作者の桜庭さんがこだわっている
丙午生まれの猛女軍団を束ね活躍する、って辺りもとことん漫画チックで良いと思う。
中国地方の端っこ、鳥取県から中国地方という『せかい』を目指して暴走し始める、と、
様々な仲間達や出来事が集まってくる。暴走した後ハイウェイにファイヤー・クラッカーの花を咲かせる
特攻隊長『花火』牛糞を器用に操り路面に詩を書く親衛隊長ストリートダンサー。
更に、輝く程の美貌を持った天使達のマスコット『菫』。彼女達は各々自分等が
『少女』のまま過ごせる年齢の限界と『大人』になる時期を肌で知っている。だからこそ
『菫』が巻き起こした事件は小豆の身に否応なしの変化を強要するし、変化を受け入れつつも、
抗うように、えいえんの国を探して生きようとする小豆は聖なる大馬鹿野郎だと思うのだ。
追伸:この本の関連記事を探していたら赤い特効服でキメてる桜庭一樹女史を発見しニンマリしてしまった。
紙の本
えいえんの国、それは求め続けている人にだけ許されるリアルにフィクションな国。
2010/06/23 09:18
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:空蝉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
製鉄会社のバカお嬢 赤緑豆小豆(あかみどりまめあずき)は鉄を自在に操る能力を持ち、赤いリボンのポニーテールをトレードマークに今日もハイウェイをバイクで走る。パラリラパラリラ~と。
中学入学早々、ドブスのレディス、エドワード族にリンチを受け悔し涙した14歳の小豆だったが、元総番の大物が裏経営する武器屋「貴婦人と一角獣」で中国地方統一を夢見た時から瞬く間に成長する。
いや、成長というか・・・
自称頭脳派マスコット希望の親友、同類の不良少女たち、恋人は鳥取の大元締「残薔薇一輪」の新総番。エドワード族に復讐、勝利した小豆はレディス「製鉄天使」を旗揚げして初代総番となり、文字通り体を張りアスファルトを血に染めて仲間とともに無敗制圧をし続ける。
登場するのはいわゆる「不良少女」、死語をあえて使わせていただくなら「スケ番」とその取り巻きたちである。70年代末~80年代にかけて活躍?した彼女たちは現代の若者たちからすれば2、3世代も前の過去の遺物である。文章や懐かしのドラマ特集などでしか知ることの出来ない、半ば空想上の生物(笑)
まさしく「フィクションの国」に生きる住人なのだ。
けれど、彼女たちが何度も口にする「子供だけのフィクションの国」「えいえんの国」という言葉は、なにも彼女ら不良たちだけのモノではないだろう。
小豆とは全く対照的に「まっとう」な兄が抱える恋愛事情、裏の世界と平行して振興してきた子供たちの戦い「受験戦争」や大人たちが心身をけずる競争社会…あらゆる世界で人は目的をかなえるため、妥当するために何かと戦っている。
自分ではなく外の世界と、永遠ではなくソレを終わらせるために、フィクションではなくリアルとと戦わざるをえなくなる。その前に。
きっと誰にでもあったはずだ。自分のため、ずっと続けばいいと思う今この時の「えいえん」を願ったときが。不良でも夢見る少女でも それは同じものだ。
「赤朽葉家の伝説」のスピンオフ的な作品ではあるが、最新作の「道徳という名の少年」といい、この作品といい、桜庭氏の描く彼女たちの「敵」は一貫している。
どれも時代の盛衰、世相の移り変わり、そして子供から大人への成長・・・
一般的に大人社会は保身的、変化を嫌うと思われがちだけれど、大人は子供に「成長」という名の変化を強要する。
「変化」という時間の流れが彼女たちの前に立ちはだかっているのである。
そこに「永遠」はない。
子供は大人に、少年は男に、少女は女になり、それは生きている限り逃れられない宿命だ。
子供だけのフィクションの王国でレディースの総番という頂点に登り詰めた赤緑豆小豆も例外ではなく、その瞬間はいつの間にか、もしくは突然訪れる。 私がそうであったように。
では、彼女はどうしたか?彼女たちはどうするのか?
それは読んでいただくとして・・・
一つだけ、彼女の姿にハッキリ読み取れることがある。
えいえんの国。 それは求め続ければいつだって求める者のモノなのだ。
紙の本
毛鞠にもあったんだ、不思議な能力。。。
2009/12/19 07:31
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kako - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホットロードという漫画がブームを起こした時代があり、まさにその漫画を読んでいたのが私の年代。
話は全く違うのですが、何故かその漫画を思い出してしまいました。
そう・・・こちらの作品は昭和の臭いがプンプンに漂っている懐かしの「ヤンキー」が登場するのですが、このヤンキー文化を受入れることが出来るか出来ないかで、この作品を読むにあたっての受入れられるか受入れられないかが決まってしまうような気もまたしてきます。
文章中に多々出てくる暴力的描写、バイクの描写等は読む人をおのずから選んでしまうかもしれないからです。
暴力的描写が嫌いな方は少し辛いかもしれません。
でも多感な時期を突っ走る一人の少女の生き様がアップテンポに刻まれていて、私は嫌いではなかったです。
何せホットロード世代ですから(笑)。
赤朽葉家ではどうしても家族のために犠牲になってきたように思ってしまった二代目毛鞠(本作品では名前が違い小豆になっています)。
その小豆にも自由を求めて止まなかった時があったのかと思うと、多少ほっとしました。
自由を求めて友達を求めて愛を求めて、少しずつ大人になっていってしまっている自分を見つめていく。
子どもから少女へ、そして女へと変わろうとしている小豆の物語なので、どうしてもライトノベルに近い感じに仕上がっているのですが、賞をとる以前、昔の桜庭さんに戻ったような作風といった感じで懐かしさがあります。
三部作「私の男」「ファミリーポートレイト」「赤朽葉家の伝説」を書き上げ、少々遊んでみたかったのかな?と素直に感じました。
そしてスピンオフ小説ということで、外から見た赤朽葉家というのも面白かったです。
またもういちど「赤朽葉家の伝説」を読み直してみようかという気分になります。
内と外から一つのものを見比べるのもありですよね。
大人が作り上げてきた家のあずかり知らぬところで起こっている、子どもたちだけの事件や想い。
傍から見たらバカバカしいものに一生懸命になっていることへの羨ましさを感じてしまいます。
最後まで読むとちょっと笑ってしまって、「変わったけど、変わってないんだ」て少し嬉しくなりました。