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紙の本
商売の天才
2010/03/03 12:06
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くるまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
やはり、信長の「全てか無か、二つに一つだ!」という覚悟が痛快だ。
楽市楽座とかを見ると、信長は商売の天才だったんだなぁ、と思う。
上杉謙信は戦の天才、
武田信玄は政治の天才、
徳川家康は我慢の天才、といった所だろうか。
1巻の「平手政秀の諫死」、
2巻の「斉藤道三と面会」、
3巻の「桶狭間の戦い」、
4巻の「長篠の戦い」、全てに見どころがある。
濃姫との初対面も面白かった。
1巻、2巻が特に素晴らしいだけに、4巻の展開が速すぎて、少し残念だ。明智光秀が主人公みたいな描き方になっている。
坊主丸儲けが許せない商売の天才は、叡山を焼き討ちにして、本願寺の信徒を皆殺しにしてしまう。
武田の家臣をだまし討ちにしたり、家康の妻と子供を死罪にしたり、といった事は書かれていない。主人公を格好よく終わらせたかったのか、血生臭い事が多すぎると思ったのか。
信長さえ悩んだんだ、とか、人生簡単じゃない所を掘り下げてほしかった。
じっくりと5巻まで行ってほしかったと思うのは私だけかな?
フィギュアスケート、織田信成も読んだであろう、処世術マニュアルの名作である。