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通訳ダニエル・シュタイン 上 CREST BOOKS
リュドミラ・ウリツカヤ著
前田 和泉訳
税込価格: ¥2,100 (本体 : ¥2,000)
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出版 : 新潮社
サイズ : 20cm / 318p
ISBN : 978-4-10-590077-9
発行年月 : 2009.8
利用対象 : 一般
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コメント・書評
ナチの官憲で通訳をしながら同胞を助けたユダヤ人ダニエル・シュタイン。戦後はカトリック神父となった彼に関わった人びとの他、彼に直接関係のない同時代を生きる人びとによって書かれた様々な文章を「単に寄せ集めてみただけ」――そう装った20世紀の『戦争と平和』
中村びわ
2009/12/07 18:09:12
評価 (
★
マーク )
★★★★★
【20世紀版『戦争と平和』を書くことの意識】「ああ、これは20世紀の『戦争と平和』じゃないか」と思えた。 作者のウリツカヤが、トルストイの大作を実際どれだけ意識したのかは分からない。しかし、ロシアの作家が戦争の時代とその時代を生きる人びとを書くとき、『戦争と平和』についての「知識」を意識せずに向かうことなどあり得るのだろうか。 ウリツカヤが作家として注目を浴びたという佳編『ソーネチカ』は、それなりの浮き沈みはあるものの静謐で神に祝福された人生を送った、本好きの女性の一生の物語であった。それは、どちらかというとチェーホフ的作品世界のこじんまりとした空間やまとまりを思わせるような小説であった。 …