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- カテゴリ:一般
- 発売日:2009/08/25
- 出版社: メディアファクトリー
- レーベル: MF文庫J
- サイズ:15cm/263p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8401-2879-7
紙の本
僕は友達が少ない 1 (MF文庫J)
著者 平坂 読 (著)
学校で浮いている羽瀬川小鷹は、ある時いつも不機嫌そうな美少女の三日月夜空が一人で楽しげに喋っているのを目撃する。「もしかして幽霊とか見える人?」「友達と話していただけだ。...
僕は友達が少ない 1 (MF文庫J)
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商品説明
学校で浮いている羽瀬川小鷹は、ある時いつも不機嫌そうな美少女の三日月夜空が一人で楽しげに喋っているのを目撃する。「もしかして幽霊とか見える人?」「友達と話していただけだ。エア友達と!」「(駄目だこいつ…)」小鷹は夜空とどうすれば友達が出来るか話し合うのだが、夜空は無駄な行動力で友達作りを目指す残念な部まで作ってしまう。しかも何を間違ったか続々と残念な美少女達が入部してきて—。みんなでギャルゲーをやったりプールに行ったり演劇をやったり色々と迷走気味な彼らは本当に友達を作れるのか?アレげだけどやけに楽しい残念系青春ラブコメディ誕生。【「BOOK」データベースの商品解説】
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紙の本
だって休み時間は暇だし
2009/09/05 14:35
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
そうそう。休み時間なんて、寝ているか、ぼーっと空を見ているか、トイレ行くくらいしかやることないし。そんな、友達が少ないことを自認する人たちが、友達が少ない事で憐れまれないようにかりそめの友達となって、本当の友達を作るために必要そうな活動をするというお話。こうやって文章にすると、涙なくしては読めないような気がするが、実際はとても楽しそう。
冒頭で紹介される様に、将来的にはもっと部員が増えるみたいだけれど、今回登場する部員は4人のみ。母親が英国人のため染めるのに失敗した様な金髪を持ち、周りからヤンキーだと思われている羽瀬川小鷹。黒のロングヘアで容姿は抜群なのだけれど、放課後エア友達と楽しく語り合っている三日月夜空。理事長の娘でスタイルも抜群、クラスの男子を奴隷の様に扱うが女子からは嫌われている柏崎星奈。小鷹の男らしさに憧れて入部する、美少女の様な容姿を持つ少年、楠雪村。
そんな彼らが、仮想友達との共通の話題作りのためにゲームの通信プレイに挑戦したり、ギャルゲでコミュニケーションのやり方を学ぼうとしたり、友情を維持する演技の勉強のためにお芝居をやってみたりする。最後は、お約束として、色々と残念な結果になるわけだけど。
とにかく、作者が楽しく書いていることが伝わってくる作品。
紙の本
切ない背景が見え隠れしている爆笑作
2009/09/04 00:49
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
・プロローグというかキャラの顔見せというかツカミのようなもの
章題通りの話。本編はまだここまで至っておらず、この章だけの登場人物がいる。ヒロイン2人が(驚きと笑いの)とんでもないことをしている。
・羽瀬川小鷹
・夜空
・柏崎星奈
主人公と2人のヒロインの名前がそのまま章題になっているが、隣人部誕生の経緯が綴られている。
・狩り
・ギャルゲヱの世界へようこそ
部室でゲーム三昧の話が2つ。ただゲームしているだけだが、その仕方が爆笑モノ。この辺から雰囲気が『生徒会の一存』っぽくなるが、あちらほど弾けていない代わりに会話はこちらの方がイタい。
・舎弟
あの秀吉の独占的地位に仲間入りしそうな抜群の美男子登場。小鷹への間違った憧憬振りが残念過ぎる。
・羽瀬川さんちの家庭の事情
小鷹の妹が、ロリな皆様が鼻血をビビデバビデブーしそうなキュートな姿を披露しているが、アニメに感化された普段の様子はやっぱりイタ過ぎる。
・汚れちまった悲しみに
ギャルゲーに汚染された星奈が、さらに過激な方面のゲーム世界に踏み込んでおり、それをネタにする話。なぜ女の子の星奈がギャルゲー方面に走るのかは本作のテーマに沿った切ない理由から。
・桃太郎伝説
章題に反して演劇の話。なぜ隣人部で演劇なのかは、これもまた本作のテーマに沿っているから。
・ヤンキー侍母校に帰る
夜空がオリジナル脚本をつくる話。かなりイタい。どーしようもなくイタい。そして酷い。もちろん笑える意味でだが。
・プール
・昔のこと
次巻への伏線と引きを兼ねた話が2つ。ここにきてようやくラヴ成分が入り、星奈にはフラグが立った格好。小鷹と夜空には10年前の秘密もあるようである。この流れからいけば次巻ではさらに面白くなりそうな展開もあり得そうな予感である。
おそらく本作は、最後に書かれた『一生お互いを大切に思える友達なんて、本当にあり得るのだろうか』との問いに対する答えを探す、模索する物語になっていくのだろう。ちなみに表紙や口絵よりも中の挿絵の方が可愛い。