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- カテゴリ:幼児
- 発行年月:2009.7
- 出版社: ひさかたチャイルド
- サイズ:28cm/48p
- 利用対象:幼児
- ISBN:978-4-89325-740-6
紙の本
アイラのおとまり
著者 バーナード・ウェーバー (作・絵),まえざわ あきえ (訳)
なかよしのレジーのいえに、きょうははじめてのおとまり。うれしいなあ。でも…、いつもいっしょにねている、くまちゃんのぬいぐるみはどうしよう。つれていかなくても、ねむれるかな...
アイラのおとまり
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商品説明
なかよしのレジーのいえに、きょうははじめてのおとまり。うれしいなあ。でも…、いつもいっしょにねている、くまちゃんのぬいぐるみはどうしよう。つれていかなくても、ねむれるかな?初めてのおとまりは、楽しみなのに、ちょっぴり不安。そんな子どもの心の動きを見事に描き出した、アメリカのロングセラー絵本。【「BOOK」データベースの商品解説】
アイラは生まれて初めてお友だちの家へお泊りに行きます。すごく楽しみだけど、ちょっぴり不安。なぜって、アイラはいつもぬいぐるみの熊と一緒に寝ていて、ひとりで寝たことがないのです…。アメリカのロングセラー絵本。〔徳間書店 1997年刊の再刊〕【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
バーナード・ウェーバー
- 略歴
- 〈バーナード・ウェーバー〉1924年米国フィラデルフィア生まれ。フィラデルフィア芸術大学卒業後、出版社に勤務。作品に「ワニのライル」シリーズ、「勇気」など。
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著者/著名人のレビュー
小さな男の子アイラ...
ジュンク堂
小さな男の子アイラは、今夜なかよしの友だちレジーのお家へお泊まり。初めてのお泊まりにワクワクしているところへおねえちゃんが言いました。「くまのぬいぐるみもつれてくの?」いつも一緒に眠るぬいぐるみを持っていくべきか、アイラはとても悩みます。初めてのお泊まりを経験するこどもの楽しみと不安を温かな目線で見つめ描いた作品。
書店員レビュー
今日アイラは、仲のいいレジーの家に初めておとまりします
ジュンク堂書店那覇店さん
今日アイラは、仲のいいレジーの家に初めておとまりします。ところがアイラのお姉ちゃんが言うんです。
「いつもいっしょに寝ているくまのぬいぐるみを持っていくの?やめたほうがいいわよ!レジーに笑われるんだから!」
担当も、ワクワクしながら向かったよそのお家と、
初めて食べる夕飯のメニュー、少し心細くなった夜の布団などなど、初めてのおとまりを思い出しました。
子どもの心情に見事にリンクした一冊。アメリカでは35年間のロングセラーとなっている絵本です。
個人的にアイラを困らせる事を言うお姉ちゃんも憎めなくて好きです。本当は自分もおとまりしたかったのかもしれませんね。
児童書 知念
紙の本
つれていく? つれていかない?
2010/05/27 21:35
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書のことは、『グースにあった日』と同様に、
第13回絵本学会大会での
訳者の研究発表を聞いて知った。
発表では、言葉と性別の関係についてふれていた。
日本語は、男性の言葉と女性の言葉で語尾が異なったりするが、
英語では全部一緒であったりする。
本書でもアイラのおとうさんとおかあさんは、
アイラに同じことをいい、
その同じ言葉が繰り返しのリズムを持たせているのだが、
これは原書ではまったく同じ言葉で、
訳ではおとうさんとおかあさんとで言い方が変わっている。
「つれていったら」って
おかあさんは いった。
「つれていきなさい」って
おとうさんも いった。
他にも英語と日本語の表現の比較を行なっていて、
非常に興味深い発表だった。
そういう経緯で手にした本書だったが、
すでに主人公の「アイラ」という名前からして、
男の子っぽくはないなぁと思っていた。
どこから来たイメージなんだか、
アイラは、女性のように思える。
ラテン系の言葉が語尾のoは男性名詞、
aは女性名詞とする影響でも受けたのだろうか。
表紙の階段を下りるアイラは、
くまちゃんをしっかりかかえている。
本書は、アイラとともにくまちゃんが主人公だ。
いや、くまがしゃべるわけではない。
くまのぬいぐるみをつれていくかいかないかがテーマなのだ。
はじめて友だちのレジーのうちにとまりにいくことになったことから物語は始まる。
アイラはすっかり喜んでいるけれど、姉がからかいまじりに思い出させる。
「くまのぬいぐるみも つれていくの?」
「くまちゃん? レジーのうちに?
そんなの おかしいよ。つれていかないよ」
姉は少々いじわるだ。
「でも アイラは、あかちゃんのときから
あの ぬいぐるみと ねてる じゃない。
ほんとに ひとりぼっちで
ねられるかしらねええええ」
この語尾の引っ張った感じ。
このときから、アイラは、くまをつれていく、
つれていかないで、悩むことになる。
揺れ動く気持ちが、場所を移動していくアイラと内面の描写で描かれていく。
両親は、連れて行けばよいというし、
レジーはくまを見ても赤ちゃんみたいだと笑ったりはしないというが、
姉だけは、笑うよという。
それが引き金となり、アイラはくまちゃんを連れて行かないことに決めたのだが・・・。
レジーは、「おもしろいことばかかり しようね」という。
でも、アイラは気になってしょうがない。
勇気を出して「あのね くまのぬいぐるみ どうしよう」と聞くのだが、
レジーは聞こえなかったみたいに反応してくれない。
一度ならず二度までも。
やっぱりつれていこうと思うのだが・・・。
またしても姉の一言がアイラを怒らせ、くまはつれていかないことに。
ここまで二転三転。
そして、いよいよおとまりだ。
本書の絵は、色版画に上から特徴のある模様を描きこんでいるような、特徴的な絵である。
草花や家具の模様、服の模様、木々の色などが鮮やかに見える。
アイラとレジーが泊まったお部屋で遊ぶシーンは、絵も遊び心いっぱいである。
そんな鮮やかな絵だからこそ、二人が眠るときになり、
怖い話をはじめてしまったときの
薄墨色に染まった部屋は一段と暗いのだ。
さて、結末やいかに?
おとまりやくまちゃんのぬいぐるみという事情は、米国的かもしれない。
子どもなりの揺れ動く気持ちの描写が興味深かった1冊。
紙の本
くまちゃん
2016/12/22 18:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:coco - この投稿者のレビュー一覧を見る
お隣のレジーの家にお泊りに行くことになったアイラ。
自分の家以外で眠るのは初めてで、最大の悩み事が発生!
いつも一緒に眠っている、くまのぬいぐるみを持って行くかどうか。
アイラはくまのぬいぐるみに「タータ」という名前もつけて、かわいがっている。
持って行ったら、レジーにあかちゃんみたいだって笑われるとお姉ちゃんは言う。
悩むアイラが出した結論とは。
少年たちはいつ「くまちゃん」から卒業するんだろう?
紙の本
どきどきわくわく
2016/10/26 20:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めてのお泊まりという一大事に主人公の子がドキドキワクワク色々考えるところがすごく可愛いです。ちょうど羞恥心が出てくる微妙なお年頃にすごく共感ができます。