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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2009.7
- 出版社: メディアファクトリー
- サイズ:19cm/157p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8401-2857-5
紙の本
お祓い日和 その作法と実践 (幽ブックス)
著者 加門 七海 (著)
塩、香、鏡、石といった12のお祓いアイテムの理念と実践方法を伝授。1年の行事の意味が分かる「お祓い暦」、厄祓いの真の秘訣を教える「厄年生活」なども収録。『ダ・ヴィンチ』連...
お祓い日和 その作法と実践 (幽ブックス)
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商品説明
塩、香、鏡、石といった12のお祓いアイテムの理念と実践方法を伝授。1年の行事の意味が分かる「お祓い暦」、厄祓いの真の秘訣を教える「厄年生活」なども収録。『ダ・ヴィンチ』連載を中心に加筆修正して書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
加門 七海
- 略歴
- 〈加門七海〉東京都生まれ。多摩美術大学大学院修了。「人丸調伏令」で作家デビュー。オカルト、風水、民俗学に造詣が深く、小説、エッセイなど様々に活躍。著書に「怪談徒然草」「祝山」など。
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紙の本
日本人のたしなみ
2009/08/12 20:18
10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:迷跡 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホラー作家加門七海さんが書いたお祓いのノウハウ。お祓いにまつわる怪談実話の百や二百はもっていそうな著者ですが、禁欲的なまでにホラーッ気がありません。淡々と、格調高い筆致で綴られるお祓いの作法を読んでいると、これは日本人として当然身に着けておくべきたしなみであったと思えて
きます。
この手の本の難しいところは、お祓いって本当に効くの? とか、お祓いを信じてるの? という視点でつっこんでくる読者でしょうか。
この本も、読み方によっては、気分の問題じゃん! とか、人生にメリハリがつくって! ととれなくもない部分もあります。たとえば、厄年に何か不運な出来事があった場合、厄払いをしていなかったときは、やっておけばよかったとクヨクヨするかもしれないけれど、厄払いをしていたときは、だからこれぐらいで済んで良かったと前向きになれるとか。
ただ、著者の言いたいことはちょっと違うような気がします。信じる、信じないという次元の問題ではない。伝統としてそのまま受け止めて、楽しんじゃえ! といった感じでしょうか。お祓いの周辺には、豊かで奥ゆかしい文化が息づいているようです。
なお、私には、中ほどのカラー頁のお祓いグッズの写真が目の毒でした。例えば、値段が付記されているものだと、最安が「日本海ミネラル塩」(清川屋)200円/60g、最高が「掛け香」(銀座香十)63,000円。総て欲しくなりました。